暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

グレムリン GREMLINS

2005年12月21日 23時30分33秒 | 洋画>★★★
1984年/米/ジョー・ダンテ監督/ザック・ギャリガン フィービー・ケイツ
2005年12月21日 テレ東午後のロードショー〔クリスマス特集〕

【あらすじ】
売れない発明家オヤジが、チャイナタウンの怪しげな雑貨店で不思議で可愛い「モグワイ」なる珍動物を購入。クリスマスに息子のビリーにプレゼントするが、水で増えるわグレムリンに変態するわ、クリスマスで浮かれた街はめちゃくちゃに!

「2」の方は見た記憶がハッキリしているが、こちらは見たような、初のような…?
ほとんど覚えているシーンなどないのだが、ヒロインが語るクリスマスの悲しい想い出だけはやたら鮮明に記憶に残っているのだ。
確かにこの「行方不明になっていた父親が、後にサンタの扮装で煙突の中から遺体で発見される」というブラックな逸話は、アメリカの都市伝説としてはメジャーなものらしい。他のシーンをごっそり忘れているのか、どっかでこのシーンだけ見たのか、はたまたどこかで見たこの逸話から記憶を勝手に捏造してしまったのやら。まあどうでもいいね。

ところで、この映画で一番悪魔的な顔を発揮するのはグレムリンではない。主人公の母!相手が小悪魔とは言え、ミキサーにかけ、ナイフでめった刺しにし、電子レンジで爆破させる。母性の吹き替え女優池田昌子を使って、よくもこんなことができたものだ。恐ろしや。
まあこの作品も、「野生のエルザ」同様ギズモの可愛らしさだけでどんぶり飯が3杯は食える。
その上監督ジョー・ダンテの「オタク故のクリスマスに対する反抗」も見事に描き、暴走族やヤンキーらに一矢報い、約束を守ることの大切さなどの教訓も盛り込み親御さんへの配慮も忘れない。
実に良く出来たオタク映画だと思う。クリスマスプレゼントとしてギズモのグッズもオモチャ会社に提供するなど金銭的な抜かりもない。

そう言えば、この映画の公開時、私は中学生くらいだった。
ところが町はド田舎で、映画館がない。電車で1時間かかる木更津まで行かないと見られなかったのだ。
お友達同士では行かせてもらえず、一部の「理解ある親」を持つ者だけが連れて行ってもらえた。もちろん、ウチは違った。見に行ったと誇らしげに語る友人が、うらやましかったなあ。
この頃「ゴーストバスターズ」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などの、ファンタジックで中学生が見るには丁度いい作品が結構あったのに。勿体ない。田舎なんて嫌いだ!

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1 コメント

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Unknown (ジェームズ・ドボン)
2020-12-27 14:28:30
>電車で1時間かかる木更津まで行かないと見られなかったのだ。

1980年代はそういう例がありましたなあ。終電に乗り遅れて親に電話して迎えに来てもらったクラスメートもおったでえ!

>母性の吹き替え女優池田昌子を使って、よくもこんなことができたものだ。

声優オタクが怒りまっせ!

>ギズモのグッズもオモチャ会社に提供するなど金銭的な抜かりもない。

猫パトちゃんのチェックもええでえ!
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