入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     '24年「春」(2)

2024年02月20日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 昨日は雨、そしてきょうはまずまずの天気になると思っていたら、曇天が空を覆っている。ただし気温は高い。雨後の水分を含んだ雪は重くなり、さらに気温が上がれば融雪雪崩の発生する確率はより高くなる。入笠はどうだろうか。ここにいて想像する限り、雪はそれほど積もっているような気がしない。
 
 まだ半月ほど先だが、3月の第1週の週末は例年通り上に行くつもりでいる。そう思って、1年前はどんな様子だったかとこの呟きを聞いてみれば、呆れ返ったことに、寝過ごしたとかなんとか言って行ってなかった。
 すっかり忘れていたが、昨春は東京へ行き、帰ってきて間もなかったこともあったのだろう。その後には、牧場が始まる前に、雪掻きや撮影の打ち合わせなどのために3、4回ほど行ったとある。

 昨年の早い春・・・、あれからたった1年の間に、思いがけないことが幾つも続いて起こった。
 昨年2月、友人Sada君に彼の会社の集まりで講演を頼まれ、大方の反対、心配を無視して強行し、やはり失敗した。気合を入れるため、事前に飲んだアルコールのせいだと弁明したが駄目だった。
 その後、その講演を案じて東京から駆け付けてくれたFMZ君を中心に友情耽溺の日々が続き、「福島村騒動記」ともいうべき騒ぎに発展した。
 そのFMZ君の車で上京し、都では悲喜こもごもを経験し、帰ってきた。

 4月、牧場が始まる前にSada君夫婦、TDS君を加えて4名で、大切な「大日本湯渡党」の活動として万座温泉に1泊で出掛けた。同じく11月にも、また4名で今度は2泊3日で福島、栃木へも足を延ばしている。

 今春も、「福島村騒動」は起こす予定だが、しかし、その中にFMZ君とSada君の姿はもうない。このたった1年の間に、二人とも次々と世を去ってしまったのだ。こんなことが本当に起きるものかと、あまりのことに愕然とし、うろたえた。年齢は二人とも同じで、2歳年下だった。
 
 昨年から今年にかけては訃報の多い年で、まずOZWさん、いやその前にM君がいた。この二人とも親しく付き合ったが、この何年かは会っていなかった。それが悲しみの緩衝材に少しはなったかと言えば、そうかも知れない。二人とも同年齢で、後期高齢者になったばかりだった。その後も友人、知人、親戚を含めると何人になったのだろう。
 OZWさんの奥さんは、思い出を携えて入笠まで来てくれた。
 
 日常から消えた人たち、入笠から消えた人たち、遠くで去った人たち、近くで去った人たち、その都度に帰らざる日々を惜しみ、喪失感を深めた。
 本日はこの辺で。

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする