パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

舟を編む〜私、辞書つくります

2024年03月16日 | 本・マンガ・テレビ・映画
3月16日(土)晴れ

あんなにアンチ的な立ち位置だったくせに、あんなに「もし意に染まなかったら糾弾してやる」的戦闘態勢だったくせに、いまやすっかりどっぷりはまってしまったNHKのドラマ「舟を編む〜私、辞書つくります」
ぢつは、1話の一番最後ですでに涙したのだ、それも、それほど好きじゃないと言い放っていた池田エライザ嬢の言葉で。
でも、まだダメよ!安心しては。
「原作至上主義」のワタクシですからねっと鼻息荒く2話へ突入。
「恋愛」の語釈からの、すんなりと今、黎明期で啓蒙期LGBTQ挿入。
左利きのエライザ嬢起用って事までもが作戦なのかっっっ。と興奮しながら3話へ。
「水木しげる氏」の語釈をめぐる中に、元辞書編集部員西岡役で向井理氏の登場にて無事解決!って、いやいやいやいや、リアル水木しげるじゃん!いや、リアルじゃないが・・・
ゲゲゲと言えば向井理と松下奈緒と刷り込まれている朝ドラファンn。
なんなんこのキャスティングの妙。
と、興奮して4話へ。
今回は辞書内の挿絵について。
「こだわる」
あゝなんと日本語とは難しくて面白いものか。
初回の「○○なんか」にもひどく同意したのだが、今回の「こだわる」もまた、わかっていたような気になっていただけでわかっていなかった気もして、言葉には敏感な気になっていたのに、わかっていなかったのだと思いしらされるという、なんとも忙しい心の揺れよ。
余談だが、昨日の「不適切にもほどがある」で「○○させていただいて」の使い方も笑った。
主人公小川一郎の時代には無かったよね〜させていただくなんて変な使い方。
でも意外とさらっと流したのもまた小川一郎らしく、これからはワタクシもいちいち目くじら立てるのやめようと思った。
と、話を戻して戻して・・・
こだわらないことにこだわる
この禅問答のような言葉も重くて面白かったし、本当にこのドラマを見始めてよかったと、柔軟性のあった自分を褒めたい。

今日の一枚は・・・
我が家の畑のキャベツ。
昨年は虫に喰われ、巻く所までもいかなかったのに、今年はこの巻きっぷり。
言葉を編む仕事だけじゃなく、何でも仕事というのは編み続けることによって成果が見られるのね・・・と、夫を褒めたい。
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (chanmiya)
2024-03-17 22:38:57
nさんへ

【舟を編む】nさんの考察が、的確過ぎて…嬉しく思いました。
原作知らない私としては…ドキマギしておりましたので…。

私も再放送で、1話では涙が溢れ、2話では、やはり…LGBTQの内容に、我が家ならではの別の視点で頷き…3話から観たのですが、辞書は入り口~に感動し…、4話の拘りに関しては…自閉症スペクトラムならではの【拘り】に30年近く笑いにして(苦しんで)おりますゆえ、もう、【舟を編む】の世界観に、辞書たるものの本当の姿に、もっと、大切にしたら良かったと、学生時代の私を叱って欲しいものです。
辞書の横に○○ぽんとあだ名を落書きした日々を…反省しきりです。

あ、【不適切にもほどがある】のさせていただきますには、声を上げて笑いました!
『最後はさせていただきますだろ?』との小川一郎の言葉に、本当!そこは『させていただきます!』だ!辞書を引け!と叫びそうでした。

何だか…離れていても、ご一緒に観賞(鑑賞)⇐どちらかしら?
している気になってます。

この先も…楽しみたいと思います。

よろしくお願いいたします。
chanmiyaちゃんへ (n)
2024-03-18 14:18:06
みました?
5話も良かったですよねえ。
「疑う」
確かに、ワタクシのライフワークとしての活動音訳も、校正というある意味「疑ってかかる」作業があって、構成される側は時に不快感を覚えてしまうのですが、静かに反省いたしました。

鑑賞
観賞
深く考えずに使ってますなあ。調べてもその時は覚えてても忘れるのよねえ〜言葉の使い方って難しい。
でも面白い。
「舟を編む」にせよ「不適切にも〜」せよ、セリフがいいですよねえ。言葉を大事にするドラマが好きなんだワタクシと自覚いたしました。
また来週語りましょう!!!
Unknown (chanmiya)
2024-03-19 21:20:01
nさんへ

観ました!観ました!
そして…nさんのお仕事もなのですねぇ。
『疑う』
私もニキビの治らない頃の金融機関で、入社当初から全てを疑って(問題意識)を持って仕事をしろ!なーんて、言われてました。
現金その場かぎり!の鉄則も叩き込まれてました。

更に…今回の回は、あの親子の姿が…私には過去の姿と重なってしまい😢ました。
TVの中の彼は何の障害もないけれど…謝ってその場から離れる行動は何度か数知れずでしたので懐かしい気持ちになりました。
あの平成初期の時代に、吉田羊さんの様な理解者が周りにいたら、少しは違っていたのかなぁ~なーんてことを思いながら…
でもでも、令和になって、nさんの様な心つおーい理解者さんもいらっしゃるし…と、
遠い遠い東京の空の下、不適切と、舟を編むのTV観賞(今回こっちにしてみました)を、共有してるような気持ちになりながら、過去のnさんのお言葉にも思いを馳せるのでした。
これからも、よろしくお願いいたします。

さて…今回のblog写真は、とても美味しそうな素敵なキャベツ…素晴らしいですね。
いつも、ほっこりな気持ちになります。
ご主人様が丹精に育てられたお野菜にブラボー!です。

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