暇人映画

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猿の惑星・征服 Conquest of the Planet of the Apes

2007年08月23日 22時02分04秒 | 洋画>★★
1972年/米/J・リー・トンプソン監督/ロディ・マクドウォール
2007年8月17日 テレ朝シネマ・エクスプレス

【あらすじ】
前作から20年。舞台は1990年代に。
前作での予告通り、犬猫は疫病によって絶滅。変わって人間のペットにされたお猿たちは、その知能の高さと<可愛くない>という理由の元奴隷として扱われるようになっていた。
そこに現れた前作の赤ちゃんチンパン<シーザー>。彼は成体となり、言葉を喋ることを秘密にしていた。
しかしお猿たちが奴隷になっている現状に憤慨、更に彼の育ての親も殺され、クーデターを試みる。
一度は囚われの身となったシーザーは、お猿帝国の始祖となるか!?


こりゃまたSFと言っても陳腐な設定だなあ。寿命の長いお猿たちが、20年、2、3世代であそこまで知恵を付けられるなら、猿回しは苦労しないよ。最終的に喋っちゃうんだよ。んなアホな!
だいたいが<犬猫を絶滅させるウイルス>は前作のコーネリアスたちが未来から持ち込んだって、じゃあ元々ウイルスはどっから発生したの?っていうタイムパラドックスまでも生む。
しかもこの設定で考えると、チャールトン・へストンは1960年代に恒星間宇宙飛行に乗り出したってことになってしまう。SFなら何でもアリとでも考えているのだろうか。現実的科学考証の土台がしっかりしていてこそ、SFは面白いんじゃないだろうか。
しかもまだ続く。
こんなシリーズから、よくぞティム・バートンは新解釈を産み出したもんだ。偉い!

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