仮にここに牛乳の瓶が1本あるとします。
その中に含まれている放射性物質が100個とします。
この牛乳を使っていろいろな乳製品を作ると、含まれている放射性物質の数はどのように変化するでしょうか?
まず、生クリームを作ると放射性物質の数は4分の1から6分の1に減ります。
カッテージチーズを作ると、放射性物質の数は4分の1から6分の1に減ります。
サワークリームを作ると、放射能物質の数は4分の1から6分の1に減ります。
水分の少ない固形チーズを作ると、放射性物質の数は8分の1から10分の1に減ります。
バターを作ると、放射性物質の数は8分の1から10分の1に減ります。
この牛乳から作られたトプリョンノエに残る放射性物質の数は0%から10%になります。
つまりほとんど放射能は残りません。
(訳者からの注意)
上記の生クリームですが、ベラルーシで売られている生クリームと日本の生クリームはだいぶ違うので、このような結果にならないかもしれません。ベラルーシの市販されている生クリームの乳脂肪分はだいたい10%です。
ヨーグルトの上にたまる上澄み液のことを乳清、英語ではホエイ、またはホエーと言いますが、ヨーグルト本体よりも、この上澄み液のほうに放射能がより多く溶けていますので、捨ててください。
それから「トプリョノエ」とは何かご説明します。簡単に言うと加熱して色が白から薄茶色に変化した牛乳のことです。
画像は近所のスーパーで売られていたトプリョノエの牛乳です。この画像だとよく分からないかもしれませんが、普通の白い牛乳と比べて、トプリョノエはベージュ色をしています。
ベラルーシでは市販されているのを買ってきて飲むのが一般的です。
つまり工場で大量生産されています。工場では牛乳を殺菌処理した後、密閉した容器に入れ、85度から99度の温度を3時間保ちます。膜が表面にできないように攪拌しながら加熱します。その後温度を下げたものをパックにつめて商品とします。
では家庭ではどうやって作ればいいのでしょうか?
一度沸騰させた牛乳を、熱湯消毒しておいた水筒に入れ、5時間ほど放置しておく、という簡単な方法があります。
もう一つの方法は牛乳を湯煎にかける方法です。40分から1時間かけて弱火でかき混ぜながら加熱してください。色が薄茶色に変わったら完成です。
素人判断ですが、この最後の方法のほうが、放射能がより減ると思われます。
・・・・・・・・・・・・・・・・
ここから先は訂正情報です。
私自身この記事を更新した後、どうして密閉した容器に入れて過熱した牛乳から放射能が減っていくのか、よく分からないと思っていました。
この本の筆者であるバベンコさんに質問してみました。するとこのようなことが分かりました。
一言で言うといろんな方法で作るトプリョノエがあるのです!
まず上記の牛乳を湯煎にかける方法は、ちゃんと普通の牛乳がトプリョノエになります。しかし、この方法では放射能は牛乳が汚染されている場合、やっぱり残ってしまい、効果がありません!
(素人判断などするものではないですね。すみません。)
上記の工場で大量生産されている方法ですが、これでも元の牛乳が汚染されている場合、放射能が残ってしまいます。
上記の家庭で水筒に入れる方法でも、元の牛乳が汚染されている場合、放射能が残ってしまいます。
しかし、全部トプリョノエという名前です。
じゃあ、どうしたら、放射能が激減するトプリョノエになるのか教えてくださいと頼みました。
するとまず汚染されている牛乳をクリーム分離器にかける。(ない場合は、気長にかき混ぜる。相当時間がかかると思いますが。)
そうすると乳脂肪分と乳清に分離します。できるだけ時間をかけて、きれいに分離するほうがいいそうです。
出てきた乳清はできるかぎり捨てます。残った乳脂肪分(生クリーム)をさらに泡だて器でかき混ぜます。(あるいは攪拌器で攪拌する。)
その後それを沸騰させないように注意しながら、気長に加熱します。色が薄茶色になると完成。
これが放射能のほとんど残らないトプリョノエになるそうです。
じゃあ店で売っている商品としてのトプリョノエはどうなのか?
と尋ねると、検査をして放射能がない(あるいは暫定基準値以下)牛乳で、作ってあるから、密閉容器に入れる方法(放射能が減らない方法)で製造しても、ちゃんと安全なトプリョノエが完成する。だからお店で売ってもよいのだそうです。
なるほど・・・。
おかげで私はすっきりしましたよ。しかし家で放射能が減る方法でトプリョノエを作るのは大変だと思いました。
(日本の企業よ、商品化してください。)
このブログで間違った情報をご紹介していてすみませんでした。おわびして訂正します。
その中に含まれている放射性物質が100個とします。
この牛乳を使っていろいろな乳製品を作ると、含まれている放射性物質の数はどのように変化するでしょうか?
まず、生クリームを作ると放射性物質の数は4分の1から6分の1に減ります。
カッテージチーズを作ると、放射性物質の数は4分の1から6分の1に減ります。
サワークリームを作ると、放射能物質の数は4分の1から6分の1に減ります。
水分の少ない固形チーズを作ると、放射性物質の数は8分の1から10分の1に減ります。
バターを作ると、放射性物質の数は8分の1から10分の1に減ります。
この牛乳から作られたトプリョンノエに残る放射性物質の数は0%から10%になります。
つまりほとんど放射能は残りません。
(訳者からの注意)
上記の生クリームですが、ベラルーシで売られている生クリームと日本の生クリームはだいぶ違うので、このような結果にならないかもしれません。ベラルーシの市販されている生クリームの乳脂肪分はだいたい10%です。
ヨーグルトの上にたまる上澄み液のことを乳清、英語ではホエイ、またはホエーと言いますが、ヨーグルト本体よりも、この上澄み液のほうに放射能がより多く溶けていますので、捨ててください。
それから「トプリョノエ」とは何かご説明します。簡単に言うと加熱して色が白から薄茶色に変化した牛乳のことです。
画像は近所のスーパーで売られていたトプリョノエの牛乳です。この画像だとよく分からないかもしれませんが、普通の白い牛乳と比べて、トプリョノエはベージュ色をしています。
ベラルーシでは市販されているのを買ってきて飲むのが一般的です。
つまり工場で大量生産されています。工場では牛乳を殺菌処理した後、密閉した容器に入れ、85度から99度の温度を3時間保ちます。膜が表面にできないように攪拌しながら加熱します。その後温度を下げたものをパックにつめて商品とします。
では家庭ではどうやって作ればいいのでしょうか?
一度沸騰させた牛乳を、熱湯消毒しておいた水筒に入れ、5時間ほど放置しておく、という簡単な方法があります。
もう一つの方法は牛乳を湯煎にかける方法です。40分から1時間かけて弱火でかき混ぜながら加熱してください。色が薄茶色に変わったら完成です。
素人判断ですが、この最後の方法のほうが、放射能がより減ると思われます。
・・・・・・・・・・・・・・・・
ここから先は訂正情報です。
私自身この記事を更新した後、どうして密閉した容器に入れて過熱した牛乳から放射能が減っていくのか、よく分からないと思っていました。
この本の筆者であるバベンコさんに質問してみました。するとこのようなことが分かりました。
一言で言うといろんな方法で作るトプリョノエがあるのです!
まず上記の牛乳を湯煎にかける方法は、ちゃんと普通の牛乳がトプリョノエになります。しかし、この方法では放射能は牛乳が汚染されている場合、やっぱり残ってしまい、効果がありません!
(素人判断などするものではないですね。すみません。)
上記の工場で大量生産されている方法ですが、これでも元の牛乳が汚染されている場合、放射能が残ってしまいます。
上記の家庭で水筒に入れる方法でも、元の牛乳が汚染されている場合、放射能が残ってしまいます。
しかし、全部トプリョノエという名前です。
じゃあ、どうしたら、放射能が激減するトプリョノエになるのか教えてくださいと頼みました。
するとまず汚染されている牛乳をクリーム分離器にかける。(ない場合は、気長にかき混ぜる。相当時間がかかると思いますが。)
そうすると乳脂肪分と乳清に分離します。できるだけ時間をかけて、きれいに分離するほうがいいそうです。
出てきた乳清はできるかぎり捨てます。残った乳脂肪分(生クリーム)をさらに泡だて器でかき混ぜます。(あるいは攪拌器で攪拌する。)
その後それを沸騰させないように注意しながら、気長に加熱します。色が薄茶色になると完成。
これが放射能のほとんど残らないトプリョノエになるそうです。
じゃあ店で売っている商品としてのトプリョノエはどうなのか?
と尋ねると、検査をして放射能がない(あるいは暫定基準値以下)牛乳で、作ってあるから、密閉容器に入れる方法(放射能が減らない方法)で製造しても、ちゃんと安全なトプリョノエが完成する。だからお店で売ってもよいのだそうです。
なるほど・・・。
おかげで私はすっきりしましたよ。しかし家で放射能が減る方法でトプリョノエを作るのは大変だと思いました。
(日本の企業よ、商品化してください。)
このブログで間違った情報をご紹介していてすみませんでした。おわびして訂正します。