ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

「ごんぎつね」ベラルーシ語訳がベラルーシの雑誌に掲載されました!

2014-12-23 |   新美南吉
 「マラドスツィ」編集部に原稿を渡してからずいぶん時間が経ちましたが、新美南吉の代表作「ごんぎつね」ベラルーシ語訳が掲載されました! 

 この雑誌は子供向けではなく、ベラルーシ語文芸雑誌なのですが、日本の児童文学作品を載せてもらいました。(やっぱり内容が子供向けではない、とベラルーシ人には思えるようです。)
 2014年12月号に載せることにしましたよと編集長から連絡がきたのですが、クリスマスなので、お話を読者にプレゼント・・・という企画にしてもらい、12月25日発売の号に掲載される運びとなったのです。
 編集長、この判断にありがとう! 

 マラドスツィのサイトはこちらです。
 新美南吉の代表作であるばかりではなく、日本の児童文学を代表する「ごんぎつね」がベラルーシの文芸雑誌で発表されて、とてもうれしいです。
 「ごんぎつね」という物語は、「日本文学らしさ」がしみこんでいる作品だと私は思うのですが・・・
 他の民族には児童文学としてこういう話は書けないし、そもそもあまり思いつかないのではないかと思います。
 日本文化情報センターの朗読会で「ごんぎつね」を読んでいるのですが、大人も子どももベラルーシ人はしーん・・・となってしまって、誰も感想を言ってくれません。理解の範疇を超えちゃうんでしょうか???
 しかし雑誌の読者層は違うので、「ごんぎつね」の新たな感想がもらえるかもしれないと期待しています。


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