今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

夏への扉 4

2021-06-30 14:55:25 | ノーヒットノーラン
ムズムズ・・・。
山崎賢人と清原果耶によるタイムリープ恋愛もの。もともとSFの古典で、それを今の日本に移植した
みたいな作品だ。だからかもしれないけど、見ながらずっとしっくり来ない感じ。
登場人物それぞれの設定に無理がありすぎるし、95年にも30年にも意味ありげなのになんの意味もない。
いろんなことはそのままなのに普通にあるコールドスリープの違和感。その違和感が唯一マッチしてたのは
藤木直人くらいかな。
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1秒先の彼女 5

2021-06-28 20:56:30 | ノーヒットノーラン
複利の話やな。
藤子不二雄さんの作品みたいなラブストーリー。
毎日時間を1秒多く使ってる人と、反対に1秒使えてない人。
積み重なって利子がついて、丸一日返ってきたり、奪われちゃったり。
設定はいいし、誰も動かない1日の描写はすごくよかった。
ただその使い道がイマイチだったのが、自分が盛り上がらなかった
理由かな。まあ、どっちかというと奪われる側なんだろうけど、俺は。
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ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち 6

2021-06-23 20:04:31 | ノーヒットノーラン
パウダースノーとは真逆だけど
1998年の長野オリンピック、スキージャンプ団体の金メダルは
今も覚えているけど。その裏にあったテストジャンパーたちの実話。
直前の怪我で選考から漏れ、出場できなかった選手がテストジャンパーを
していたなんて知らなかった。
栄光の影で選手たちを支えた男たちと言うと、自分はラグビーのワールド
カップでのジャパンのノンメンバーを思い出してしまう。
日の丸のため、共に戦った仲間のため、ワンフォーオール
わかっていても、どこまで切り替えられるか。
そんなことが重なって、ベタベタな展開、わかりきった結末なのに
涙がポロポロでた。濱津さんの原田役がまた良かったんだわ
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狂猿 7

2021-06-19 16:51:32 | ノーヒットノーラン
こんなに背中が語る男を知らない。
デスマッチのカリスマ、葛西純選手のドキュメンタリー。
ケガで休養し、体は回復したけど心が回復しない「プロレスEDっすわ」
「お客さんの前で試合ができてうれしいなんてのはプロじゃない。
お客さんが試合の間はコロナなんか忘れて、ダメって言われてるのに思わず声をあげるくらいの試合をしなきゃ!」
蛍光灯の破片と同じくらい突き刺さる言葉の数々。
辞めようと思ってたけど、前向いて進むしかないっすよ。
家族を背負って戦う同年代の背中にしびれる。

自分もレベル48、勇気もらって頑張らねば。
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Mr.ノーバディ 6

2021-06-17 16:28:44 | ノーヒットノーラン
乾杯の代わりに!
冒頭からつかまれた。見たこともない俳優が演じる冴えないオヤジ、ハッチの冴えない毎日。
ここのテンポいい見せ方から期待できそうな感じはした。
そのとおりだった。キレたというか羊の皮を脱いだあとのハッチの強さ、悪者を容赦なくやっていく
痛快さ。さらにはランボーの最新のやつでもやってた「大人のホームアローン」的な罠づくり。
細かい辻褄とか、その後の物語とか、そういうのは全部燃やしてしまえ!みたいな「いてまえ」映画。
今、会社帰りに「おつかれさんのビール」すら禁止されているお父さんに見てもらいたい。
ただ、いまひとつ思い出した。電車に貼ってあった「酔っての暴力が人生を壊します」みたいなポスター。
ハッチ、まさにあれやん(笑)
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漁港の肉子ちゃん 6

2021-06-16 21:17:12 | ノーヒットノーラン
ポン酢しょうゆのあることさ。
さんまさんプロデュースと言われりゃ、見に行かないわけにはいかん。
物語はファンタジー要素のない、わけありジブリ風。
さんまさんが絡んでいるいい面と悪い面があったと思う。
話題にするためとは言え、やはり大竹しのぶは凄腕女優だし
キムタク長女も悪くなかったと思う。ただ他のサービス精神が、
肉子のギャグ以上にスベっていたかな。
不器用でお人好しでアホで、どうしょうもないけど愛されるから、
愛されてるから幸せ。涙が出た。
さんまさんの理想のキャラクターなんだろうな。
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トゥルーノース 6

2021-06-09 20:40:09 | ノーヒットノーラン
アニメがあってよかった。
あえて一昔前のCGを使い、今もある北の収容所の真実を描いた物語。
宇宙を旅したり、未来に行ったり、空想の世界を作るためによく使われる
アニメを、信じられない陰惨な世界を表現するのに使うとは!
あれをリアルにやられたら直視できない。でも真実の物語なのだ。
勇気ある脱北者が身の危険を感じながらした発言が、仲間の解放に
少しでも役立つことを願わずにいられない。
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映画大好きポンポさん 8

2021-06-07 21:18:14 | ノーヒットノーラン
そやねん、映画って、モノづくりって。
タイトルと絵柄にだまされそうだけど、全然違う熱い魂のこもった映画。
逆にあの絵柄だから暑苦しくなくて、構えなくて、ちょうどいいのかもしれない。
全編に流れる映画への愛、そして作る側の苦悩、現実とのジレンマ。
映画でなくてもモノを作ってる人間なら、共感できることだらけの物語。
何のために、誰のために作っているのか?作ろうとしているのか?
作ったことで何が変わるのか?このままでいいのか?
コロナのせいて両手両足もぎ取られたような気になっている今、改めて
問われてどう答えるのか?自分にとってすごく実のある1本だった。
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ジェントルメン 5

2021-06-02 21:42:06 | ノーヒットノーラン
不要不急、ではないわ。
ガイ・リッチー監督の最新作。いろいろスタイリッシュでカッコいい。
伏線もしっかり回収して爽快感。いろいろ気持ちい。
2時間弱あっという間、そして何も残らない。
昨日見た作品と対極にあるような映画。でもこのふり幅が映画の魅力なんだ。
気分と状況に合わせて選べばいいのだ。
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茜色に焼かれる 8

2021-06-01 20:49:54 | ノーヒットノーラン
もう、わかんないよ!でも。
再開した映画館にどうしても行きたくて選んだ作品。
決して心が晴れる作品ではなく、どちらかというと腫れる作品だった。
ダンナを理不尽な交通事故でなくし、ひとり息子と強く生きるシングルマザー。
社会的弱者の彼らに容赦なく襲いかかる苦しみ。特に不運とかではなく社会の
仕組みが生み出している歪み、災難だ。そのたびに肩を抱き「まあ、頑張りましょう」と
うそぶく尾野真千子を見るたびに、胸がたまらなく苦しくなった。
生きていても辛いことがありすぎて、生きている目的について考える。
社会のルールは守らないとというけれど、ルールってなんのため誰を守るために
あるものなの?
次々と疑問が湧いてきて、心の中をかき混ぜられまくった。
やっぱり映画は全く不要不急ではない。
マスクの何百倍も必要不可欠だ。
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