ベラルーシの部屋ブログ

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本「自分と子どもを放射能から守るには」農耕作編 1 土壌対策

2011-04-24 | 放射能関連情報
 土壌汚染の予防方法

 放射能に土壌が汚染されないように予防する方法があります。
 まず土の中のカリウム分を増やしておきます。そうすると土にセシウムが入り込むのを防ぐことができます。
 カルシウム分が多いとストロンチウムが入り込むのを防ぐことができます。
 そこでカリウムとカルシウムをたくさん含んだ肥料をすきこんでおきます。

(訳者から)
 このような予防方法を知っておくのはいいことですが、すでに汚染されている場合はどうすればいいのか、という問題のほうが緊急課題だ、と思われる方もいると思います。
 まず、私から言えるのは、現時点で汚染地域ではないが、近所が危険地域に指定されているような場所は、もしかすると近いうちに汚染される可能性があるので、念のため今のうちに上記のような予防措置をとっておくことがいい、ということです。
 
 すでに汚染されてしまっている土壌の場合は、これこれこういう肥料をすきこんでおくように、というアドバイスがこの本に載っていますが、その肥料(商品名)が日本で手に入るかどうか分かりません。

 またカリウム分やカルシウム分を含む肥料を菜園などにたくさんすきこむのはいいことですが、それらの1成分が極端に多いと、そのような土を嫌う野菜や果物もあると思いますので、注意してください。


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