うりずんの頃/永井龍雲/坂本冬美/まさが歌っています
うりずんは、冬が終わって大気や大地に潤いが増し、
だんだん暖かくなる時期の気候のことを言います。
語源は 「 潤い初め 」 だそうです。
春のことですが、本土の春とは違った南国ならではの季節感があります。
沖縄でも冬は北風が強く、寒いです。
うりずんの頃になると草木の緑が濃くなり麦の穂が出て稲が育つ、そんな季節です。
3月4月がうりずんの頃になるのでしょう。
その頃になると、あちこちの浜で
潮干狩りを楽しむ人たちをよく見かけます。
「 うりずんの頃 」
恋い破れ 夢破れ
今宵もまた涙
目を閉じて 思い出す
赤花 青い空
島の 無垢鳥に
大和の水苦く
帰りたい 故郷は今
うりずんの頃
母恋し 筆便り
潮の香 仄薫る
小包 ( つつみ ) 開け 懐かしい
手作り 油菓子
南風 ( はえ ) よ 涼やかに
小さき老人 ( おい ) の背に
帰りたい 故郷は今
うりずんの頃
若夏の 初々し
緑葉 胸を打つ
辛くても 生きて行く
宝のこの命
響け 美海 ( ちゅらうみ ) に
三線 大らかに
帰りたい 故郷は今
うりずんの頃