ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年6月23日。ウクライナ侵攻から120日目

2022-06-23 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年6月23日。
 
 ベラルーシ大統領が今日ロシアへ出発。3日間に渡り、ロシア大統領と対面会談を行います。こういうニュースを見ると、ロシア大統領が病気であるという説や影武者がいるという説は信じられませんね。

 ラトビア人男性とベラルーシ人男性がSNS上で、ベラルーシ大統領に関する発言を公開し、身柄拘束されましたが、精神病院で一ヶ月入院させられることになりました。
 ラトビア政府は自国民に対し、不要不急の用事がないかぎりベラルーシに入国しないよう求めています。
 
 ナイキもロシア市場からの撤退を決定しました。
 アメリカ企業のシスコシステムズもロシアとベラルーシから撤退することを決定しました。

 ロシア軍が1か月あまり占拠したチェルノブイリ原発。周辺には日本の福島大学を中心とした研究室もありますが、実験器具などが奪われたということです。


 カザフスタン大統領はサンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムの全体会合にロシア露大統領と2人で出席した際にドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国をカザフは正式な国家として承認していないと発言しましたが、その後カザフメディアは18日、フォーラムでロシアがトカエフ氏に国家勲章を授与しようとしたが、トカエフ氏が断ったことを同氏の報道官が認めたと報じました。しかしロシア大統領報道は「勲章授与は当初から計画されていなかった」と否定しています。

 さらにトカエフ氏の発言について、ロシア政権与党「統一ロシア」幹部のザトゥリン氏はラジオ局のインタビューで「ロシアへの挑戦だ。ウクライナのような問題がカザフにも起き得る」と述べました。
 つまりロシアがカザフスタンに侵攻することもありえるということです。

 さらにトカエフ氏は「ロシア社会の一部にカザフへの批判があるが、両国の関係悪化はロシアの損となる。」と発言。
 またウクライナ外相によると、4月にカザフ外相は、ロシアの制裁逃れに協力しないとウクライナ側に約束したとされています。


 イギリス国防省は22日、ドネツク州にいるロシア軍と親ロシア派部隊について、多数の死傷者が出ているとの見方を示し、ドネツク人民共和国の民兵だけだと、開戦当初の兵力の55%を失っていると推定しています。

 今日のロシア軍の発表によると、1日でウクライナ軍兵士650人を殺害したそうです。


 ベラルーシの反体制ハッカー集団サイバー・パルチザンの広報担当者が23日までに共同通信の取材に応じ「(ロシアのウクライナ侵攻に)大きな影響をもたらすサイバー攻撃の準備を進めている」と話しました。ウクライナを支援するためで、(計画実行の)Xデーに向け、作業を集中しているそうです。
 Xデーは、7月3日の独立記念日ではないでしょうか。