かいぞくゴックン/ジョニー・ダドル・作 アーサー・ビナード・訳/ポプラ社/2013年初版
「ハーメルンの笛吹男」をおもわせるあやしいバイオリン弾きにさそわれ、宝さがしにでかけた海賊。
「ありすぎてうんざりするくらい」とうまい話。
ところが、バイオリン弾きのいいかたは、微妙に変化していきます。
誇張された海賊、棒のような足のバイオリン弾き、おちゃめなオウム。
マンガ風の吹き出しのセリフ。絵本で吹き出しをつかっているのはこれまでみたことがありません。
海賊船は「ブラックホール」ですから、なんでも飲み込みそう。
「かいぞく*ゴックン」の*にはいるのは?
「が」か「を」か?
答えは裏表紙に。
吹き出しの海賊のセリフが、いい味だしています。
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