暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

恐竜小僧/ジュラシック・ボーイ Clifford

2005年05月02日 15時00分47秒 | 洋画>殿堂>SNL
1994年/米/ポール・フラハーティ監督/マーティン・ショート チャールズ・グローディン
2003年? 午後のロードショー

【あらすじ】
天才超能力少年で恐竜狂いのクリフォード(ショーちゃん)が、親を欺き叔父を利用して<恐竜ワールド>へゴートゥーヘル!

SNLファミリーで忘れちゃならない清純派、それがマーティン・ショートだ!
個人的意見としては、<ショーちゃんにハズレなし>である。今まで観た何れの映画も、痛々しさがなく楽しめた。
SNLっぽいバカ映画は勿論だが、清純派を武器にディズニー映画のようなチビッコ向け作品でもツブシを効かせている。
下ネタはあるが、エロくはない。カワイイけれど、モテない、弱い、頼りない。そんな役ばかり。バカと言うよりは、オタク用語でいうところの<ドジっ子>といったところか。時々、今作でも披露している<ショーちゃん踊り>をするので要チェック。
個人的には名作「サボテン・ブラザース」('86)でチェビー御大と、「3人の逃亡者」('88)で共演のニック・ノルティと激萌えである。同人回路脳スイッチオーン!勿論ウケ専!

そんな中で、一際奇抜な作品が今作である。
この作品を取り上げようと思って記憶を掘り起こしていたのだが、以前撮り溜めていたビデオをチェックしていたところ思いがけず発掘された。うう~ん、奇遇!因みにテレ東は、年に1、2度午後ローか深夜枠で放送してくれていた。だからテレ東って好きさ。
ショーちゃんは最初ジジイメイクの神父で登場。アレッと思うと回想に入って、何と子役としてハッスルする。
いくら背が低い、童顔とは言え、役の推定年齢は小学校高学年くらい(一説には10歳)である。ショーちゃん'50生まれ、御歳44!
このあまりのムチャっぷりは映画史に残る。必見!しかも「そのうち成長するんだろう」とタカを括っていると大きな間違いで、回想中はずっとコドモ。ハリウッドには腐るほど天才子役がおるだろーに。ほとんどコントの乗り。
しかし、最初キモチ悪いと思っていた短パン姿も、見慣れてくれば不思議とコドモに見えてくるもの。このあたりどういったマジックなのか…。それとも洗脳されてしまっただけなのか。
このコドモが非常に腹の立つキャラなのだが、ショーちゃんがやっているのでただただバカバカしくて許せてしまう。ほんとに子役がやってたら、見どころもなんもない映画だったんだろうなあ。
コドモショーちゃんが、叔父さんに頬キスを求めるカットが2度ほどある。激★萌え。

しかし真剣に映画を楽しみたい姿勢の大方の意見は、「フザけるのも大概にしろ」というもの。
この映画は<映画>ではなく<ショーちゃん>を楽しむべきものなので、そこを掴めないとやっぱり腹立つんだろうなあ。マルクス兄弟がダメな人にはダメかもね。
私の想像では、制作サイドも<可愛い可愛いショーちゃんを、子役にしたら面白そう♪>というフザケ心と萌え心だけで作ったような気がする。
ただ、叔父さん役の俳優がもっと男前だったら嬉しかった。惜しい!

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