ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年9月15日。ウクライナ侵攻から570日目

2023-09-15 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年9月15日。
 ベラルーシ農業食糧省の発表によると、今年ベラルーシの穀物収穫量が去年に比べて15%減少しました。降水量が少なかったのが原因です。洪水もあったんですけどね。
 逆に主食のじゃがいもの収穫量は増えたそうです。
 黒海を通じての穀物輸出ルートの問題が続いている今、穀物収穫量が減ったというニュースは厳しいものがありますね。また食料品の値上げが起きそうです。

 
 北朝鮮の総書記を大歓迎していたばかりのロシア大統領は今日、ロシア南部ソチでベラルーシ大統領と会談しました。
「北朝鮮は我々の隣人であり、我々は良い隣人関係を作らなければならない」とし「我々は何も違反せず、その意図もない。国際法の枠組みの中で露朝関係の発展の機会を模索する」と述べました。

 ​ロシア大統領府報道官も
「ロシアと北朝鮮が首脳会談で軍事問題や他の分野などにおいていかなる公式的な協定も締結しておらず、また、いかなる協定にも署名する計画はない」
と伝えました。

 ロシアが北朝鮮と兵器および軍事技術を取引し、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議に違反するのではないかという懸念が提起されたことに対する返答のようです。

 さらにロシア大統領は、ロシアがウクライナ戦争に北朝鮮の志願兵を連れてこようとしているという主張をナンセンスだと強く否定しました。北朝鮮の兵士が数としてもロシア軍の大きな支援にはなりそうにありませんからね。

​ ロシア大統領はベラルーシ大統領に
「先日、北朝鮮の指導者と会談したが、この地域の情勢に関する議論がどのように進められたのかを知らせたい。」
と述べ、ベラルーシ大統領は「ロシア、ベラルーシ、北朝鮮の三国が協力する案を考えられる」として三国間協力を提案しました。
 ベラルーシと北朝鮮が同盟国になるんですね。