サイコ・ゴアマン 6

サイコ！
宇宙最強最悪の悪魔の騎士が、封印を解かれたもののヤンチャな少女の命令に従わないとあかんことに！名付けられのがサイコ・ゴアマン（笑）チープな特撮とほのぼのすら感じるストーリーのミックスでメチャ楽しかった！兄にも親にも、宇宙最強の男にも指示されたくない！主人公ミミの鋼の意志に乾杯！

パンケーキを毒見する 5

そうだ、選挙行こう！
スガ総理の政策にいろんな角度から突っ込む国産政治ドキュメントバラエティ。こうして見るとマイケル・ムーアの凄さがわかる。現状に不満や不安があるのは一緒。そこに対してアホみたいなアクションでぶつかるムーアに対して、サウスパークのマネで面白っぽくしてるけど、結局ネチネチ外野で文句言ってるだけの今作。意義はわかるけど、やっぱり餅は餅屋にまかせないと。ただ幸せになるために一番近道はみんなが選挙に行って、その日だけでも真面目に考えること。そこには共感できたな。

子供はわかってあげない 6

こういうパターン、あるんだ。
上白石萌歌演じるオタク水泳部員の、ひと夏の物語。まあ、いくつか出来事はあるけどそれほど跳ねた話でもないし、面白くもない。でも、空気感だけが抜群にいい。久しぶりに会った父親のトヨエツと、同じアニメ好きで知り合った門司くんと、家で待っている家族との距離感。こんな夏休みならずっと終わってほしくないなぁ、そう思わせてくれる作品かもしれない。

孤狼の血 レベル2 5

われ、薄いんじゃい！
第1作で役所広司の脇にいた松坂桃李くんを主役にした続編。平成の初めの広島のヤクザ抗争を舞台にして、仁義なき戦いをなぞりたいのはわかるけど、なんか薄い。戦後のバタバタの中で生きるため、生命力の塊みたいだった文太兄いと比べ、彼らは金やつまらないメンツのために殺し合っているだけ。恫喝の声は大きいし、残虐さは激しいけど、迫力というか胆力がない。スタイルだけマネしてもあかんよな。唯一、鈴木亮平は頑張ってたけど。

サマーフィルムにのって 6

やっぱいいよね、あの時間。
時代劇好きの女子高生が凸凹な仲間を集めて夏休みに文化祭向けの映画を撮る話。いろいろ余計な要素はあるけど、文化祭でモノを作る、準備するあのワクワクは伝わってきた。ヒロインはもと乃木坂の子らしいけど、なんか つみきみほを思い出した。最後の強引すぎる「ラストシーン」がそれほど不快にならないのが、この映画のポテンシャルなんだろうな

かば 5

蒲焼というより海鮮丼みたいな…
80年代の西成に実在した中学教師蒲先生の物語。ヤンキーバリバリの時代に西成、いろんな事情がありすぎる生徒たち。エピソードひとつだけでも映画がなりたつ重みと深さがあるのに、全部盛っちゃったもんだから、ひとつひとつが中途半端になっちゃっているのが残念。映画でなく、ドラマシリーズとかでやれたら良かったのに。

フリーガイ 6

設定勝ち。
ゲームの中の背景キャラが、ひょんなことから意識を持ち、自分の人生について考えはじめる…それだけで充分オモロいでしょ。ゲームの脇役が繰り返しの生き方に疑問を感じたら…ナイトミュージアムと同じで、その設定をちゃんと映像化できているのが監督すごい。ただそれだけに、もっと深い話にもできる可能性があったなぁと思う。充分楽しめるけど、そこだけが残念。

キネマの神様 4

自分が神様になっちゃうとな…
巨匠、山田洋次監督が連発してる遺言映画の1本。志村さんがやるはずだった主役をジュリーが演じてるけど、う〜ん。全体的に演出とテンポが遅くてしんどい。北川景子だけは大根ぶりが役にピッタリでよかったけど。志村さんでみたかったなぁ。

イン・ザ・ハイツ 6

忍耐と信仰、そして開き直り！
トニー賞を獲得したミュージカルの映画化。ニューヨークのダウンタウンで差別や貧困に負けずに逞しく生きる移民たちの姿。ここにアメリカのパワーの源があるんだなと感じる。力を感じるのはソロでなくみんなで力強く歌い踊るシーン。細かい理屈がどうこうでなく、生命力バーン！って感じがビンビン来るわ。もう少し自分がフラットな状況で楽しめたら最高だったのに…それでも後半は盛り上がれたよ。