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せかいのおきく

2024-03-10 14:13:49 | 映画 2024年
阪本順治監督のオリジナル脚本作品
2023年4月公開

時代は幕末

いろいろな事が独特の映画

まずはテーマが下肥買い
江戸の町の家々を回り
厠から糞尿を集め
農家に売るという江戸時代の無駄のない
リサイクルシステム
汚穢屋:おわいやと言う

集めて回るのは
矢亮(池松壮亮)と中次(寛一郎)
寛一郎さんは佐藤浩市さんの息子さんで
佐藤浩市さんは
元武士でおきくの父親源兵衛役で出演

二人で
便所の中と外で会話するシーンがあったなあ

このころは便所の扉は下半分しかないのだ
このころに生まれなくてよかったと
しみじみ思うわ

糞尿を集めるシーンが何度も出てくるので
それで白黒にしたのか?

ずっとカラーでこれを見せられたら
耐えられないかも

そしてこの映画は9章からなる
小説みたいなスタイル

その章の最後だけ一瞬カラーに変わるので
カラーの糞尿も
結局観てしまうことになるのだけど

おきく(黒木華)は
父親と二人で長屋で暮らしていたのだが
父をある事件で亡くしその時おきくも
喉を切られて
声を失ってしまう

手話の元祖みたいな感じで
気持ちを伝えるおきく

題字や各章の美しいかな文字も魅力の一つかと

序章  江戸のうんこはいずこへ
第一章 むてきのおきく
第二章 むねんのおきく
第三章 恋せよおきく
第四章 ばかとばか
第五章 ばかなおきく
第六章 そして船はゆく
第七章 せかいのおきく
終章  おきくのせかい



映画『せかいのおきく』公式サイト

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