・・・私は、仕事をリタイアして、ここ10年ほどは日本の古代史を勉強することが趣味になっている。
特に、誰かに教えを乞うわけでもないので、参考書や資料を読み、遺跡や資料館を訪れ、目で見て、現地に立って、考えて自分なりに、勉強している。
その中で、新聞や本やインターネットは新しい知識を得る重要な源であるが、ここ数年、古代史関連新刊本は、随分と事情が変わってきた。
日本古代史関連の新刊書は以前に比べ10倍くらい、発刊されるようになったが、90パーセント以上の新刊本の内容は教科書の様な知識のマトメであったり、推理小説の様な、荒唐無稽な読み物であったりで、その内容にがっかりさせられる。
そこで私は新刊書などの良し悪しの内容判断は、著者の経歴を見ることにしている。
素人のリタイアして、趣味で、本を書いている人や、同じ、内容を題名を変えて、何度も、発刊している、歴史小説家のような人は最初から、本棚から取り出す時点でアウトにしている。
そろそろ、日本古代史の趣味も、今までとは知識のソースが変わらないと面白くなくなるような気がする。