金座の話と大航海時代の水夫の話

2016-05-12 00:00:05 | 投資
先日、単なる所用で銀座一丁目の田中貴金属に行った。ついでに、金の延べ板を見せてもらったのだが、50g、100g、200g、300g、500g、1Kg と細かい種類がある。どうも200万円以上の板を換金する場合、マイナンバー提示が義務付けられたため、100gと200gに人気があるようだ。現在レートだと、500gでも230万円程度でマイナンバー提示が必要になっている。

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ところで、田中貴金属があるのは銀座で、地名の由来は、江戸時代、ここで銀貨を鋳造していたからだが、では金貨はどこで造っていたかというと、「金座」である。では金座はどこにあったかというと、日銀の場所だそうだ。まさにそのものの場所。将来、中央銀行がなくなった場合、金座の地名が復活するかもしれない。(トランプ候補は中央銀行不要論らしい)

ところで、金の魅力は不滅であり、大航海時代の水夫たちは、片耳の金のピアスをしていたそうだ。別に験かつぎではなく、航海中に不幸にして帰らない人となった場合、海にドボン!ではなく、ピアスを財源にしてキリスト教的な葬儀を行ってもらうためだったそうだ。もちろん、耳そぎされるだけでドボン!されることもあっただろうが、自己納得も必要だ。

現代日本でも金のネックレースをちゃらちゃらしていたサバ男のホームランバッターが注射器を手に持ったまま捕まったが、保釈金の財源だったのかもしれない。