暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

デッドリー・スネーク/恐怖の毒々パニック SILENT PREDATORS

2005年04月26日 11時59分58秒 | 洋画>☆
1999年/米/ノエル・ノセック監督/ハリー・ハムリン主演
2004年12月2日 午後のロードショー

【あらすじ】
毒性の強いアフリカ産の大蛇が、アメリカの郊外に逃げ出した。
それから20年、在来種のガラガラヘビとの自然交配に成功し、双方の強さを遺伝した蛇が大繁殖!開発のために生息域を追われた蛇は、町に出て住民を襲い始めた。
町に赴任してきた消防署長は住民に警鐘を鳴らそうとするが、開発会社のヤングエリートは内密になんとかやり過ごそうと、単独で蛇退治に乗り出す。


私は映画を観ると、取り敢えず星一つから五つの5段階で自分なりの評価を付けている。ただの癖なのだが。
11月からサーキットを始めて早5ヶ月超。200本ほどの映画を観てきたが、その中で5段階評価では収まらなかった唯一の0点作品を今回は取り上げる。

私はこの作品を見るに当たって、放送前から大いに期待していた。
期待その1.動物パニック
パニックモノが何故か好き。何か面白いパニックを見たのか何だか知らないが、天災パニック、動物パニック共にワクワクしてしまう。ただ単に、ヒトの不幸が楽しいだけかも。
期待その2.毒々
別に「悪魔の毒々モンスター」信者ではないが、「毒々」というなんとも言えないB級臭さに胸キュンしてしまう。ホラー系も好き。

私の妄想の中では、恐ろしい蛇たちがにょろにょろにょろにょろ画面一杯にとぐろを巻き、人々は次々に襲われ、咬まれた人は毒に侵され焼けただれながら(ここらへんが毒々)助けを求めるというハラハラドキドキストーリーが出来上がっていた。

実際観てみると、蛇に襲われる人はほんのチョット…。ショッキングな映像もなく、役者が「ギャー!」と叫んでキレイな死体が残るだけ。大蛇の大群は街まで出ず、退治に訪れた極少数のキャストを襲うのみ。
学者風の人が「コイツはとんでもないモンスターだ!」みてーなことを真顔で言うのだが、見たところそんなにデカいわけでも凶暴なわけでもない。良心的に見ても、ちょっと大きめのガラガラヘビ…。千石正一先生が見たら泣くだろうか、笑うだろうか。
役者陣も見栄えのする人はおらず、とっても地味。
この時点では星一つくらいは上げられたのだが、サブタイトルの「毒々」が期待を大きく裏切ってしまったのでマイナスとなり、0点評価となってしまった。思えば不条理なことだが…。

よくよくスタッフを確認してみると、「ハロウィン」「ブギーマン」でお馴染みの名匠ジョン・カーペンターが脚本を担当しているじゃないか。私的にはチェビー御大主演の「透明人間」(糞)の監督。本当かなあ。
しかし考えてみれば、'99にこれほどダメな映画を作れるというのも大したものである。
そしてそれを放送してしまうテレ東「午後のロードショー」。午後ロー最高!

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