世界「Tシャツに顔が載ってる政治家ランキング」第2位、チェ・ゲバラの青春冒険記である。(ちなみに気になる1位は圧倒的な人口をバックに毛沢東)
「バリ島の水上コテージで…現地の男の子がカワイくってぇ」とか「ヴィトンの本店でどうしてもお買い物したくってぇ」とか「かに食べ放題で露天風呂入って9800円ポッキリ!」みたいなパックツアーとは違い、根拠のない自信だけを胸に旅立つ無鉄砲な旅行は青年を成長させてくれる。
それまで親とか周りの環境に守られて生きてきた「カラダの大きい子供」が自分の意思で行動し、その責任も全て自分で取らなくてはいけない「オトナ」になる、ある意味「精神的童貞」を捨てる旅なのだ。その旅について書かれた本は結構あって、それを読みながらちょっと昔を思い出したり、人の旅の疑似体験をしたりするのがオレは好きだ。
そんな期待を持って劇場に足を運んだが、正直肩透かしをくった。旅がつまらなく、美化されすぎているのだ。
映画の冒頭と最後でご丁寧に2度繰り返されるナレーションがある。「これは偉業の物語ではなく、2人の大志を持った若者の人生がしばし併走した…」うんぬんという大げさなヤツだ。ウラを返せば「将来偉業を成し遂げる英雄の物語なんだから、少々つまんなくてもいいだろ」みたいに取れる。
旅は予定通りには行かなくて、くだらない失敗をたくさんして、勘違いして、騙されて、ドキドキして、そこで現地の人に助けられて人の温かみに触れて、そこがすばらしいところだ。ゲバラの旅も実際はそうだったに違いないが、それを隠して「この旅が南米人民の団結を意識するキッカケになった」みたいな表現ばっかり押し付けられたら、どこかの国の映画狂の将軍様と一緒やんか!ちょっとカッコ悪いところも見せた方が、人々は同じ人間として親近感を覚え、よりTシャツも売れるに違いない。
自分の娘時代を安田成美に演じさせた厚顔無恥な彼女と一緒に、顔を洗って出直すように!!
何十年たっても安田成美がお前にはならんわい!と思った人はクリックして下さい!(映画風呂具ランキング)
「バリ島の水上コテージで…現地の男の子がカワイくってぇ」とか「ヴィトンの本店でどうしてもお買い物したくってぇ」とか「かに食べ放題で露天風呂入って9800円ポッキリ!」みたいなパックツアーとは違い、根拠のない自信だけを胸に旅立つ無鉄砲な旅行は青年を成長させてくれる。
それまで親とか周りの環境に守られて生きてきた「カラダの大きい子供」が自分の意思で行動し、その責任も全て自分で取らなくてはいけない「オトナ」になる、ある意味「精神的童貞」を捨てる旅なのだ。その旅について書かれた本は結構あって、それを読みながらちょっと昔を思い出したり、人の旅の疑似体験をしたりするのがオレは好きだ。
そんな期待を持って劇場に足を運んだが、正直肩透かしをくった。旅がつまらなく、美化されすぎているのだ。
映画の冒頭と最後でご丁寧に2度繰り返されるナレーションがある。「これは偉業の物語ではなく、2人の大志を持った若者の人生がしばし併走した…」うんぬんという大げさなヤツだ。ウラを返せば「将来偉業を成し遂げる英雄の物語なんだから、少々つまんなくてもいいだろ」みたいに取れる。
旅は予定通りには行かなくて、くだらない失敗をたくさんして、勘違いして、騙されて、ドキドキして、そこで現地の人に助けられて人の温かみに触れて、そこがすばらしいところだ。ゲバラの旅も実際はそうだったに違いないが、それを隠して「この旅が南米人民の団結を意識するキッカケになった」みたいな表現ばっかり押し付けられたら、どこかの国の映画狂の将軍様と一緒やんか!ちょっとカッコ悪いところも見せた方が、人々は同じ人間として親近感を覚え、よりTシャツも売れるに違いない。
自分の娘時代を安田成美に演じさせた厚顔無恥な彼女と一緒に、顔を洗って出直すように!!
何十年たっても安田成美がお前にはならんわい!と思った人はクリックして下さい!(映画風呂具ランキング)
いっぱい映画見てらっしゃいますねぇ。
羨ましい限りです。
私は結構気楽に楽しめたんですけど、あのナレーションはちょっと仰々しかったかな~とも思います。
ゲバラを全然知らないせいかもしれませんが。
もうちょっとお勉強しなきゃ、と思っております;
わりと自分は愉しんで観ましたけど、主に主演の俳優を。
原作では彼らの犯罪すれすれの行為も、結構あって、もっと泥臭い旅行のように書かれています。
映画では確かに美しい面が強調されていたかもしれませんね。
青春ロードムービーとして、私には楽しめた映画でした♪
TB有り難うございます。
いや~辛口のコメントですね!私はこの映画、チェ・ゲバラがどうのとか、あんな内容に話が進む事も全く知りませんでした。と言うか、自分も十数年前バイクで一人旅をした事があったので、とても気になっていた映画でした。“旅”と言う面では肩すかしを食らったような気分ですが、ゲバラとアルベルトと言う人物・その後の人生に興味が湧いた事は事実です。
トラバしてくださっってありがとうございました。
でも昨日やっと観たのです。やっぱり混んでました。
遅筆なので文にするのはちょっと後になってしまいます・・・・
トラックバック頂きましたが、当サイト上での表示が全て文字化けしていて気になって来てみました。こちらでは問題ないみたいですね。excite blogとgooのエンコードが違うとかでしょうか…。
なんとかして期間中に間に合わせて、お話に加わりたいのですが…。