パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

運動会

2019年09月30日 | おでかけ
9月30日(月)晴れ

今朝の朝日新聞の4コマ漫画ののちゃんは運動会ネタ。
「適当」が座右の銘の藤原先生と、体育のタブチ先生が、クラス対抗リレー選手の選出方法を話し合っている。
全員を一緒に走らせて選ぶ一発選考案を提案するタブチ先生に「コーナーやバトン渡し、それぞれ得意な子がいる」という藤原先生。
タブチ先生が「文句の出ないことが重要です」
すると藤原先生「私が適当に決めます、文句ある?」子供達「ありませ〜ん」
タブチ先生「そういうことではありません!」

土曜日に、姪っ子たちの小学校の運動会に行った。
久しぶりの「小学校の運動会」だ。
8時半から開会式だったので、8時15分ごろには正門前に到着。
すでに開場を待つ列ができている。
なんかわからんが並ぶ。が、許可証がないと入れないらしく列から外れる。なんか悔しい。
汗だくで娘も到着。
義弟Bに電話してしばらくしてからやっと義妹が来て許可証配布。
義弟Bはまだ来ない。
ったく!!!応援する気概が足りんっ!(・・・うるさいばあちゃんだ)

せまい!校庭が狭い。
昔、都会から転勤してきた男の子が「オレ、子供の頃、陸上のタイム、めっちゃ良かったんですよ。
今思えば、距離が全然足りてないと思うんすよね〜校庭を斜めに、端から端まで一直線に走るんですけどあれ絶対100mなかったなあ。」
当時はピンとこなかったけど、こういうことか。
低学年は、校庭を斜めにまっすぐかけっこ。
中学年からは一周だが、コーナーがきついというか、直線が短いというか。
おまけに人工芝!!!(いちいち驚く)

開会式が始まり、娘がクスッと笑う。
「入場行進、ただ直進するだけなんだ!」
準備体操が、ラジオ体操じゃなくて、ウォーターボーイズのテーマ曲?に合わせて静かに屈伸とかアキレス腱を伸ばしたりしてる。
そして、応援合戦。
ここで、紅組の団長が素晴らしくカッコよくて、ワタクシ達母娘の心を鷲掴み。
まさにヒーローとは彼のことかっ!という涼やかなかっこよさ。

競技が始まる。
短距離走。
おそらく事前にタイムを計測して、同じようなタイムの子達での競争だろうとは思っていたが、さらにはそれが男女混合というのに驚いた。
ここまで男女平等論はきているのか。
4人で走るのだが(時には編成上3人で走ってたりもする)、男子一人女子三人という組もあり、ここで一位を取れたとして嬉しいのだろうかその男子は!?と思ってしまうワタクシはまだまだである。
娘と、しばし、どういう編成が、どの親からも文句が出ないだろうかと考える。
つか、そもそも運動会ってのは競争するものではないのか、一位がいてビリがいるものではないのか。
あの子は、お勉強はできるけど運動は今ひとつね、とかその逆もあったり、はたまた頭もいいし足も速いしかっこいいね〜そういう子もいて、それがそのまま社会ではないのか。
体力イコール体格とは限らないけど、身長順に走ってた頃の者としてはタイム順で走るという事になかなか馴染めない。
色々な案を考え出すも、どれもどこかに不平等感があって、親からクレームくるね〜
結局、この同タイムの子達が、一発勝負というか、コンマ何秒の違いで競り合いながら、あまり差のつかない感じでゴールするというのが無難といえば無難だね。
世界陸上みたいな感じよね、ほとんど同じようなタイムの人達が戦うという点では。
という結論に最後は至る。

やたらダンス競技が多いことに驚き、さらにはその音楽がアレキサンドロスのワタリドリだったりすると、もうなんていうかねえ〜おばちゃん踊っちゃうっっ(・・・ウソです)

そしてその後の騎馬戦でまたも「え?」となる。
騎馬戦っていうと、紅組白組一列になった騎馬隊が一斉にわーーーーーーっと駆け寄って帽子を取り合うとばかり思ってたら・・・
なんと一騎打ちなんですよっっっ!めっちゃ静かな戦い。
え?もうこれは常識?

かと思うと・・・4人くらいで棒を横に持って走る競技があって、そっちの方が危なくない?と思うのだが、いや、二人三脚とかで足を縛る方が危険度が高いってことでの、棒なのか?
組体操も、もちろんピラミッドは三段という低さ。
とにかく、怪我のないように!という意識の高さをひしひしと感じた。

いいえ!決してワタクシ、そういうのを非難してませんよ。
娘が、走るのだけは得意で、運動会にかけてましたからね、あの時代でよかったね〜という気持ちはあるけど。
確かに足が遅かったり、体格が良くてピラミッドの最下段だったりしたら重くて重くて嫌だったという思い出しか残ってない子もいるだろう。
その点では、それほど嫌な思いをする機会は無いかな。
あと、対戦して、引き分けたらそれで終わりというのも、「イマドキ」だなあと思った。
決着、つけないのね。
引き分け〜両方バンザイ!で終わり。

と、自分たちの頃、娘達の頃、そして今、そして都会の運動会ということ等、色々な意味で面白い1日でありました。
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ドクターズチョイス

2019年09月29日 | 当選品&モニター&おタメし
9月29日(日)晴れ

今回はこちらのモニターです。
ドクターズチョイス。これ、痛み止めクリームなのです。

ドクターズチョイス運営事務局ファンサイト参加中

ドクターズチョイス PF11

クリームを、肩とか首とかの痛いところに2〜3分、マッサージしながら塗り込みます。
夫の首から肩に塗り込んでみましょう。



11種類の有効成分配合です。
グルコサミン塩酸塩 MSM ビタミンB6 ペパーミントオイル フランキンセンスオイル アルニカモンタナエキス セチルミリストレート ひまわり種子オイル ティーツリーオイル リコリス コリン
メントールの匂いがかすかにします。
気になるような刺激臭でもなく、ちょっと懐かしい感じすらしました。
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映画『ブルックリン』を新宿で観る

2019年09月26日 | 本・マンガ・テレビ・映画
9月26日(木)晴れ


娘に誘われ、昨夜は『新宿パークシネマフェスティバル』へ。
24日から28日までの開催で、昨夜は「ブルックリン」
新宿の高層ビル群の中の新宿中央公園にスクリーンがしつらわれ、リクライニングシートやテーブル席が並べられている。
おしゃれな空間だ。
ワタクシの野外シネマのイメージは、巨大なスクリーンを芝生の上に座って観る、なんなら寝そべっても可!みたいな。
このイメージも嫌いではない。だから娘から誘われた時に一も二もなく「行きます!」と返事したのだから。
でも、このパークシネマは、ワタクシのイメージの巨大スクリーンよりはこじんまりしてるし、雑多な感じが一切ない。
リクライニングシート見た時はめっちゃテンション上がった。
が・・・もう既に空席無し。
娘は、テーブル席にしようと言うが、「映画は前で観る派」の母は譲らず普通の椅子(←とはいえ藤椅子っぽいやつ)を借りて前の方で鑑賞。
キッチンカーが数台出てて、ポテトやピザ、クラフトビールにドーナツなどを買う。
が、テーブル席でないので食べずらい。
が、ポテトもピザもドーナツも想像以上に美味い!
さすがキッチンカーだ!屋台とはちょっと違う。
いや、屋台の味も嫌いではないが、今回は、何もかもがオシャレで「これぞTOKYO!」と思ったのだった。
いや、これを田舎でやるとダサくなるから、田舎は田舎で、芝生に寝っ転がって、屋台のたこ焼きやらヤキソバなんぞつまみながら缶ビール呑んでのスタイルでいきましょう。
(誰に言ってるのだ???)

そんでもってこの「ブルックリン」っていう映画、優しくて、少し切なくて、秋の始まる今の季節に外で観るには最高だった。
いや、これ、夏観てもいいか。青い水着が可愛かったし。
アイルランドからアメリカへ出てきたエイリッシュは、ホームシックで泣き暮らしていたが、夜間大学に通ったり、トニーと知り合ったりして、次第に都会の生活に慣れていく。
しかし、途中悲しいことがあったりもして・・・
これは、海外とまではいかなくても、田舎から上京してきて、辛かったり楽しかったり恋愛したりと頑張った女子が見たら「これは、あたし?」って思うかもしれない。
人生にはタイミングってものもある。
田舎では何一つうまくいかなかった。
仕事も恋愛も何もかも。
なのに、久しぶりに田舎に帰ると、なぜか故郷が自分に優しい。
うまくいかなかったことが、今は何もかもうまくいく。
それはタイミングもあり、エイリッシュが都会で自分を磨き上げたことによる成果ということもあり、でもやっぱり・・・
都会に生きる道を選ぶか、田舎に帰る道を選ぶか。

ワタクシは、田舎に帰ります(・・・・・)
そして、常に等身大の物差しでしか鑑賞できないワタクシは、「そうね〜あたしは上京する田舎娘に優しくするおばちゃんになりたい。なろう!」と思いました。

それと、東京の新宿の高層ビル群の中の公園で、夜空の下、娘と観た映画は、たくさんの東京の思い出の中でも光る思い出の一つになりました。
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最近見たテレビの話

2019年09月24日 | 本・マンガ・テレビ・映画
9月24日(火)晴れ

休日の朝、何気に見てたNHKでABUロボコン(アジア太平洋ロボットコンテスト)
ををっ!久しぶりに見るなあ〜ロボコン
日本代表は京都大学。
ん?京大ってロボコンに出てた?
ワタクシの記憶が正しければ東大VSその他の大学って構図で、この番組で豊橋技術科学大学を知った気がする。
ここの大学、すごくいいロボット作るの。
そんでもって東大って、ただでさえヒール役なのに(個人の意見です)、ワタクシが見た時のロボットは、相手チームの動きを阻止するロボットで、「ぬお〜〜〜ぅっっ、卑怯者めっ!正々堂々と闘えっっ」と罵ったくらいだ。
そんなバトルの中に京大はいなかった気がする・・・と思っていたらその通りで、15年ぶりの出場で、初優勝だった。
で、モンゴルで大会が開かれたのだが、やっぱおもしろい!
中国のマシンのかっこよさに度肝を抜かれる。
他の大学のが金属むき出しの中、真っ黒で、なんともカッコ良い。
あ、もう一校、シルバーじゃないところがあった。
フィジーは国を代表する柄を貼り付けてたが、いやいや君達はそんなことよりもっと技術を磨け!と言いたい。
4足歩行といえど、だいたいのところがキャタピラーのような形状なのに対して、中国チームのは俊敏な犬のよう。
動きもカッコいい。
方向転換ができないのでわざとリトライを宣言して人の手で方向転換させる国には笑った。
しかし、中国圧勝!とはならないのがロボコンの面白いところ。
ちょっとのミスや、フロアのコンディションなどでロボットが動かなくなったりするのだ。
中国が香港に敗れ、そのまま香港は勢いに乗って優勝した。
いやぁ〜わからないものだ。
おもしろかったが、やはりワタクシの中で真の優勝は中国だと思うよ。

V6の「学校へ行こう」は昔、大好きな番組だった。
娘と毎週楽しみにしていた。
昨日の特番も、夫に嫌がられながらも観る。
ジャニーズのことは全部ひっくるめてそれほど好きではない。
強いていえばV6の坂本君の立ち位置が好きかなあくらいの意識でいるが、昨日岡田君の熱血指導ぶりにちょっと痺れた。
すぐ忘れるのでここに書いておきます。
もし、またワタクシが「そうね〜強いていえば坂本君かしらね〜」なんて言ってるのを聞いた方は「岡田君が良いって言ってたよ!」と言ってください。

これは一瞬見ただけなんだけど(ワタクシと夫のテレビの好みは正反対で、でもテレビは一台しかないので折り合いをつけつつという鑑賞法になる)
アメトークのキャンプ大好き芸人の巻。
おそらくそれまでにガチのキャンプ好きがキャンプ愛を滔々と語った後だと思うのだが、
バカリズムのキャンプ(グランピング派っていうんですか?)への向き合い方が大好きだった。
この人とならキャンプに行ってもいい。
一番同意した点・・・
「コテージに温泉のついたところをチョイス。もちろん大自然の中だが窓は開けません、虫が入ってくるから。」
バカリズム氏がいつものあの表情でひょうひょうと語る。ワタクシ大爆笑。
都会の方はご存知ないかもしれませんが、田舎=大自然=虫との闘いですからね。
それも、東京で見かけるような軟弱な蚊や蜘蛛や毛虫じゃありませんからね。
手のひらくらいの蜘蛛、カブトムシと見まごうばかりのゴキブリ、なんかわからんが刺されると血が滴る虫、え?もういいですか?気持ち悪いですか?
夏の軽井沢のコテージにお友達と行った娘らの話が爆笑ものでした。
虫との闘い。
暑さとの闘い。
自然を守る人たちとの闘い。
田舎で快適に暮らすにはとてもお金がかかるとワタクシは思うのである。

女子バレーを見たり、ラグビーを見たり、あら!いつの間にかプロ野球はもうそんな時期なのね!
「なつぞら 」も今週最終週である。
今年も9か月が過ぎようとしている。

今日の一枚は、先日行った居酒屋で締めに食べたお蕎麦。
ふのりの入ったなめらかなへぎそば、美味でした。
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最高の人生の見つけ方

2019年09月20日 | 本・マンガ・テレビ・映画
9月20日(金)晴れ

昨日は「最高の人生の見つけ方」の試写会へ。
これは2008年に公開されたハリウッド映画のリメイク。
ジャックニコルソンとモーガンフリーマン共演のこの映画、絶対いいよな〜観たいなあと思っていながら見ずにここまできて、
リメイク版を先に見てしまうという・・・
これは少し不本意であった。

それは置いといて・・・
感情がジェットコースターのように上下左右する展開であった。
ざっくりとあらすじを言いますに、一代で成り上がった女社長マコ(天海祐希)と平凡な主婦幸枝(吉永小百合)は、
ひょんなことから同じ病院の同室になる。
二人とも末期の癌である。
たまたま手にした12歳の少女の「死ぬまでにやりたい事リスト」
これを二人でやろうということになり、スカイダイビングしたり、ももクロのライブ行ったり、ピラミッド見に行ったり、ウエディングドレス着たり・・・
旅をしながらお互いに色々な事に気付いたりしていく。

で、ワタクシ、相変わらずの斜めからしか物事を見られない人間ですから、
「やっぱ、お金がないとできない事よね〜まあお金があってもスカイダイビングはしないけどさ」とか、
幸枝さんの「私の人生をバカにしないでくださいっ!」と激昂するシーンでは、え?え?え?今さら、そんなこと言うくらいの間柄の人と、よくぞ一緒に旅行できるよね、つか、貸切ジェット機とか全てマコさんもちだよね。
お金が全てじゃないけどさぁ〜やっぱりお金がないとできないことってのは山ほどあって、それを「やりたいんですっ!」ってマコさんに言うってのはちょっとね〜
死ぬ気になったらなんでもできるって事?
恥も外聞も捨てるって事?
と思いながらも、二人がゲラゲラ笑うシーンがたくさんあるのは救われる気持ちになる。
病気になると、笑えないんだよね〜
笑え笑え、笑って免疫力を上げて!とか言うけど、基本的に病気中って心の底からなんて笑えなかった。
だから、二人が笑うシーンには、「そうか!これくらいぶっ飛んだことしないと心の底からなんて笑えないもんね〜」とも思う。
そうなると、ももクロのライブで弾けてるのをみると、あたしも誰かのライブで弾けたいものだと思ったりする。

かと思うと・・・
マコさんは幼い頃に母を亡くし、父は借金を踏み倒して家出。
ずっと父を恨んで生きてきた。借金取りが叩くドアの音の恐怖、さぞかし辛かっただろう。
今、その父はボケて介護施設にいる。
幸枝さんはそこへマコさんを連れていく。
これって、余計なお世話じゃないかなあ〜
死ぬ前に、父を許してから死にたい?
まあ、マコさんがいいならいいけどさ。

映画が始まって最初のシーンでは、吉永小百合さんの、板についた疲れた主婦ぶりが素晴らしく、
「永遠のおとめ小百合ちゃんも、年をとったらしっかりおばさんよね〜
同世代の女優さんたちが、可愛いおばあちゃんになっていく中で、彼女は今後どういう方向へ向かうのかしらね〜」
なんて思ってました。自分が彼女よりちょびっと若いというだけの上から目線。
しかし、京都旅行の時、彼女たち着物を着て散策するのだが、あの青い着物を着こなす吉永小百合の美しさ。
あたしが着たらちんちくりんの変ポコリンになりそうな難しそうな綺麗な青い着物をなんとまあ綺麗に着こなしている事よ。
さらには彼女、ウェデイングドレスまで着るという暴挙?快挙?
当然美しい。
天海祐希さんは、カツラを取っ替え引っ替え、そのどれもがお似合い
ワタクシにとってこの映画は、女優の底力を堪能させてくれる映画であった。

そうそう!この映画の主題歌、竹内まりやさんの歌なんだけど、
エンディングに流れてきた時、まあ、それなりに心がゆらゆら色々な方向に揺れていたんだけど、一気に覚めた。
まあ、もともと竹内まりやさんの声が好きでないというせいもあるが、それを差し引いても、あまりに映画と合ってなくて驚いた。
安っぽい二時間ドラマと化した。
その主題歌が流れている間の映像も、あまりにファンタジー過ぎるし、もっというならお笑い担当なのかムロツヨシ氏のやりすぎ感も鼻についた。
つまらん→いや、結構面白いかも→余計なお世話じゃ!→ちょっとジンとくるわ→つまらん→綺麗ね〜・・・中略→よかったよかった!と、感情のジェットコースターがいい感じで着地したのに、
最後のエンドロールで台無しっていう珍しいパターンであった。
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心の物差し

2019年09月19日 | 本・マンガ・テレビ・映画
9月19日(木)晴れ
     
まだ話し足りないので、穂村氏のエッセイの話の続き。

ずっと心の中にあって、でもそれをうまく言葉にできないことがある。
それを代わりに上手に言い表してくれた文に巡り会うと「そうそう!そうなのよっ!」と大興奮する。
その「そうそう!」が、穂村氏のエッセイにはたくさんあるから、ワタクシが彼と同じ成分でできているなんて思うのだ。

今回一番「そうそう!それそれ!」と思ったのが『心の物差し』というタイトルのエッセイ。
話は、その一つ前のエッセイから始まっている。
穂村氏は、トーク&サイン会の時に、ババロアの話をした。
サイン会になり、一人のファンから「ところでババロアって緑のやつですか?」と聞かれ、いや、それはゼリーだろと思う。
その後のファンからは「ババロアってパンナコッタみたいなものでしたっけ?」
穂村氏は「若者はババロアを知らないんだ!」と愕然とする。
世代差を甘く見ていた自分を反省する。
ついこの前、「ジュリーはキムタクみたいなもんですか?」と聞かれて言葉に詰まったばかりだったのに、と。

で、そこからの回想が始まる。
自分が若い頃、会社の上司から「若い子がスピッツスピッツって騒ぐから聴いてみたらチューリップみたいなものだ。」と言われ、
なんでわざわざチューリップに置き換えるんだよっっ!と心の中で反発した。
時が流れ自分がおぢさんになり、ある日、チャットモンチーをみて「ああ、僕らの頃でいう少年ナイフみたいなものか」
そしてハッとする。
昔、上司が言ってたことはスピッツやチューリップの音楽性ではなく「僕らの頃」って部分にこだわっていたのだ。
「今」についていけなくなり「僕らの頃のもの」に置き換えてからやっと受け入れる。

ここまででも、もうワタクシ十分に大満足で「そうだったのかっ!」と膝を打ったのだが、まだ彼は続ける。

外国でテレビを見ているうちに、
「この女性は黒柳徹子的なポジションだな」とか「この人は所ジョージで、こっちが和田アキ子か!」と、画面内の外国人を日本人に脳内変換していった。
これは「僕らの頃」の変形バージョン「僕らの国でいうと」現象だ。
めっちゃわかりますっっっ。
ワタクシの場合は彼ほど高尚ではなく、単に顔認証の力が弱いというところからきている。
先日見た「お料理帖」でも、クズ息子をずうとるびの新井康弘氏に置き換え、
今見ている「知ってるワイフ」のチソン氏は、中居正広氏と市原隼人氏に置き換え、
「僕たちのラストステージ」には、矢部太郎氏や川平慈英氏を勝手に登場させている。

今、ちょっと検索したチソン氏の妻(イ・ボヨン氏)の画像見て「石田ひかりをチョー美人にした感じね。あと、松岡茉優もちょっ入ってるかな。」と思いました・・・
自分の知ってるものに置き換えることによって測り直して、落ち着く。

この「心の物差し」というエッセイの締めくくりは、天才放浪画家山下清氏が、何か捉えがたいモノやコトに出会うと
「それは兵隊さんの位でいうとどれくらい?」と必ず聞いたらしい。
なんか切なくなった・・・

気を取り直して今日の一枚は・・・
今、何度目かの韓国ブームがきているワタクシ。
フルーツマッコリもお取り寄せして、似非韓国料理のツマミで呑みました。
バナナマッコリに負けず劣らずマスカットマッコリが美味しい!!!
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野良猫を尊敬した日 穂村弘著

2019年09月18日 | 本・マンガ・テレビ・映画
9月18日(水)雨

ボランティア活動の一環である朗読会は、佐野洋子著「ヨーコさんの言葉」から抜粋したエッセイに決めた。
ワタクシなりに、構成を考え、少々重い(暗い)テーマになってしまったが、「完璧!」と思っていた。
が、練習というか、会でのリハーサルでご披露すると・・・
毎回厳しいFさんから「年齢がご高齢のかたが多いから、テーマが少し重いわね〜」と渋い顔をされる。
う〜む・・・帰宅して夫に文句言いながら聞いてもらうと夫も「ガンの話が二つってきついかも」
たまたま来ていた娘も「これ、絵があるから救われるけど、朗読として聞くとね〜」
しょうがないので7つのうち2つを削る。
ガンとか死とか確かに重いけど、佐野洋子さん独特の感性で、さらりと、でも大事なことを言ってると思うんだけどなあ〜
と、少々不本意な感じになって一気にやる気ゼロになる(・・・おとなげない)
さっと読んでさっと帰ってこよ〜っと。

図書館に通い詰めたおかげで、最近また読書の秋である。
久々に穂村弘氏のエッセイを読んでは「やっぱりこの人とワタクシは、人間を構成している成分が同じだ!」
例えば・・・「肝のサイズ」というタイトルの話では・・・
穂村氏が子供の頃の家族旅行で、食堂車に行った時、彼は荷物を持って行こうよと言うが、ご両親は平気平気!と座席に荷物を残したまま食堂車へ。
彼は、心配で心配で食べ物の味がわからなかった。
この旅の思い出は食堂車のオムライスでも、車窓の富士山でもなく、座席に戻った時に荷物がちゃんとあってホッとしたってこと。
なんて切ないっ!
ワタクシもそういうところがある子供だった。
旅の話でいうと、いとこ達と列車で両親の実家に帰省したことがあった。
お調子者のおぢさんが停車中のホームに降りてジュースだか冷凍みかんだかを買うのだが、
発車ベルの音が鳴ってからギリギリ駆け込むということを、駅に止まるたびにやる。
小学生のワタクシは、いつかこの悪ふざけのせいで彼が乗り遅れるんじゃないかとハラハラしていた。
それと、駅ごとに窓側の席を交替するという決まりを従妹と作ったのだが、自分が窓側の時にばかり駅間の距離が短いような気持ちに襲われたりして、全く車窓を楽しめなかった。

こんな肝の小さいワタクシ達だ(穂村氏と同化している)
連れ合いは肝のでかい人を選ぶべきだ。
ワタクシの場合、夫は肝がでかいというわけではないが、ワタクシの肝の小ささを補えるだけの下準備をしてくれる気がする。
ワタクシが心配したりビビったりすることを、彼が論理立てて「・・・だから心配はいらないのだ」と言ってくれるので安心できるというのは非常に助かる。

穂村氏の奥様って一体どんな方なのだろう、と思っていたら、今回のこのエッセイには時々妻の話が出てきて、すごく納得する。
紛れもなく肝のでかい人だと思う。
なぜそう思ったか。
「お菓子の話」というタイトルのエッセイでは、その名の通りお菓子の思い出話を夫婦でしているのだが・・・
妻が思い出したように言うには・・・
お店でお母さんが買い物してて、レジの前で待ってた彼女はそこにあったサイコロキャラメルの大きさに驚く。
そして、それをそこで勝手に食べてお店の人に怒られたという思い出。
物心ついた頃から小心者のワタクシには信じられない。そんなことするなんて。
それはお店の人に怒られて当たり前のことだし、ずっとそれを覚えているということは、怒られたことも含めての彼女の衝撃だったのだろう。
まあ、親の育て方の影響大ということもあるけど、でも、ワタクシは、きっと教わらなくてもそういうことはしないできない。
生まれ持った性格が、そんな危険なことはさせない。
そして、そういうことをしちゃう肝の据わった子供は、大きくなって「あのお店で怒られた時に食べたサイコロキャラメルは格別に美味しかったな〜」というような思い出しかたをするのだろう。

別の章で、穂村氏がデートした女の子から「どうしたの?鼠の顔して。」と言われた話もある。
彼は、こういう女の子がタイプなのね。
きっとこの女の子も肝がでかい。
なぜなら肝の小さい女は、たとえ彼の顔が鼠に見えるほどオドオドしてると気づいても気づかないふりをする。
そして心のメモに「穂村くん、マイナス5点」と書く。自分こそ蝙蝠のような顔をして。
ワタクシは肝の据わった人にものすごく憧れる。
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傘杖ぴたっシュ

2019年09月17日 | 当選品&モニター&おタメし
9月17日(火)晴れ
本日はこちらのご紹介です。

傘杖ぴたっシュ

株式会社清和産業ファンサイト参加中

傘とか杖をテーブルとか台につけられるというものです。
名前シールもついてて、内側に名前を書いたシールを貼ってます、でも外側からは見えないの!
似たようなビニール傘につけるとそれだけで目印になる。
種類も豊富で、カラーバリエーションも、デザインも色々。
反射バージョンという、反射素材を使ったものもあります。
夜道でも安心!
最近認知度が上がってきたヘルプマークバージョンもあります。
というのも、そもそもがこの傘杖ぴたっシュ、視覚障害者の方の白杖置き場に困っているという声から生まれたのです。
軽いし、邪魔にならないし、安い(600円)

ワタクシは、あえて折り畳み傘につけておきたい!
というのも、使った(濡れた)折り畳み傘って、傘立てにも寸足らずで置きにくいし悩みのタネでした。
でも、これがあれば、レストランでも袋に入れてテーブルの横にでも置いておける。

しばらくこれで使ってみて、使い勝手が良かったら、対面朗読でお会いする視覚障害をお持ちのFさんにプレゼントしようと思います。
彼女、何色が似合うかしら。
アニマル柄なんてのもあるの。
やっぱり反射バージョンがいいかしらねえ。
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韓国を堪能する

2019年09月11日 | 本・マンガ・テレビ・映画
9月11日(水)曇り

月曜日は、韓国映画「お料理帖」の試写会へ、ブログ仲間で韓国通のるいさんと一緒に行く。
場所は四谷の韓国文化院 ハンマダンホール。

  女手ひとつ、三十年も続く惣菜店と二人の子供を懸命に守ってきた母・エラン。
  しかし息子のギュヒョンは万年非常勤講師で生活能力もなく妻に頼りきり。
  孫の世話まで見なければならないことも多く、亡くなった自分勝手な旦那の影を息子に見ては
  つい小言ばかり言ってしまう毎日。
  それでも、家族のためなら昼夜を問わず料理を作る。
  そんな平凡な日々をいつものように送っていたエランだが、予想もしなかった認知症の症状が現れはじめ、
  子供たちの荷物にだけはなりたくないと薄れていく記憶の端を掴もうとする…。
  ギュヒョンはついに母を介護施設に預けることに決め、家の片付けをしていると、ある一冊のノートが。
  そこには息子や孫に宛てた自家製レシピと、家族への想いが切々と綴られているのだった…。
                     公式HPより

予告を見たら、あらすじはだいたい予想できるし、今まさに年齢的にも親の介護問題に突入する時期なので、
もう号泣する自分が想像できた。
が、意外とあっさりとした描き方。
いや、切ないのは切ないのだが、これが国民性の違いなのか?
これが日本だったらもう少し「お涙ちょうだい」になると思う。
観終わった後、るいさんが「息子のクズっぷりがすごくて泣けませんでしたね〜」
しかし、リアルでクズの息子(←我が兄)を知っているもので「現実はあんなものよ」と力なくつぶやく。
結局のところ、ついつい自分ちと重ねて観てしまっているので、この母が息子を抱きしめて「宝はあなただ」ってなことをいうシーンでは、
これは韓国だからか?日本よりも露骨だなあ。あなたには息子もいるけど娘もいるでしょ?
家に寄り付かないとかなんとか罵倒するくせに、結局のところ息子が宝かいっ!
母親ってのは万国共通で「息子」が大事なのかっっっ!
あそこのシーンは「宝はあなたたちだ」というべきでしょ!
なんてことを思ってるから、泣けるわけがない。
この映画はクラウドファンディングで製作されたらしく、エンドロールでその協賛者たちの動画が流れる。
可愛い女の子とママが「オンマ〜ハルモニ〜大好き〜」とか言ってるのが次々と流れ、あたしゃそのシーンが一番感動したかも。
泣きそうになって、あ〜老母にもう少し優しくしようと反省した。
そんでもって、本日、安いブラウスを買いました。敬老の日のプレゼント用。
いつもはこんなことしません。うちには記念日にプレゼント交換するという習慣はないのだ。
でも「少しは喜ぶかなあ」なんて思って買ったってことは、この映画のおかげです。

映画終了後、20分ほどトークショーがあって試写会終了。
何食べる?
映画が始まる前にるいさんが、「この辺りだと、サムギョプサルのお店とか、蕎麦バーとか・・・」と色々と提案してくれており、蕎麦バーに興味津々だったのだが、韓国料理を次々と見た後はやはりサムギョプサルよね〜


この鉄板が欲しい。
合羽橋に売ってるだろうか、はたまた新大久保の方がいいだろうか。
映画の話、前日の台風の話、韓国の話などしながら美味しくいただく。


この、小皿で色々出てくるのもいいよね〜
日本の小鉢とはまた少し違う感じ。

バナナマッコリなるものを初めて呑んだ。
るいさん、いぶかしげに「ジュースのようなものですよ?」
あなた、ワタクシのこと、どう思ってる?呑んだくれおばちゃんには物足りないですよと言いたいの?
ぢつはワタクシ、バナナマッコリ、大変気に入りまして、近いうちに新大久保に買いに行こうと思いました。
ついでに言えば、最近新大久保ってもっと多国籍化してるから、先日ネパール料理屋で飲んだ「マンゴーラッシー」の素みたいなのも探したい。
これも甘くて濃くて美味しかったのだ。
きっと「素」があるはず。

「◯◯も頼みましょうか。」
韓国料理名が韓国語ですらすら出てくるるいさん、すごい。


サムギョプサル食べた後の鉄板で作る焼飯。
美味しい。
はっ!味噌チゲの写真、撮り忘れた〜

今、また韓国ブーム再来。
早速翌日図書館で『コウケンテツ氏』の料理本も借りてきた。
久しぶりに「ダシダ」と「コチュジャン」も新しくしてみた(すっかり賞味期限切れてたもので)
試写会でいただいたレシピ集に載ってるのも作ってみたい。
カルグクスは、もちろん麺から作りますよぉ〜
最近手抜き料理が続いてたけど、ちょっと気持ちが盛り上がっております。
上手にできたら写真のっけます〜じゃあね〜アンニョン!
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お料理帖

2019年09月10日 | 本・マンガ・テレビ・映画
9月10日(火)晴れ

映画の話の前にちょっとだけ台風のおまけ話を・・・

ヒナの水死体だと思われたものは、夫によると室外機のホースに溜まっていたものだろうとのこと。
澱のようなものってこと?半信半疑の妻。
妻「で、どうした?」
夫「ベランダの排水溝に流した」
妻「どこの排水溝?」
まだ、流れ切ってないかもしれないと思うとその排水溝のとこには目をやれないヘタレ。
とはいえ少しそんな気もしてきて(だってそのバケツ、ホースの水を受けてたのだものね)
ベランダには出られるし、お洗濯もします。
すると・・・お隣との仕切り板の下に見覚えのあるスリッパ。
ちょうどお隣の奥様がベランダの掃除をされてる。
スキマからお礼を言うと・・・
「多分オタクのかなと思って。台風、被害なかった?うちは植木鉢が全部ひっくり返って、その土が風で全部窓に吹き付けられて大変なことになってるのよぉ〜」
夫よ!植木鉢を家に中に入れたのは正解だったのです。

と、そうこうしていると何やら下で救急車やらパトカーやら消防車まで出動。
なになになに???
数えると、救急車2台、消防車2台、パトカーは5台もいる。
身を乗り出して見ているのを隣の奥様に見られたら恥ずかしいので、手すりの下からこっそり、ずっと、覗いている。
とうとうパトカーは我がマンション群の敷地にまで侵入。
わらわらわらわらおまわりさんや救急隊員も出てくる。
しばらくすると、救急車に誰か乗せられ、ピーポーピーポー出て行く。
すぐ近くのマンションの入り口あたりに規制線が張られる。
すわ!事件なのっっ???
規制線の近くには巡査あたりが立っていて、刑事と思しき人が来ると規制線のテープを持ち上げて、どうぞという感じで通している。
テレビドラマそのまんまだ。
仕事中の夫にも写真付きでラインを送ったりする。
変に情報通な彼のことだ、もしかしたら秘密のルートで今、我が街で起きている事件を知ってるやもしれぬから。
ツイッターやらで検索するもなにも引っかからない。
我がまちに大泉洋氏が来るの来ないのと言う謎情報を入手して、こっちも気になってしょうがない。

しばらくしてまたベランダに偵察に行くと、パトカーのみ残して、消防車も消えている。
解決したのか?
と思ったその時、警察犬と刑事さん登場。
ひゃ〜〜〜っ。刑事犬カールだ!!!「カーーール〜〜〜っ!」
めっちゃかっこいい。豪邸に住んでいたらシェパード飼いたい。
セントバーナードもいいけど、ブラッシングが大変そうだから、剛毛短毛の方にする。

ただ、これだけ大騒ぎっぽいのに、全くもって緊迫感がない。
さすが品の良い街。野次馬もいない(・・・隣のマンションにいます・・・)
おまわりさんにも緊張感というものがない。
走るでもなく、聞き込みにくるでもなく。
暇なのか?警察。
大した事件でなくても「あ、俺も行く行く!」「俺も行こうかな〜」のノリで来てる?
何があったの?それだけ教えてくれ!気になって気になってしょうがないっっ!

よしっ!買い物に行こう。
チャリで図書館に行って、スーパー行って、帰りにあのマンションの方から帰ってこよう。
規制線のとこの若い(たぶん)巡査に「え?通れないの?その先のマンションの住人なんですけど・・・
何があったの?」←ワタクシ、聞く権利あるわよね的な態度で臨もう。

で、焼酎だの韓国料理に必要っぽい食材などを買い込んでヨロヨロとチャリで事件現場へ向かうと・・・
規制線はすっかり取り払われ、何事もなかったかのようにまた平和な我が街へと戻っていたのでした。

って、ワタクシが一番ヒマですわね〜お〜っほっほっほ

と、またも長くなってしまったので、映画の話とサムギョプサルの話はあしたへつづく。
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