UP15-11213
1965年式 トヨタスポーツ800
昔の愛車ヨタハチの記録の為、所有時の詳細をここに残す
1992年カーマガジン個人売買欄より仙台で購入
レストアベース欠品無し50万の売値だったが
行って見ると床が土のシャッターガレージに保管の結果
エンジンルームから草が生え、予想以上のボロボロ
仙台までレンタカーの積車で行った事もあり、売り主からすれば絶対買うだろコイツ!
な状態、日帰りで帰ってきました
元は赤色でした
値切って30万にしてもらったが
はずしてあったエンジンは欠品だらけ、他にも不足部品があり
10万だけ返金して許せてしまった自分は青かった
こんな個体を買う事になった理由は付き合いのあった板金屋がレストアをするというから
愛車のフェアレディ240ZGを手放し当時興味の湧いてたヨタハチに
当初は100万円って話も、持ってきた個体の程度が悪すぎるとゆう事で
ZG売却金+ローンで160万を先払い
初めて剥離を経験したのがこれで
あいてる時間は全て伺って総剥離した
総剥離後は自分が手を出せるところも無く作業を待つばかりだが
ちっともやってくれなくてヤキモキしてた
年をこえ1993年3月いきなりサフ&パテの姿になって
喜んだが
当然何もせず蓋をされただけで
そこから全塗装され
同年9月までこの状態で放置
多分2年を超え何度も催促したが何もしてくれない状況に業を煮やして
話し合いを申し出ると30万返すから・・・って事に
この時点で車両20+支払い160-戻し30=150万円の出費
これ以上はどうにもならないと中途半端過ぎる状態で引き取ってきたが
その間にさらに部品を失われ欠品がさらに欠品だらけ
しばらく途方に暮れてたが雑誌で見つけた愛知のヨタハチ専門店の
柴自動車さんに伺い引き上げてもらい現状を見て送ってきた写真がこれ
あちこちが錆やドロの上から塗装されてた
社長は僕のを30万で買い取り、売り物の赤いヨタハチを250万で
ってオファーしてくれたが、自分のをレストアしたいとお願いした
あのオファーに従っていれば150万+220万=370万で済んでた
当然サイドシルはこの状況で
最悪はこれ
これドアが閉まった状態の写真
フロアーをろくに修理せず、しかもトップを外し2柱リフトにずっとのせたままの結果
ボディがひらいてしまっており
フレーム修正からのスタートとなり300万でも足りないかもとの話しになるが
お願いした
そこからの柴自動車さんの作業は感動する程早く
フレーム修正後に強度の必要な個所の錆びは全て除去されつつ
然るべき処理をしやっとボディが完成したのは半年程度で
そこから無い部品をワンオフされつつ
エンジン、MT、デフ、ブレーキを全て出来る限り新品部品で直し
全てのボルトナットもシートも内装も新品
燃料タンクなど純正にそっくりなリプロ品を同社は作っておりそれを使用
当然ウェザーもデッドストック品などを譲っていただきALL新品
残念ながらヨタハチの特徴でもあるガソリンで暖房となる
燃焼式ヒーター一式は資金難の為、柴自動車に買い取ってもらいついてない
1994年5月23日 UP15-11213のフルレストアが完成
フルオリジナルにこだわりつつ、ボディ色は元色のレッドではなく
純正色のシルバーを指定
半年程度での完成とは思えない仕上がりに感動したし
今もこの次元&ペースでレストア出来るところは知らない
請求額はたしか385万円
これまでの費用と合計して535万円
セルシオや(R32)GTRが買える支払額に
仲間内からは散々馬鹿にされてたが結果そうなってしまったわけで
元から535万も払うってわかっていればこんな事はしない
この写真は完成し初ドライブの
凄く感動したのを今でも覚えてます
超嬉しかった
燃費は余裕で30を超えつつ良く走り、故障は一度も無し
地元の板金屋との件で150万もの大金を無駄にしたと実感した時の絶望感は
これまでの人生の中でもTOPクラスでしたが
それでもまだ直そうとした情熱、今はその1/10もなく
一般人はレストアなんてしちゃダメだと思ってる
何故かデフOHしたのにギアがパブリカの物で最高速が155km/hにならず
残念だったったがその分キビキビ走れたし
完成した後も1965年前期用のパーツ(エアクリ、バンパーラバー、ウィンカーレンズ等)を買い求め
よりオリジナルにしたのが懐かしい
不注意でフェンダーを凹ませたら大量のパテ仕事に失望し手放すきっかけとなった
これは柴自動車が悪いのではなく、地元の板金屋の手抜き仕事
一瞬にして全塗装出来たのはこうゆう事
これを完璧に直していたら385万の請求では済まなかっただろうし
それを加味しつつのこのレストア結果は今も最良だったと感謝してる
1996年、ヴィンテージ 宮田自動車に250万で手放す
集め残していた全ての純正部品も一緒での査定金額はレストア費用と比べると安いと思ったが
自動車屋の買い取りとしてはかなり高い評価だと理解してる
岐阜77 ふ 56-69
上記の通りすべてが完璧とは言わないが
強度の必要な個所のボディ修復、当時出来る限りの機関一新をし普通のヨタハチ以上の整備はした
当然調子よくあちこちドライブし
豊田産業会館で行われたヨタハチクラブ(魚見って方が代表の)のイベントに一度だけ参加しました
僕の元ヨタハチどこかで会えたらって願ってます。