今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

翔んで埼玉 7

2019-02-28 19:29:24 | ノーヒットノーラン
やりきるって、素晴らしい。
最近の邦画にありがちな、マンガ実写化には正直ヘドが出てた。プチブスがイケメンと同居しようが、イケメンが刀振り回そうが、正直知ったこっちゃない。原作は読んでないし、読む気もないけど、「史上最大の茶番劇」というコピーにひかれて見に行ったこれは違った。コイツら、本気やん!美術やメイク、キャラクターまで超くだらない世界。そこにいいオトナが照れなし、本気で取り組んでるおもろさが出ていた。クライマックスの東京に入ってからは少しダレたけど、流山の合戦とか、名シーンだと思うなぁ。
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サムライマラソン 4

2019-02-27 19:09:34 | ノーヒットノーラン
見てる側が息切れ。
超高速!参勤交代の作家が史実を元に書いた本というから、ちょっと期待してた。久しぶりにこんなに乗れない映画を見た。スターをたくさん出して、それぞれに見せ場を作るから誰を見せたいのか曖昧。コメディかアクション?ドラマか、何を伝えたいのか曖昧。おまけに出てるスターの人選も曖昧。サムライ映画で一番切れ味いいのがタイトルって、どないやねん!
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ギルティ 8

2019-02-25 22:07:18 | ノーヒットノーラン
それが音の強さ。
デンマーク発のサウンドサスペンス。画面に写るのはほぼ日本でいう110番の受付をする警官一人だけ。彼が受けた電話での受け答えだけで進む誘拐事件。観客はその声や音に惹き付けられ、全員が恐らく違う光景を想像している…。去年のserchもそうだが、限られた条件で描かれるサスペンスの最たるもの。予算は驚くほど安いだろうけど、ヒリヒリを最後まで引っ張りきる脚本の力には脱帽する。カネをかけてなんでもCGで作りゃええやん、見せたら納得するやん、そんな時代に勝負を挑んだ1本だ。
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12カ月の未来図

2019-02-21 08:56:33 | ノーヒットノーラン
スクールウォーズのほうが好き。
エリート高校の教師がひょんなことから地方のダメ中学へ転任。やる気のない生徒に反抗され、もがき、自分を変えていくことで、少しずつ雪解け。一番の問題児のために奮闘し、終業式で「先生、さみしいよ」を勝ち取る。こうやって書くと、ほぼスクールウォーズやん。なのにどうしてこんなに淡々としてて、盛り上がらないの…。ここまで好みが違うと、フランス人とはあんまり仲良くできそうにないなぁ。
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トラさん 4

2019-02-19 16:15:02 | ノーヒットノーラン
トラさんには見えても、とうさんに見えない。
ぐうたら漫画家が、ある日事故死。残した娘と嫁さんのところに1ヶ月の間、猫の姿で戻る。キャッツのような毛皮や耳をつけた猫の半着ぐるみでの演技、はじめはもちろん違和感があるけど、演劇とかでもあるパターンだし、途中からは受け入れられる。でもどうしてもあの北山くんという人がパパには見えない。調べたら34歳だそうで、年齢的には充分だけど、父親の愛情、家族に対しての責任感が全く伝わってこない。塚地くんとかなら、号泣したかも。
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ファーストマン 7

2019-02-16 20:16:02 | ノーヒットノーラン
面白い映画ではないけれど。
セッション、ラ・ラ・ランドの監督が描いた月面に初めて立った最初の男の半生。ハリウッドにありがちな達成感や爽快感はなく、あるのは不安と閉塞感。でもその画面の地味さがドキュメントのような説得力につながっている。でもより素晴らしかったのは、映像より実は音。足し算でなく、引き算の使い方が本当によかった。コンピューターで何でも作れる時代だからこそ、あえて何もつかわない勇気、そのカッコよさってあるわ。
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劇場版シティハンター 新宿プライベート・アイズ 5

2019-02-15 22:40:07 | ノーヒットノーラン
懐かしかった。
あんまり熱心だったわけじゃないけど、中学とか高校の時に見てたのを久しぶりに思い出した。TM、小比類巻かほる、PSY'zに、キャッツアイのほうの杏里まで流れて、同窓会カラオケみたいになったのでそれはよし。ストーリーやアニメ自体、当時の雰囲気残したままで古臭いけど、今の新宿をちゃんと取り入れてあって、それをちゃんと新宿で見られたのはよかったかな。
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アクアマン 5

2019-02-15 21:44:10 | ノーヒットノーラン
おもてたんと、違う!
海の生き物を操れるスーパーヒーロー、アクアマン。悪い人間をイルカやらサメやらコントロールして退治する話かと思ったら全然違った。海の中で、バーフバリ、スターウォーズ、最後には怪獣ものまで、全部乗せした海鮮丼映画。何食べてるか途中からわからないし、長すぎる。刺身盛りなのに胃もたれするわ。
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メリー・ポピンズ リターンズ 6

2019-02-05 20:25:02 | ノーヒットノーラン
二世はつらいよ。
オリジナルは1965年だそうだから50年以上前。タイトルは知ってたけど見たことがなかったので、これを見る前に見といて…よかった。たしかにオリジナルは当時の作品としてはすごい映画だった。人が宙に浮き、絵の中に入り、アニメと共演する。想像していた世界を目の前で見せられ、魅せられた人たちがたくさんいたのはよくわかる。でも、あれから50年経ったのだ。恐竜も宇宙も未来の世界も見たことがないのにリアルに再現できる。その時代にちょっとの魔法だけじゃなぁ。昔好きだったアーティスト、その子供の中に幻影を見いだして満足しているファンのための映画になってしまっていた。
ただ、妙に合理的で成果ばかり求められる社会の窮屈さが、こういう全く実益のない作品が求めたのかもと思う。そう、たまにはゆったり風船に揺られてみたいもの。
コメント (1)
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