将棋指しを貶める映画

2016-08-27 00:00:38 | しょうぎ
劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」という長すぎる題名は2011年に公開された映画で、「神聖かまってちゃん」というバンドがメジャーデビューするにあたって、「引きこもり対策ソング」に指定されてしまうというストーリー1と、母子家庭の母親(ダンサー)と保育園児(パソコンおたく)の葛藤というストーリー2と、プロ棋士を目前にした女子高生と両親とのバトルというストーリー3が同時に進行するのだが、このストーリー3を演じたのが二階堂ふみ。

もっとも、相当な喜劇なので、現実とは少し違うだろうが、彼女は両親に「大学行かないで棋士になる」と宣言するのだが、「将棋指しなんて職業ないだろう」と言われる。彼女は、「羽生さんとかいるから」と煙幕をはるわけだ。母親は父親に「あなたが将棋なんか教えるからですよ」と麻薬中毒者みたいな話になる。

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さらに、彼女の彼氏からは「棋士なんかなったら、もう遊んでくれないじゃないか」と言われ、さらに「彼女にするなら、棋士なんかダサイよ。ナースの方がいい」ということになってバイバイしてしまう。

そして、この一局に勝ったらプロになれるというアマチュア大会で和服姿(ただし袴なし)の男性と死闘を繰りひろげる。彼女の所属する道場ではテレビ中継で盛り上がるが、ほとんどのお客は彼女にいつも千円札を巻き上げられているにもかかわらず熱烈に応援する。

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そして、ついに相手の王将の頭に金を打つことができたわけだ。いつもながら頭金を打つのは気持ちがいいのだろうが、個人的には誤って銀を打ってしまったことがある。

なお、省略してしまったがストーリー1もストーリー2もハッピーに終わるわけで、悲しい映画はあまり好きじゃない。

追記:袴をはかない棋士がでてきたが、本来、江戸城内での御城将棋では棋士は袴を認められていなかったはずなので時代劇的考証は正しい。


さて、8月13日の出題作の解答。

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本問は、途中で打歩詰回避がテーマになり13手目に▲5二成桂と捨て解決するのだが、その手で▲5一成桂 △同玉 ▲5二歩と打っても詰みそうなのだが、打歩詰と並ぶ別の禁手を見逃してくれればということになる。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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難しいところはない。5手目に間違えなければ、ネイマールのドリブルみたいにゴールに蹴り込める。

わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数と酷評を記していただければ正誤判断。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (蛇塚の坂本)
2016-08-31 17:27:36
最終手○○○の○○手詰み。
5手目1二飛は、難しくはない手だった。
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Unknown (おおた葉一郎)
2016-08-31 20:35:13
坂本様
正解です。
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