今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

チェケラッチョ!!4

2006-04-24 22:01:54 | デッドボール
チャンチャララ~(ハイサイおじさんのメロディーで)

一言でいうと「青春デンデケデケデケ沖縄版」。大物脚本家、山田太一の娘さんが監督だそうだが、そっちの才能は遺伝してないらしく、あまりにもベタな展開にビックリした。

まあ、見てる間はボーっとそこそこ楽しい映画ではあるんだけど、後にはビックリするくらい何も残らない。フジテレビで2時間スペシャルとかでやるならいいんだろうけど、あれで金取っちゃいけないわ。

でも思ったのは「沖縄ってやっぱり日本ちゃうな」ってこと。島全体がいい意味でも悪い意味でも全く「勤労」とか「努力」が似合わない。しんどい仕事するより、こっち来て泡盛飲もうや!踊ろうや!という感じ。どっかで沖縄カジノ化計画かなんかを聞いたことがあるけど、悪い話でもないと思う。ビーチとゴルフ場をガンガン作って、カジノとディズニーを誘致。さらに毎年初春にはプロ野球12球団全部がキャンプを張る。

基地の問題はあるけど、そんなパラダイスを作った方が内地の人間のためにも沖縄の人のためにもいいような気がする。
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トム・ヤム・クン! 5

2006-04-23 21:34:07 | タイムリーヒット
生モノの辛さ…。

マッハ!でCG・ワイヤーなしのスーパーアクションを見せてくれたタイのヒーロー、トニー・ジャーの世界進出第1弾だ。

確かにアクションは凄い。ほとんどパンチ・キックごとにカットをつないで細かく撮影するのが主流(と言うか普通それしかできない)なのに、あの長回しが出来るのは世界中を探しても彼しかいないだろう。

でもそれだけ。ストーリーはめっちゃ粗いし、もとがスタントマンだけあってトニー・ジャーの演技もひどいもんだ。突然記者会見場に現れて、「ボクの象はどこだ?」って、ただのイタい人やん!あれじゃ純粋というより、頭の弱いヒーローだ。ちょっと見てられなかった。

あとアクションにしても本当にやっているだけに、それほど前回からバージョンアップができるわけもなく、マッハ!の時ほどの驚きはない。デカい外人と戦わせたり、関節技を入れてみたりはしてるけど、結局「すごいムエタイ」以上にはなれない。イチローが何年連続で3割打っても、誰も驚かないのと一緒だ。

世界進出と言うことで、タイの映画ですよぉ!っていうのはどこの国の人にもわかりやすいタイトルだけど、もうちょっと何かなかったのかな?日本なら「味噌汁」になるわけ?
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東京大学物語 5

2006-04-20 21:09:21 | タイムリーヒット
ええカッコしすぎちゃう?

マンガの実写映画化は結構多いけど、これは漫画家本人が監督している珍しい作品。しかも金出してるのがソフトオンデマンド。大阪でも単館上映だし、DVD化のための箔付け公開ミエミエだったけど、いろんな期待を胸に普段行かない劇場に足を伸ばした。

原作は有名なマンガなので説明不要だろうが、田舎の高校~東京でのキャンパスライフを舞台にしたリビドー満載の物語だ。東京での大学生活っていったって、野郎はほとんどヤルことしか考えてない。原作ではそんな頭の中で展開する、ケンドーコバヤシのネタばりのめくるめく妄想を描いてあるあたりが面白かったんだけど、映画ではイマイチ。絵より台詞の情報量で勝負していた作品だけに、それを表現しきれない素人監督のつたなさが目立ってしまった。

さらにえ~!と思ったのが終わり方。監督が主演する映画は時々あるけど、あんなしょっぱい芝居でしかも自分役。テレビのバラエティーに出てキンキン声でヒステリックに叫ぶのもたいがいだと思うが、どんだけ自分好きやねん!

こんなオッさんのどこに惚れたんか?水谷麻里(写真)よ!
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タイフーン 6

2006-04-18 17:03:13 | タイムリーヒット
モチベーションの差ってすごいわ。

野武士やらせたら東洋一、「韓国の蜂須賀小六」ことチャン・ドンゴンが演じる脱北者の海賊とイ・ジョンジェという横浜の牛島監督(写真)クリソツの韓国軍将校が戦うミリタリーアクション。

台風や戦闘シーンの迫力も世界各地を舞台にした物語のスケールもハリウッドと遜色ないけど、違うのはやっぱり「一番悪いのは結局キタ」になっているところだ。

映画って一部のドキュメンタリーを除けば勿論全部作り話だし絵空事なんだけど、それがあまりにも現実と乖離してしまうと「ありえねぇ~!」と観客は一気に冷めてしまう。だから日本でこの系統をやるとすると、昔の話や海猿みたいな中途半端な話にならざるを得ない。
その点韓国は本場というか現役?なんで、こんな壮大な話にもそれほど無理がでてこない。国民が国を意識し、国のために命を懸ける事を屁とも思ってない。そりゃ、WBCでだって強いはずだわ。

ただ、妙に純粋さを強調する恋愛や中途半端なアイドルコメディ、南北分断がテーマの映画は正直もう見飽きた。野球同様すごく映画のレベルが高いのはよくわかったけど、乙女気分の韓流オバハンが映画館を去るまでしばらく韓国モノはやめておこうかなぁ。
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ナニー・マクフィーの魔法のステッキ 6

2006-04-17 00:32:28 | タイムリーヒット
ヤリすぎで亡くなったの?

ナニー(ベビーシッターみたいなもん)を十数人も追い出した悪ガキ7人兄弟と魔法を使うナニー・マクフィーの対決?物語。原作が児童書だけあって、子供たちのイタズラも微笑ましく、ストーリーも予想通りに展開していく。
欲を言えば、子供たちの方にもう少し知恵があったりして、チームプレーでマクフィーさんを追い込む展開があってもよかったとは思うが、まあ素直に楽しめた。

7人兄弟なんて楽しそうだけど、親としたらたまらんなぁ…とか考えながら、テレビでよくやってる十人兄弟とかの大家族ものを思い出した。ウチも嫁さんが好きでよく見てるみたいなんだけど、あれってちょっとおかしいよな。
「上の子が下の子の世話をして、長女は早々と子供産んじゃったり…お風呂とご飯は戦争みたいだけど、みんなで助け合って暮らしてます」みたいな展開が多いと思うねんけど、親あかんやろ。ゴムのない時代ならいざ知らず、まともに養う経済力がないのにポッポコポッポコ孕ませて。
映画の中のオヤジはカネ目当てにオバハンと再婚しようとしてたし、テレビの方は仕事もあんまりしないで「子供大好きお父さん」みたいに画面でニコニコしてたりするけど、恥ずかしいと思わんのかな?大人として。

やっぱり子供を作るということは、かわいい!とか欲しい!とかだけでなく、育てあげる自信と裏付けがあって初めてすべきだ。ナマでヤッてデキちゃった!なんてのは論外としても、気持ちだけでは絶対に子供は育ててはいけない。
ご利用は計画的にってのはサラ金だけじゃないぞ。
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寝ずの番 7

2006-04-15 01:45:26 | 逆転サヨナラHR
紙一重なんやなぁ。

関西の重鎮落語家が亡くなった。通夜では弟子や親戚たちが師匠を偲んで思い出話にふける…作り方によっては「いい話」とか「暗い話」にもなりえるんだけど、これは違う。久しぶりの見事な人情喜劇。劇場であんなにお客さんが爆笑しているのは久々に見た。

お通夜で寝ずの番をしながら語られる故人のエピソードは芸人らしく、酒と下ネタのオンパレード。でもあまりにも直球で、あまりにもあっけらかんとしているので全然不快感はない。俺は芸人ではないからそんなに逸話を残してはいないと思うが、自分が死んだ後、周りの人たちが集まってこんな風に楽しく語らってくれたら本望だ。亡くなった原作のらもさんだって、そう思って書いたに違いない。らもさんのお通夜では「かんかん踊り」みたいなこと、やったんだろうか?

バカバカしいけど気持ちよくてすごく面白い作品だったけど、エンドロールでさらに笑わせてくれた。
数あるスタッフの中で「ヘアメイク 中井貴一担当」って!あの刺さりそうな角刈りのどの辺をメイクすんねん!
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マンダレイ 7

2006-04-14 01:57:16 | 逆転サヨナラHR
自由って大変だわ。

中学の頃、バスケ部に入っていた。全国大会にも出場するような強豪だったので、夏休みに家族が旅行に行こうが関係なし。毎日練習があり「今日も練習かぁ。休みにならんかなぁ」がツレとの合言葉だった。でもある日、顧問の先生の都合かなんかで突然練習が休みになった。あれほど渇望していた休みだったのに、突然言い渡されると何をしたらいいか見当がつかない。結局ダラダラして無駄に終えてしまった記憶がある。

似たような経験は誰にでもあるかもしれないが、この映画はそういう自由の大変さとアメリカに根強く残る差別を抽象的に、そしてシニカルに描いた作品だ。

主人公のギャングの娘は旅の途中、マンダレイという所の農園に立ち寄る。そこでは驚くべきことに未だ奴隷制度が存在していた。彼女はオヤジの手下の武力を盾に奴隷たちを解放し、自由を取り戻してあげたが、元奴隷たちはどうも浮かない顔をしている…

ここまで観ていて、真っ先に思い出したのはイラクに駐留している米軍と現地の人たちの関係だった。独裁者フセインを武力で倒し人民を解放したとアピールしている米軍と、かえって内政が混乱しこれならフセイン時代の方がマシと思っている現地のイラク人。

「自称:世界の警察」様は自由の国だといいながら、敗戦国に押し付けるのはいつも自国流の政策ばかりだ。現地に根付いた文化や宗教なんかの事情なんて知ったこっちゃないし、それを継続する方の自由は与えてくれない。そんな状態だったら、勝手も分かるし多少しんどくても昔のほうがいいと思うのは無理もない話だ。
奴隷解放の時にしたのと同じ失敗を占領国でもし続けるアメリカ。これじゃ占領国を奴隷程度にしか考えてないのがチョンバレだ。

自由というのは同時にそれを遂行する責任を伴う状態のことだ。反抗してむやみやたらに叫べばいいってもんじゃない。天国の彼はそれをわかって歌っていたんだろうか?
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立喰師列伝 2

2006-04-13 01:07:12 | 危険球退場
これが好きな人とは友達になりたくないなぁ…。

作品紹介によると「『イノセンス』などで世界中から注目され、常に新しい映像表現を開拓し続ける押井守監督の新感覚アニメーション」だそうだ。まあ、よく出来てはいると思う…素人だったとしたら。

前の文のケツ、初めは「アマチュアだったら」と書こうと思った。でもネットを徘徊していると、アマチュアでもすごくレベルが高くて面白いFlashを作ってる人がたくさんいるからやめておいた。そんな人たちの作品と比べるのは失礼だからだ、こんなオナニー。

「スーパーライヴメーション」とかいう表現だそうだが、実写とアニメを合成した手のかかったヘタウマFlashみたいな映像に何の利用価値があるんや?それで何を見せるかと思ったら、理屈っぽいだけでたいして面白くない食い逃げ野郎たちの戦後史。仲間内のホームページで公開するなら大いに結構だが、金とって90分も修行みたいな時間すごさせるなんてアンタ何様だ?おっさん途中で3人くらい出てったぞ。

カントク様は「今まで誰も見たことがない映像です」とか豪語したらしいけど、そりゃこんなもの作って公開できる観客無視の厚顔無恥な作家がいなかっただけの話だ。これだったら知らない子供の運動会のビデオ5時間見てるほうがずっとマシだ。・・・別に変な意味じゃなくて。
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アイスエイジ2 5

2006-04-12 00:26:30 | タイムリーヒット
ドジョウはなかなかいないみたいだ。

トイ・ストーリー以降、ディズニーだけでなく各社がこぞって作り出したフルCGのキャラもん映画。もう20年以上前に対象年齢は過ぎているし、普通のアニメ観に行かない(除:ドラえもん&ジブリ)俺だが、とりあえずほぼ全部観に行ってはいる。

オモチャの世界も、ちょっと歪んだ童話の世界もとても気に入ったし、前作のアイスエイジはなかなか爽快な作品だったと思う。でも、なんでだろう?続編はことごとくつまらない。

やはりこの系統の作品の場合、CGでどれだけみたことがない世界を作り出せるかが、作品の面白さのかなりの部分を占めているわけで、2作目以降の「見たことがある」舞台設定では新鮮味がかなり薄れる。どの作品も新しい登場人物を加えたり、冒険させてみたりと工夫はしているものの、それほどキャラに深みがないだけに「無理矢理つくりました!」感が隠せなくなっていると思う。この作品もあのスクラット(予告編にも出てくるリスだかネズミみたいなヤツ)の活躍がなかったらちょっとしんどかったハズだ。

ヒット作の続編というのはある程度の固定客が計算できるし、おいしいんだろうけど、毎度毎度「今回はあの仲間たちが○○を冒険!」では子供だましでも続かないからやめて欲しい。あともう一つ、日本語版を作るのはいいけど吹替えに二流芸人とかタレントを「全く意味なく」起用するのもやめて欲しい。いくらヒロインだって、マンモスを演じるのが彼女だってのはどう考えてもおかしいやろ。
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プロデューサーズ 8

2006-04-11 23:59:00 | 逆転サヨナラHR
いや、もうお見事!

9.11が起こる前後に2回、ブロードウェイに行ったことがある。3日くらいしかない日程の中で5本くらいミュージカルを観るという強行軍だったが、ハードスケジュールもなんのその!満喫して本場の凄さを実感できた気になっていた。
でも俺が観ることができたのは、英語がわからんでも何とかなるほんのわずかな作品だけ。本当に人気のある作品というのはかなりの英語理解力が必要なわけで、観たいなぁと思いつつ手を出せずにいた。

その中でもぶっちぎりの人気でチケットも入手不可能だった「プロデューサーズ」が映画化!よくぞやってくれました。これで翻訳されて井上順とか藤井隆あたりが演りそうな日本版を観に行かなくて済むわ、とホッとしつつ劇場へ足を運んだ。

ストーリー自体はそれほど難解ではなく、ブロードウェイの元売れっ子プロデューサーと会計士が組み、最低の脚本&演出家で絶対ヒットしない作品を作って一儲け企んだところが…という業界内幕モノだ。ただ全編にちりばめられたクスグリはハイレベル。ブラックなものや差別&下ネタもバンバンあって、バカバカしくかつ、ビターなコメディになっていた。こりゃ、字幕でもきっと全部伝わってないわ。

でもそんな欲求不満を吹っ飛ばしてくれるのが、劇中劇となるショーのカッコよさだ。ステージで行ってるものを忠実に映像化したらしいが、小難しい理屈なんかどうでもよくなる華やかで完璧な非日常の世界。That's エンターテインメント!これと比べたら、あるあるネタのピン芸人を集めただけのあの番組によく「エンタ」なんてタイトルをつけられたもんだ、恥ずかしくなるわ。

シカゴ、オペラ座、そしてこの作品。映画はそれぞれとても完成度が高く、英語が分からなくて観れなかった俺の欲求を見事にみたしてくれた。でも同時に「クソぉ!これをナマで観てぇ!」という新たな欲求不満を産み出してしまった。世間はなかなかうまくいかんもんだ。辛いのぅ、横山!
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南極物語 5

2006-04-09 18:04:09 | タイムリーヒット
こんなんちゃう!

南極物語は親に連れられて見に行った覚えがある。83年と言うから10歳。
南極に犬たちが取り残され、どんどん仲間が減っていく展開はともかく、残す側の人間の葛藤は子供だったのであまり理解できなかったはずだ。でも、健さんが演じた越冬隊員の実直そのものの性格とか、犬たちに対する仕事を超えた愛情とかはおおまかではあるけど感じていたような気がする。

そのハリウッドリメイクということで半期待くらいで見に行ったんだけど、とても違和感を感じた。
ディズニーと言うこともあるんだろうけど、家族向けでとてもライトなつくりなのだ。
動物愛護の影響なのか犬達のサバイバルも、残してきた人間の状況も「ぬるい」
厳しい環境を乗り越えての奇跡だから感動もしたのだが、これでは「ふ~ん、よかったね」レベル。犬たちの演技は見事だっただけにもったいない気がした。

やわらかい食べ物が溢れ、子供は危ないものには近づけず、何をするのにも丁寧なマニュアルがある現代。失敗したから、しんどい思いをするから身につくものは必ずある。
まあ、写真の人はやりすぎだったけど、そういう経験はせなあかんし、させなあかんわ。
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ファイヤーウォール  4

2006-04-07 18:45:40 | デッドボール
題名は偽りだらけ。

ハリソン・フォードが「お父さんも強いんだぞ!」という部分を「見せただけ」の映画。
銀行のセキュリティー担当者が誘拐された家族のために自分で設計した「ファイヤーウォール」をどうやって破るかっていう頭脳バトルの話のはずなんだけど、犯人はピザ屋のフリして押し込むだけだし、強固なはずのセキュリティーも内部からは結構簡単に突破。最後はどつきあいで決着がつくというかなり体育会な展開には?だった。

個人情報の盗難はテロや宇宙人の侵略とかに比べて地味ではある。でも普通の人間にとっては、ずっと身近でいつ巻き込まれるかわからない「今そこにある危機」のはず。それをせっかく取り上げたんだから、犯人の手口とかをもっと丁寧に描写して、ハリソン一家を追い詰めて欲しかった。

最近ハリウッドで日本映画のリメイクが流行ってるけど、これは逆翻案して改良して日本で作ったら面白いんちゃうか?犯人は2ちゃんねらーで、よくある単独愉快犯ではなく、複数の人間がネットワークの繋がりを利用して警察を煙に巻く。単なる普通の引きこもりが、自分の知らない間に共犯者にされて…誰か作って!
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好きだ、 4

2006-04-05 18:11:49 | デッドボール
いや、俺はあんまり。

俺も映画の主人公と同じように高校生の頃、好きだった女の子にずっと言えなかった「好きだ」。映画では羨ましいことに17年後に再会していたが、俺はずっと会えなくてもう15年になる…。

個人的な話は置いておいて、大事なことほどなかなか言えない気持ちはとてもよく分かる。だから登場人物たちがあまり喋らない理屈はわかるんだけど、それを映画でやられるとちょっとキツイなというのが見終わっての感想だ。

台詞がない分、画面は微妙な表情に寄ったり、空を大写ししたりして気持ちを「隠喩」し続ける。「愛してる」「世界で一番…」「運命の愛」…歌でも映画でもアホみたいに直球の表現が溢れかえる世の中で、隠喩は洒落た雰囲気の表現だと思うんだけど、「それだけ」の連発はつらい。ピッチャーにとってキレのいい変化球は武器になるが、それはストレートとのコンビネーションがあってこそというのと同じ。フォークばっかり投げてたら打たれちゃうぞ。

「いくら思ってても言葉にしなきゃ、伝わらないの」冒頭の彼女に言われた言葉の意味がいい年になった今も身に染みた。
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