真逆の映画だ。
普通、映画は「本当はないけど、あったらいいのに」を映像化したつくりものだ。でもこの作品で描かれていたのは「本当はあるけど、嘘だったらいいのに」と思ってしまう現実。生活のため親に売られた子供たちはロリコン野郎の餌食になり、病気になればゴミのように捨てられる。さらにオーダーがあれば病院で麻酔をかけられ、生きたまま心臓を奪われる。ホラーや古代の話じゃなくて、タイで現在も実際行われている犯罪だそうだ。胸が苦しかったのはそのオーダーを出しているのが、カネを持っている日本人だという場面。出どころは察しがつく、でも我が子の命を救うためなら。良心と子への愛情の天秤、自分ならどうするだろう。心の底にドーンと来る1本だった。
普通、映画は「本当はないけど、あったらいいのに」を映像化したつくりものだ。でもこの作品で描かれていたのは「本当はあるけど、嘘だったらいいのに」と思ってしまう現実。生活のため親に売られた子供たちはロリコン野郎の餌食になり、病気になればゴミのように捨てられる。さらにオーダーがあれば病院で麻酔をかけられ、生きたまま心臓を奪われる。ホラーや古代の話じゃなくて、タイで現在も実際行われている犯罪だそうだ。胸が苦しかったのはそのオーダーを出しているのが、カネを持っている日本人だという場面。出どころは察しがつく、でも我が子の命を救うためなら。良心と子への愛情の天秤、自分ならどうするだろう。心の底にドーンと来る1本だった。