一昨日の『世界はもっと美しくなる 奈良少年刑務所詩集 』(2016/9/30・受刑者著・寮 美千子 (編集)の続きです。
奈良少年刑務所での詩の取り組みは『社会性涵養プログラム』の一環です。
付録として、次のような掲載があります。
「付録」子どもを追い詰めない育て方 刑務所の教育専門官に聞く
竹下三降氏(元・奈良少年川務所教育専門穴/臨床心理十)
乾井智彦氏(奈良少年刑務所教肯専門官)
評価しない
これができたら〇、できなかったら×。この線を越えたら〇。達さなかったら×、そうやって評価され続けると、子どもは「○をもらえないと、愛してもらえない」というメッセージを受けとってしまうことになりかちです。「わたしがわたしであることに価値がある」という根源的な自信が持てなくて、「なにかを成し遂げたり、達成しないと、わたしには価値加などと思いこんでしまうのです。
なにかを達成して得られるのは「条件的自信=社会的自尊感情」です。これは、自分か置かれた外的な状況によって、常に揺らぐものです。そのため、なんとかそれを補強しようと、資格を取ったり、人一倍仕事をがんばったりして、なにかを成し遂げるエネルギーになることもあります。…
一方、「根源的自信=基本的自尊感情」は、地位やお金といった外的なものに左右されません。「わたしかわたしであることに価値がある」と自分自身を信頼しているので、余裕を持って生きていることを楽しむことかできます。「根源的自信」は、しあわせに生きていくうえでの最強の味方かもしれません。
「これかできたから、あなたはいい」という条件付きの愛情ではなくて。「なにかできてもできなくても、あなたが人好き。あなたが大切」というメッセージを、ぜひ伝えてあげてください。(以上)
いい指摘です。浄土真宗の利益も、この「根源的自信=基本的自尊感情」が獲得されるということでしょう。
奈良少年刑務所での詩の取り組みは『社会性涵養プログラム』の一環です。
付録として、次のような掲載があります。
「付録」子どもを追い詰めない育て方 刑務所の教育専門官に聞く
竹下三降氏(元・奈良少年川務所教育専門穴/臨床心理十)
乾井智彦氏(奈良少年刑務所教肯専門官)
評価しない
これができたら〇、できなかったら×。この線を越えたら〇。達さなかったら×、そうやって評価され続けると、子どもは「○をもらえないと、愛してもらえない」というメッセージを受けとってしまうことになりかちです。「わたしがわたしであることに価値がある」という根源的な自信が持てなくて、「なにかを成し遂げたり、達成しないと、わたしには価値加などと思いこんでしまうのです。
なにかを達成して得られるのは「条件的自信=社会的自尊感情」です。これは、自分か置かれた外的な状況によって、常に揺らぐものです。そのため、なんとかそれを補強しようと、資格を取ったり、人一倍仕事をがんばったりして、なにかを成し遂げるエネルギーになることもあります。…
一方、「根源的自信=基本的自尊感情」は、地位やお金といった外的なものに左右されません。「わたしかわたしであることに価値がある」と自分自身を信頼しているので、余裕を持って生きていることを楽しむことかできます。「根源的自信」は、しあわせに生きていくうえでの最強の味方かもしれません。
「これかできたから、あなたはいい」という条件付きの愛情ではなくて。「なにかできてもできなくても、あなたが人好き。あなたが大切」というメッセージを、ぜひ伝えてあげてください。(以上)
いい指摘です。浄土真宗の利益も、この「根源的自信=基本的自尊感情」が獲得されるということでしょう。