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アルバート氏の人生 Albert Nobbs

2017年06月24日 21時32分46秒 | 洋画>★★★
2011年/アイルランド/ロドリゴ・ガルシア監督/グレン・クローズ ジャネット・マクティア ミア・ワシコウスカ アーロン・ジョンソン ポーリン・コリンズ ブロナー・ギャラガー ブレンダン・グリーソン
2017年6月19日 日テレ映画天国〔LGBT映画祭〕

【あらすじ】
舞台は19世紀のダブリン。アルバート・ノッブス(クローズ)は、小さなホテル<モリソンズ>で住み込みのウェイター暮らし。いつか独立する日のために、せっせと小銭を貯めこんでいる。善良な堅物老紳士ではあるがしかし、彼は<彼女>だった! 不幸な生い立ちで孤独な身の上となり、若い頃のあれやこれやのすえ男に頼る生き方を捨てたアルバート氏。女独りで生きていくのは困難なご時世、男のふりをして人生を全うする道を歩んでいたのだった。
そんな折、モリソンズにペンキ職人ヒューバート・ペイジ氏(マクティア)が住み込み労働することになった。男同士だからってんで部屋のシェアを頼まれたアルバート氏であったが、彼に女であることがばれてしまう。どうかご内密に!と思ったらヒューバートさんも男装の女性であった。しかもキャスリーンという妻(ギャラガー)までいるという。女でも女性を妻にして所帯持てるの? 衝撃であり、天啓だった。
アルバート氏は、貯まったお金で独立開業することにした。モリソンズの女性従業員ヘレン(ワシコウスカ)を妻にすることを妄想して。だがヘレンは、新参のボイラーマン、ジョー・マキンス(ジョンソン)と恋仲になっていた。ヘレンを口説こうとするアルバート氏であったが、ジョーに操られた彼女にたかられるばかり。
チフスの流行でホテルは営業停止、ヘレンの妊娠、キャスリーンの死去。ジョーは家庭を持つつもりはなくアメリカ行きを決意。ジョーとの言い争いからヘレンを助けようとしたアルバート氏は頭を強打してしまう。
アルバート氏は死んだ。ジョーはアメリカへ行ってしまった。ヘレンは幼子と残された。アルバート氏の床下貯金はモリソンズに奪われた。そしてヒューバートは…。


アルバート氏は男装してはいるが、何十年かぶりでドレスを纏った時に悦びを得るのであるからココロは女性。だが女性であるヘレンと所帯を持ちたいと切望するのであるから、レズビアンてことか。ややこしい。
先入観があったとはいえ、アルバート氏のことはやっぱり<オバサン>にしか見えなかったな。押さえきれないグレン・クローズの女子力故か。一方ヒューバートさんのジャネット・マクティアは、巨乳をボボーンと見せられても尚<ハンサムなおっさん>に見えた。体格の差かなあ。ドレスを着ても、やっぱり似合わなくて居心地悪そうだった画が印象的です。こちらは真正トランスジェンダーか。
製作も兼ねたグレン・クローズが、何十年か前に主演した舞台を映画化したものらしい。男に何か、恨みでもありましたか?

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