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ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

放射能性物質を含んでいる水道水について

2011-03-27 | 放射能関連情報
 HP「ベラルーシの部屋」管理人さばさんからメールが来ました。
 一部ご紹介します。

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 職場でも「水ってのんでいいの?」というレベルでみんなうーんとか いってるし。
 夫も「沸騰すればいいんだって」「汲んで何日かおいておけばいいんだって」といろいろ振り回されてます。

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 水に関してですが、まず、何と言っても放射能性物質は水にとけやすいです。
 しかし、意外と重い物質です。(特にヨウ素は重い。)
 つまり、放射能性物質と水をぐるぐるかき混ぜて、ほうっておくと底のほうに放射能性物資が沈殿する、ということになります。理論的にはコップの上より、下のほうが放射能濃度が濃い、ことになります。
 しかし現実問題として、コップぐらいでは大きな差が出ません。
 ベラルーシの場合、池や湖の底には放射能がたまっています。コップの高さが池の深さと同じぐらいなら、その上のほうの水を飲んでも大丈夫でしょう。(^^;)

 「沸騰したら大丈夫。」にはなりません。砂糖水を温めると、水分が蒸発し、逆に砂糖の味が濃くなるでしょう。それと同じことが言えるので、かえって沸騰させないほうがいいです。

 それより汲み置くほうが少しは効果があるかもしれません。 (あまり長い期間置いておくと水そのものが腐りそうですが・・・。)

 ちなみにチェルノブイリ原発事故後、放射能汚染された水をきれいにするための、濾過装置(フィルター)の早期開発がうたわれました。しかし、そのような商品は今のところベラルーシにはありません。
 (普通のフィルターならありますが・・・。 )

 炭には放射能性物質を自分自身にくっつける作用があります。気になる人は、炭がフィルター部分に使われているタイプの濾過器(フィルター)を通してから、飲んではいかがでしょうか?
 
 私の感覚としては、日本人の皆さんはそんなに水道水のことは気にすることはないと思います。(乳児に飲ませるのでなければ。) 
 それより、体中に放射能をかぶってしまったのに、「水道水は汚染されているから。」と体を洗わない(除染しない)ほうが、よっぽど問題だと思います。



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