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中卒の新聞配達員が不動産王に。規格外の男が語る月収3億円超の投資術とデカイ夢

2018-10-25 16:03:09 | ニュースまとめ・総合
中卒の新聞配達員が不動産王に。規格外の男が語る月収3億円超の投資術とデカイ夢



2018年10月25日 8時33分

HARBOR BUSINESS Online

 不正融資騒動をはじめ、ネガティブなニュースが続く不動産投資。しかし、そんな情勢にあっても恐ろしいスケールで稼ぐ男がいた!

◆新聞配達員から不動産王に成り上がった男

「家賃収入は月約3億6000万円。そのほかにも駐車場やコインランドリーなどの利益が約4000万円。ローン返済が月2億3000万円ほどなので、キャッシュフローだと約1億7000万円の利益になります」

 このようなとてつもない規模の不動産オーナーに一代でのし上がった大川護郎氏。フェラーリやランボルギーニをはじめとする高級車を20台以上所有するなど、現在の生活ぶりも華やかそのもの。しかし、その原資は中卒で就職し、新聞配達員としてコツコツと増やした貯金だったという。

「子供の頃は家が貧しく、勉強をする気もまったくなかったので16歳から働き始めたのですが、すぐに販売店の店長を任せてもらい20歳で年収1000万円程度になりました。それでも、衰退する新聞業界だけで生き抜くのは難しいと感じ、不動産投資を始めることにしたんです。不動産は衣食住に関わるものでありながら、私個人の能力ではなく、建物や土地の能力で勝負できますからね」

◆不動産で儲けたいなら他人任せは絶対にNG

 そうして不動産業に参入した大川氏。当初は20代前半という年齢から金融機関や不動産会社から相手にしてもらえず、廃墟のようなボロボロの物件をキャッシュで購入したところから、そのキャリアをスタートしたと振り返る。

「軌道に乗り始めたのがリーマン・ショック後に値下がりした物件を大量に買い始めた頃です。そこから一気に物件数を増やして、45歳の今、4969世帯の物件を所有するに至りました。そのうち、私の地元の姫路市に所有しているのが2307世帯で、これは姫路市全世帯の1.2%に相当します」

 40代にして「姫路の不動産王」の地位を築いた大川氏。一代で成功を収めた彼のもとには不動産投資初心者もアドバイスを乞いにくるが、自身の投資経験から「業者に依存しないこと」の大切さをとにかく強調しているという。

「投資さえすれば全部お任せで儲かるなんてことはあり得ません。やはり勉強は必要です。最近は、『かぼちゃの馬車』の事件のように不動産投資で大損する人もいますが、不動産ビジネスの仕組みを少しでも知っていれば、あんなうまい話は成り立たないとわかるはずですからね」

 現在、サラリーマン向けの不動産投資の対象として人気の高い「駅前の新築ワンルームマンション」にも大川氏は懐疑的だ。

「駅前の物件は競争力があると思われていますが、ライバルが多いため、空室リスクも決して低くはありません。特に新築物件は購入時が最高家賃なので、のちのち家賃が下がってお荷物物件になる可能性が高い。広告で謳われている想定利回りは最高家賃で算定されていますから、不動産に投資をするのなら、あらかじめ家賃下落を想定しておき、『下がった家賃でもローンが返せるのか?』ということを考えるべきです」

 投資リスクを抑えるため、大川氏は「大は小を兼ねる」をモットーにできるだけ広い物件を選び、所有戸数を増やしているとのこと。

「長い目で見れば、ある程度の広さを持つ物件を買い、それを安い賃料で貸すことがベストだと考えます。まずは家賃を相場よりも安くすることで、入居率を高めることを意識しています。ただし、安定した収入が欲しいからといって、サブリースはお勧めできません。空室でも家賃相場の8割程度を受け取れることを謳い文句にサブリースを勧めてくる管理会社がありますが、絶対にお断りです。サブリース契約をすると、さまざまな細かい手数料を求められたりして、結局、不利な条件をのまされがち。それなら最初から家賃を8割に下げて空室を減らしたほうがよほどいい。基本は『広い物件を安く貸すこと』が収入を長期間にわたって安定させるための鉄則です」

◆「家賃ゼロ」の魅力で姫路に人を集めたい

 10年後には所有物件数を5万世帯に増やすことを目指している大川氏。その頭に思い描いているのは、賃貸オーナーの枠組みを大きく超えた構想。なんと“家賃ゼロ”の賃貸住宅を姫路の地域一帯で運営する計画があるという。

「現在、姫路に150棟ほどの物件を所有していますが、これらの物件の屋上にWi-Fiのアンテナを立てて姫路市の一部エリアに無料の通信網を敷こうと考えています。このWi-Fiを使う際、一日1回起動する専用アプリに30秒程度の広告を流し、この広告収入によって物件の入居者の家賃をゼロにするという仕組みです」

 賃貸オーナーでありながら、家賃ゼロを目指す。一見矛盾した考えのようにも思えるが、これは日本社会の先行きをしっかりと見据えたうえでの大川氏の戦略である。

「少子高齢化が続き、東京一極集中に向かうなか、このまま進めば最も割を食うのは私のような地方の賃貸オーナーです。そこで、どうすれば姫路に人を呼び込めるかを考えた結果、家賃と通信費をゼロにすることを思いつきました」

 姫路に人が集まれば、賃貸オーナーである大川氏の収益は右肩上がりに増えていく。さらにこの収益の使い道として、大川氏はスポーツ施設の建築を構想している。

「今は将来の夢を持てない子供たちが増えていますが、不動産のオーナーとして、彼らが大きな夢を持てるような場所をつくっていきたいというのが私の願いです」

 たった1棟の物件から社会に影響をもたらす不動産王になった大川氏。スケールは規格外だが、その投資哲学から学ぶことは多い。

信号機のない横断歩道「車の9割」止まらず…JAF ワースト3は栃木、広島、三重

2018-10-25 16:02:05 | ニュースまとめ・総合
信号機のない横断歩道「車の9割」止まらず…JAF ワースト3は栃木、広島、三重



2018年10月25日 14時31分

弁護士ドットコム


信号機がない横断歩道を歩行者が渡ろうとしても、9割以上の車が一時停止しないーー。日本自動車連盟(JAF)が10月25日発表した調査で心配な実態がわかった。止まってくれないことへの苛立ちに加え、渡っている際に急かすように詰めてくる車を不快に感じたことがある人もいるだろう。歩行者の通行を妨げる行為は、場合によっては、道路交通法違反で検挙される可能性があることを改めて認識したほうがよさそうだ。
●運転手「早く渡れ」と厳しい表情

10月初旬の休日昼間のこと。東京都内の会社員女性(30代)が子どもを乗せたベビーカーをひいて、信号のない横断歩道を渡ろうとしていた。横断歩道の前で止まってくれる車はなく、5分近く待ってようやく車の往来が途切れ、渡ることができた。

ただ、渡り始めると別の不快感を抱いた。高級車がじりじりと横断歩道内まで迫ってきたのだ。運転手に目を向けると、「早く渡れ」と言わんばかりの厳しい表情。さらに、逆方向からもトラックが横断歩道内に入ってきて、他の歩行者が渡るのを急かしているようだった。

歩行者の中には、申し訳なさそうに頭を下げて横断歩道を渡る人もいた。ただ、女性は「別に信号を無視してこちらが渡っているわけでもないのに、なぜ歩行者側が頭を下げたり、車に急かされたりしなければいけないのだろう」と腑に落ちない様子だった。
●違反者は「3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金」

道路交通法38条は、「歩行者や自転車がないことが明らかな場合を除いて、横断歩道の直前の停止位置で止まれる速度で進行しなければならず、歩行者や自転車がある場合には一時停止して、その通行を妨げてはならない」と定めている。違反すれば、3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金に処される可能性がある。

警察庁交通企画課も弁護士ドットコムニュースの取材に「横断歩道における歩行者の優先が、運転者により励行されることが最も重要」とし、歩行者の横断を妨げるのは違反であり、取り締まりを行なっていることを強調した啓発をしているなどと回答している(昨年12月)。
●ワースト3は栃木、広島、三重

JAF調査は、全国94カ所(各都道府県2カ所ずつ)の信号機がない横断歩道で、2018年8月15日~9月13日(平日のみ)を期間として行われた。対象となった1万1019台のうち、歩行者が渡ろうとしている際に一時停止した車は948台(8.6%)にとどまった。2016年の調査開始以降、7.6%(2016年)、8.5%(2017年)、8.6%(2018年)と増加傾向であるものの、依然として9割以上の車が止まらない結果となった。

8.6%は全国平均の数値だが、都道府県別でみるとどうだろうか。一時停止する率が低い順に並べたワースト10は、栃木県(0.9%)、広島県(1.0%)、三重県(1.4%)、和歌山県(1.4%)、青森県(2.1%)、東京都(2.1%)、岐阜県(2.2%)、宮城県(3.4%)、福島県(3.5%)、京都府(3.8%)だった。
●トップ3は長野、静岡、石川

一方、一時停止率が高い順に並べたトップ10は、長野県(58.6%)、静岡県(39.1%)、石川県(26.9%)、島根県(26.5%)、鳥取県(25.6%)、愛知県(22.6%)、福岡県(18.4%)、神奈川県(14.4%)、新潟県(13.8%)、千葉県(11.9%)だった。

調査場所は非公表とされており、この順位を見て「自分の実感と違う」と感じる人もいるかもしれない。JAFは「調査場所は各都道府県内で2箇所ずつですので、都道府県内すべての市町村の箇所で同様の数値(傾向)とは限りません」としている。

ただ単純計算で、長野県では100台のうち58台が一時停止するのに、栃木県では100台のうち1台が停止するかどうかというレベル。地域差が大きいことについて、JAF広報は「純粋に調べた数値を示しているだけで、その背景までは分析していない」と話している。


安田純平氏が「私はウマルで韓国人です」と話した理由 監禁場所を隠すため

2018-10-25 16:00:56 | ニュースまとめ・総合
安田純平氏が「私はウマルで韓国人です」と話した理由 監禁場所を隠すため



2018年10月25日 10時39分

ライブドアニュース速報
解放されたフリージャーナリストの安田純平氏は、7月にインターネット上に投稿された映像の中で、「私の名前はウマルです。韓国人です」などと話していた。「ウマル」はイスラム教に改宗させられた際に選んだ名前で、「韓国人」としたのは監禁場所を外部に漏らさないよう実名や国籍を言うことが禁止されていたからだという。NHKニュースが報じた。

同級生を切断して血を飲む計画、女子中学生2人を逮捕 米

2018-10-25 15:59:56 | ニュースまとめ・総合
同級生を切断して血を飲む計画、女子中学生2人を逮捕 米



2018年10月25日 15時53分

CNN.co.jp

(CNN)米フロリダ州バートウの警察は24日、地元の女子中学生2人が同級生をナイフで切り刻み、その血を飲む計画を立てていたと明らかにした。トイレで待ち構え、体格の小さな生徒15人を組み伏せる準備をしていたという。

容疑者の生徒2人は23日に逮捕され、殺害を企てたり学校の敷地内で武器を所持したりした疑いで訴追された。

当局者によれば、逮捕された11歳と12歳の少女は悪魔崇拝者を自称。殺害した生徒の血を飲み、場合によっては人肉食にも及ぶつもりだったと供述している。自殺する計画も立てていたという。

計画が阻止されたのは23日。片方の少女の親のもとに学校から自動音声で欠席の報告があった。母親が学校に連絡し、教頭がトイレにいる2人を発見した。

2人を校長室に連れて行ったところ、ナイフやピザカッターを所持しているのが発覚。トイレにはグラスも用意されていた。

捜査員による家宅捜索では、「トイレに殺しにいく」などと記入された手書きの地図が見つかった。殺害計画に絡み悪魔に感謝をささげる文言も発見されたという。

生徒の1人が事前に教師に対し、犯行に関するうわさを告げていたことから、校内に配置される警官はあらかじめ増員されていた。

地元ポーク郡の公立校責任者は、不審な行動があるとの報告に学校職員が素早く対応したと説明。今週中にカウンセラーや追加の警官を派遣するとしている。

「消費税10%」で中小企業の大廃業が加速する

2018-10-19 11:30:06 | ニュースまとめ・総合
「消費税10%」で中小企業の大廃業が加速する



2018年10月19日 8時30分

日刊SPA!

― 連載「ニュースディープスロート」<文/江崎道朗> ―

◆消費増税による景気腰折れを防ぐことができるか

「大廃業」時代の到来という言葉を聞いたことがあるだろうか。

 日本は、中小企業の国だ。’14年の時点で国内の企業数は382万社を数えるが、大企業は1万1000社にすぎない。実に380万に及ぶ中小企業がこれまで地方経済を支えてきたのだが、その3分の1にあたる127万社が’25年までに廃業する恐れがあるのだ。

 この「大廃業」は既に始まっていて、今年4月に公表された’18年版『中小企業白書』によれば、’09年から’14年までの5年間に39万社もの中小企業が廃業している(8月1日付日経新聞)。特に建設、製造業、卸売業、小売業、飲食サービス業での廃業が目立つ。企業数が増えているのは、医療・福祉分野ぐらいだ。

 廃業の原因は、「事業に将来性がない」という判断とともに、経営者が高齢化しつつあるなかで「黒字経営だが、適切な後継者が見つからないので廃業せざるを得ない」ケースが多い。

 そして、きたる127万社の「大廃業」によって、約650万人の雇用と約22兆円のGDPが失われるといわれている。そこで政府も事業承継に関わる税負担の軽減などの対策を取っているものの、地方経済を本気で守るつもりはあるのだろうか。というのも、来年10月に予定されている消費増税が、中小企業の「大廃業」を加速させることになるからだ。

◆増税で景気悪化、地方経済も縮小へ

 9月20日、日本自動車工業会の豊田章夫会長(トヨタ自動車社長)は「消費税を3%から5%に引き上げた際は国内需要が101万台ほど減り、二度とそれ以前のレベルに戻っていない」と指摘したうえで、来年の消費増税によって30万台の需要減、経済効果マイナス2兆円、9万人の雇用減に繫がる可能性があると訴えた。

 増税は個人の買い控えを助長する。そして増税による個人消費の縮小と売り上げ減少のなかで、中小企業の大半がさらなる経費節減、つまり自動車の新規購入中止を余儀なくされるのだ。

 買い物をするたびに“罰金”を課す消費税という制度は、個人消費を縮小させてきた。

 しかも、この「消費増税→個人消費の縮小→売り上げ減少→雇用や設備投資の縮小と、中小企業の廃業増加→地方経済の衰退」という悪循環は、自民党の支持基盤を破壊しつつある。自民党のある政治家はこう嘆いた。

「地元で会合をするたびに痛感するが、これまで選挙を支えてくれた地元後援会の幹部、その多くが飲食、建設、運輸など中小企業の経営者で、廃業のため次々に後援会をやめている。来年秋、増税に踏み切ったら一気に底が抜けるかもしれない」

 ちなみに丸の内のある企業から聞いたのだが、廃業予定の中小企業のなかには優秀な技術を持つ製造業もあり、M&A(合併・買収)の対象になっていて、メイド・イン・ジャパンのブランドが欲しい外資、特に中国人からの問い合わせが増えているという。

 来年の統一地方選と参議院選挙を控え、中小企業の大廃業への対策と消費増税が大きな争点になるはずだ。

仕事は「昔より今のほうが大変」?現代社会に働く人の苦悩「携帯で四六時中、会社と連絡とれるのおかしい」

2018-10-15 16:38:48 | ニュースまとめ・総合
仕事は「昔より今のほうが大変」?現代社会に働く人の苦悩「携帯で四六時中、会社と連絡とれるのおかしい」



2018年10月15日 7時0分

キャリコネニュース

労働者を取り巻く環境は少しずつ変化をしている。たとえば、昔は電卓片手に帳簿の処理を強いられていたのが、今ではパソコン一つでさっさと処理できてしまう。その分空いた時間で、別の仕事に取り組むこともできるので、間違いなく仕事の能率は上がった。

でもその分、時間内にやれる・やるべき仕事量は増えていると思われるので、幸福な変化かどうかはわからない。むしろ、この変化によって仕事は大変になっていると感じる人もいそうだ。先日、2ちゃんねるに『昔の人って絶対仕事楽だったよな』というスレッドを立てた人も、同じような感覚を持っているのだろう。「『昔は大変だったんだぞ』みたいに言うオッサンいるけど、どう考えても今のほうが大変やろ」と書いている。(文:松本ミゾレ)
「効率的になった分、余った時間を潰すための仕事が増えた」

たしかに、昔より煩雑化した仕事は多い。コンビニバイトなんか、タスクはどんどん増えて対応できない人員もいるほどだ。それにサービス残業や過労死などのネガティブなニュースが話題になることも、昔より増えているように思える。実際、スレ主も

「効率的になった結果あまった時間潰すための無駄な仕事が増えた」
「ワイのとこなんかノー残業デーにみんな残業してるわ」

と書いている。

携帯電話によって「四六時中(会社と)連絡がとれるのはおかしい」とも言及している。職種によっては家で休んでいるのに火急の用事で呼び出しを受けることもある。だから彼が「おかしい」と唱えるのも無理はない。

ただ、なんでもかんでも今のほうが大変だと考えるのは、個人的にはどうかなぁという思いがある。だって携帯なんかなくても固定電話はあったし、FAXもあったし、火急の用に備えなければならない職種の人は、家で待機が原則だった。

それに、急な要求に応えなくてはならない仕事は今も昔も数多い。警察、消防、それから僧侶なんかも、急遽出かけるということがしょっちゅうだから、携帯があろうとなかろうと関係ない。
「見積もり手書きとか絶対やりたくない」「教師は今でもブラックだけど昔はもっと酷そう」

僕が「昔は昔で大変だったような気がするなぁ」と思っているのと同じく、このスレッドには似たような考えの意見もいくつか書き込まれている。その中から少しだけ、引用して紹介したい。

「ツールとかシステム整備されてないのはツラいやろ。回路図とか資料手書きやったりするし」
「見積もり手書きとかしてたんだろ。絶対やりたくねえ」
「設計士なんて3日徹夜で図面引かされたとか当たり前だったらしいな。まぁ今でも手書きがCADに変わっただけで徹夜でやらされてるが」
「教師は今でもクソブラックやけど昔はもっとひどそう。クラスの人数多いしパソコンなくて全部手書きやし」

などなど、色んな声がある。どれも納得できる内容だ。

対して反対意見には「昔は出張と言えば現地で一泊だったのに、今は新幹線日帰りで資料作成」といったようなものもあったが、その新幹線が開通したのも昔の人たちが必死で山をくり貫いたおかげ。

交通インフラやダムの建造なんてのは、今は数がだいぶ揃ってきたので頻度も低いが、昔はそこらじゅうでやっていたし、犠牲者も出ていた。それを思うとやっぱり、昔のほうが楽とは、言えないような気がしてしまう。バブル期には「24時間戦えますか」というキャッチフレーズの栄養ドリンクが流行ってたし。徹夜の作業は、内容こそ今と違えど昔から存在していたわけだ。そして、今の超ブラック企業も裸足で逃げ出すような体育会系の職場も、もちろんあった。

まあ、団塊の世代なんかは現代の若者に比べると、就職という一点において、苦労は格段に少なくて済んでいたようだけど。労働はいつの時代も苦痛なもの。仕事は昔も今もきつくて辛い。過去を思って羨むというのは、気持ちを萎えさせるだけだ。

【尾嶋 誠史】10分で1億円損失…カジノにおぼれた大富豪たちの悲惨 カジノにハマらない人はいない

2018-10-15 16:37:44 | ニュースまとめ・総合
【尾嶋 誠史】10分で1億円損失…カジノにおぼれた大富豪たちの悲惨 カジノにハマらない人はいない



2018年10月14日 10時0分

現代ビジネス

100億を超える負けは日常茶飯事

2011年9月、大手製紙メーカーとして知られる大王製紙の当時の会長、井川意高(もとたか)氏が、自身のグループ企業の子会社から総額約105億円もの多額の資金を不正借り入れしていたことで、日本中のメディアを騒がせました。

彼がそんな多額のお金を必要とした原因は、106億8000万円にものぼったというカジノの負け金を払うためだったことも、大きく話題になりました。この失敗を決定づけた現場は、シンガポールにあるホテル・マリーナベイ・サンズのVIP向けカジノでしたが、以前は日本からアクセスがよいマカオにあるカジノによく足を運んでいたそうです。

しかし、カジノのVIPルームの世界では、100億円を超える負けを作ることなど、日常茶飯事。実際、僕自身も多くの資産を失う人たちを、数多く見てきたのです。

世界No.1の売り上げを誇るマカオのカジノで、6年間エージェントとして働いている尾嶋誠史さんは、その経験を『カジノエージェントが見た天国と地獄』という一冊にまとめた。そこで尾嶋さんは「カジノは観光都市として、富裕層を呼び込むには最適で、日本にカジノを作ることは賛成。しかし一般市民に防御策を取ることが絶対条件」と語る(前回の記事「4兆円カジノ都市・マカオに集う中国『超富裕層』が日本に来る日」に詳しい)。

その理由は、カジノはエンターテインメントとして完成されているが、決して儲けられるものではなく、破綻してきた人も多く見てきたからだという。一体どれほどの例を見聞きしてきたのだろうか――。

勤務するマカオのカジノでの尾嶋さん
カジノにハマらない人はいない

「カジノにハマらない人はいますか?」

そう質問されることがありますが、僕個人の経験からいうと、これまでにそういう人は1人もいませんでした。少なくとも僕自身がアテンドすれば、もれなく全員をカジノにハマらせる自信があります。

カジノには人間の欲望が、すべて詰まっています。

まず、瞬時にして大金を稼ぐことができるという点。

たとえば、1万円を持っている人であれば、たった1日でそのお金を100万円にすることができるのです。バカラの場合、たった2分の1の確率の運だけで、持ち金を100倍近くに変えることができる。これを目の当たりにして、ハマらない人はなかなかいません。

ただ、そうして楽して一瞬の間に稼いだ大金を手にすると、当然人生がおかしくなる人が出てきてしまうもの。それが、大金に慣れている富豪と言ってもそうなのです。

VIPルームのお客様になるには、まず最低でも140万円のデポジットが必要。さらに、ハイリミットでの1ゲームの最低の賭け金は14万円からです。正直、信じられない金額が日々やりとりされているのですが、そこに集う人々のお金の使い方は半端ではありません。

ジャンケットのエージェントとして、僕はこの6年ほどの間、年間300人近いお客様をアテンドしてきました。どのお客様も予算は最低1億円。多ければ年間100億円単位のお金を使って帰るような方々も決して少なくありませんでした。
10分間で1億円を失った大富豪

僕がアテンドしたお客様のなかでも、最短時間でカジノで大金を失った大富豪といえば、おもちゃメーカーを経営していた李さんでしょう。

李さんの年齢はおよそ40代半ば。細身でいつも柔和な笑みを絶やさない、見た目はいたって普通の男性でした。しかし、彼はとにかくカジノが好きで、マカオにやってくると酒よりもゴルフよりも、まずカジノという人でした。そんなわけで、李さんをアテンドするときは、どこにも寄らずにまずホテルへとチェックイン。そして、ホテルに荷物を預けてから、すぐにカジノに繰り出すというのがおきまりのパターンでした。

ある日のこと。

いつものようにホテルのロビーで待つ李さんを残して、僕が彼の代わりにチェックインの手続きをしにいきました。チェックインが終わって、10分後に戻ってみると、どうやら李さんの様子がおかしい。

どこかふてくされたような顔をして、ぶつぶつ文句を言っています。すると、李さんの奥さんが笑いながら「この人、今日もう負けちゃったのよ」と彼の肩を叩くのです。

どうやら詳しく話を聞いてみると、僕がチェックインをしに行っている時間すらも惜しかったのか、待ちきれず、李さんは1人で先にホテルのロビー近くにあったVIP用のカジノルームに行き、そこで大金を賭けたもののいきなり大負けしてしまったとか。

しかも、その金額は1億円……。

僕がチェックインしているたったの10分の間に、なんという早業。

数々のお客様をアテンドしてきましたが、これまでにそんな短時間でそんな大金をギャンブルに突っ込んで負けてしまった人を見たことがなかったので、しばし唖然としてしまいました。

結局、李さんはマカオに3日間滞在していましたが、その間に彼がカジノで負けたお金はなんと30億円ほど。彼と出会ってから数年経ちますが、これ以上の負けっぷりの良いお客様は、まだ見たことがないかもしれません。
6億を稼いだ中国人女性の勝因は

カジノは9割の人が負けて帰る場所。僕自身、長年そう思っていました。僕がアテンドしたなかで、一番大勝ちしたのは、5年前に出会った中国人の女性・張さんでした。

元金100万香港ドル(約1500万円)からギャンブルをはじめ、張さんは、最初の勝負から一向に負けなし。元金を減らすどころか、みるみるお金が増えていきます。

なお、カジノでは、だいたい多くの人は、元金が2倍、3倍になったあたりで気持ちが大きくなるのか、少しずつ賭ける金額が大きくなっていきます。すると、負けたときの損害も大きくなっていくので、せっかく勝ったお金を失ってしまうという負のスパイラルに陥ることも多いのです。

でも、張さんのすごいところは、いつまでたっても変わらず冷静な点。トータルの勝ち金額が元金からおよそ10倍になっても、まったく動じることがなく、同じテーブルについたお友達と世間話をしながら、同じペースでゲームを続けていきました。

朝から休みなしでずっと彼女は勝負を続け、開始から6時間。気が付いたときにはなんと勝ち金が4000万香港ドル、つまり日本円で総額6億円近くに……。1時間でおよそ1億円稼いだ計算でした。

「そろそろいいかもしれないわね。今日は楽しかったわ。アテンドしてくれて、どうもありがとう」

と彼女はにっこりと笑い、お友達と一緒に部屋に引き上げていきました。そして、彼女が「カジノに遊びに行きたい」といったのはその日限り。全部で4日間の滞在ではあったものの、初日以外はカジノに行かず、後はマカオをお友達と観光して、その後、中国に帰って行かれました。

これまでに何百人というお客様をカジノにアテンドしてきましたが、1日で6億円も稼いでいく人というのもなかなか巡り合うことはありません。もしもいたとしても、多くの人はその日の大勝ちが忘れられず、ツキを信じて、翌日、また翌々日もカジノに行って、結局は勝ち負けトントンか、もしくは負けを増やして帰っていくというパターンが大半でした。

張さんのその去り際の美しさには、唖然としたほどです。
「もうやめておきましょう」の助言を無視

僕たちの仕事は、あくまでお客様にカジノを楽しんでもらい、気持ちよくお金を使っていただき、そして、また来ていただくことです。お客様がカジノで破産してしまえば、当然次からは来ていただけなくなってしまいます。

そうならないために、お客様には「ほどほどに遊んで、楽しんでいただく」ことを常に目指しているので、お客様が大負けしそうになったときには横から「もう危ないです」「今日はそろそろやめておきましょう」などとそっと口を出して、クールダウンしてもらうことも多いのです。

半分くらいの人はその言葉を聞いて、「うん、そうだな」と冷静になってくれるのですが、残り半分くらいの方は、「絶対に負けを取り戻すんだ」と言い張って、こちらの言うことを聞いてくれません。

僕の知人のエージェントがアテンドしていた中国人のお金持ち・王さんも、その1人でした。

王さんは中国の建築業に携わる50代後半の会社社長で、いつもニコニコと穏やかな笑みを絶やさない優しい人でした。ギャンブルが大好きで、マカオに来るたびに大金を使っては、「また負けてしまった」と笑いながら帰っていくおおらかな人だったそうです。ただ、これまでは順調だった事業が、いつしかあまりうまくいかなくなったと愚痴をこぼすようになり、王さんの態度は少しずつ変わっていきました。

最後に王さんがマカオを訪れたとき、彼の様子は少し尋常ではありませんでした。

目に落ち着きがなく、ホテルにチェックインするなり、すぐにカジノに行きたがるのです。

「今回は自分の人生がかかっているから」そう口にしながら、VIPルームのなかでも、一番高レートのバカラのテーブルへと向かっていったそうです。

しかし、カジノというのは不思議な場所で、その人自身が「勝ちたい」と焦れば焦るほど、負けやすいもの。王さんが一生懸命になればなるほど、どんどん負けが続いていきます。

気が付いてみれば、すでに王さんが48時間近くバカラテーブルから離れていない状態が続いており、王さんが普段設定している上限金額をとっくに数億円はオーバーしていました。

「さすがにこれはまずいのでは」

そう思った担当エージェントは、「今日はツキが悪いです。一度出直しましょう」と王さんに声をかけました。

ところが、普段ならばおとなしくその言葉を聞き入れてくれる王さんですが、今度ばかりは何度言っても聞き入れてくれません。

「まだ自分はやれる」
「もう少し頑張ればツキが戻ってくる。だから、金を貸せ」

2日間近くぶっ続けでバカラをやっている状態で、当然、体力的にはもちろん気力的にも目に見えて憔悴していたため、どう考えても勝てるわけがありません。

まさに、ギャンブラーハイに陥っている状態で、これ以上ギャンブルを続けていけば、仮に王さんに追加資金を渡したとしても、負けることは必至。ここでお金を渡してしまえば、王さんはさらなる負債を作って、確実に破産するだろう。そう考えた担当エージェントが資金を出し渋っていると、王さんは

「わかった、もうお前には頼まない。俺を1人にしてくれ」

 といって、険しい顔をして、どこかへ立ち去ってしまいました。
「また首吊りが出たらしいよ」

結局、その後、王さんとは連絡がつかないまま。王さんのマカオの滞在日数はあと2日あったものの、彼がVIPルームに再び現れることはありませんでした。滞在していたホテルもその日のうちに荷物を受け取って、チェックアウトしていたようでした。

それから1週間ほどたったころでしょうか。

王さんの担当エージェントが知り合いと雑談しているときに、「そういえば、また首吊りが出たらしい」という噂を耳にしました。

治安のよいマカオでは、事件はほとんどありません。

でも、その半面、残念ながら自殺のニュースは多いです。カジノで負けて、ホテルの部屋で自殺した経営者がいた。カジノで負けて、マカオの海に身を投げた人がいた、など。ここ数年は減少しつつあるものの、以前は、自殺者のニュースを耳にすることは、ごく日常的でした。

そのため、最初に彼自身もその噂を聞いた際は、「また悲しい事件があったんだな」と思うのみで、深く気に留めていなかったそうですが、後日、その自殺者がなんと王さんだったことが判明したのです。

なんでも王さんは、担当のエージェントがアテンドするVIPルームを出た後、そのままほかのジャンケットのエージェントからお金を借り、別のカジノに行ったようでした。カジノでは仮に手持ち資金がなくなったとしても、担保になりそうな資産が確認できれば、いくらでもお金を貸してもらえます。

実際、ジャンケット側は、顧客管理を徹底しているので、そのお客様がどんな車に乗っていて、どんな家に住んでいて、どんな職業の人なのかは、すべて把握しています。そこで、手持ち資金が全部なくなった王さんは、自分が乗っていたフェラーリの権利書とキーを担保にお金を借りたのでした。そして、それでも足りずに、今度は自宅から株券など、あらゆる資産の権利書を担保に、ありったけのお金を借りたものの、やはり負けてしまったようでした。

たった数日間の滞在で、あらゆる資産をはぎ取られてしまった王さん。そのショックは壮絶なものだったでしょう。そして、自分が持ちえるすべての資産をつぎ込んだ末に大負けが決定したその日の朝、そのカジノがあるホテルの一室で、王さんは首を吊っていたそうです。

王さんを担当していたエージェントが後日その話を聞いたときには、「もっとあのときに強く止めておけば」と思い、涙が止まらなかったそうです。僕もその話を聞いて以来、マカオで王さんが亡くなったホテルの前を通るたびに、彼の冥福を祈らざるを得ません。

前回の記事でもお伝えしたように、カジノはお金に余裕のある人の娯楽として、経済効果の高いエンターテインメントになりえます。しかし、余裕がない状態で自分の生活をかけるようになってしまうと、そこには破綻が待っています。

カジノの経済効果は高い、そして、エンターテインメント性も十分にあります。しかし、カジノから一般市民を守る必要があること、このことは、繰り返しお伝えしたいと思います。