・・・カタツムリとナメクジはとてもよく似ていて、どっちが進化した後の生物なのか、誰しも疑問を持つと思う。
朝日新聞の紙面に、生物学者の福岡伸一氏が、上記の問題についての文章を書いていたので紹介します。
彼の結論は、カタツムリの殻を捨てたのがナメクジで、ナメクジが進化した後の姿らしい。
素人的にはカタツムリが進化型のように思うが、その考えは間違いらしい。
殻の痕跡を残したナメクジが、この世の中に存在するのが、その証拠だそうです。
何ゆえにカタツムリは殻を捨てたのか。
殻を作り維持するには、膨大な、カルシュウムとエネルギーが必要なので、殻を捨てたらしい。
ひるがえって人間が皆、所有したがる持家は、大きなエネルギーを払って、(即ち、何年にもわたる借金返済)持ち家を持つが、何故なんなのかというと、一つは、その家が子孫に続けて、財産として、引き継がれるのがその理由と言える。
カタツムリの殻は子供に引き継がれる仕組みがあれば、カタツムリが進化した後の姿になったかもしれない。