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奥州のため池転落4人死亡 「氷割れる」周囲から警告も穴場…規制なく

2017-03-01 09:20:08 | ニュースまとめ・総合

奥州のため池転落4人死亡 「氷割れる」周囲から警告も穴場…規制なく

産経新聞 3/1(水) 7:55配信

 奥州市江刺区のため池に張った氷が割れ、4人が死亡した転落事故。このため池は、冬場はほとんど訪れる人がいない場所だが、ごく一部の愛好家がワカサギ釣りを楽しんでいた“穴場”だったという。また、亡くなった4人はかつて地元企業に勤めた同僚や釣り仲間で、突然の事故に衝撃が広がった。

 「氷が割れるから(ワカサギ釣りは)やめたほうがいい、と周りから言われていたようだが…」。4人を知る男性(73)はこう話し、今回の事故を悔やんだ。

 ため池は地元で通称「新堤」と呼ばれ、標高140~150メートルの小高い丘の上にある。池の近くに住む農業の菊池康夫さん(65)は「1月以降になると、人数は少ないが毎日のようにワカサギ釣りにやって来る人がいた。知る人ぞ知る穴場だった」と話す。一方で、「昔からのため池で、何も規制はされていなかった」という。

 現場には、ため池の岸から10メートルほどの場所に直径5、6メートルほどの穴が開いており、ワカサギ釣りの穴の跡があったほか、竿などの釣り具やイスも散乱していた。また割れた氷も残っており、厚さは5センチほどしかなかった。

 死亡したのは、いずれも同市水沢区に住む高橋勇一さん(73)、佐藤利男さん(71)、千葉万治さん(88)、佐藤安志さん(73)。

 「リーダーシップがあった。部下のやる気を引き出すような指導をしてくれる人だった」。高橋さんが勤めていた会社の常務、菊池剛勝さん(62)は高橋さんをこう偲んだ。

 佐藤利男さんの義母、ツネ子さん(89)は「温和な人で皆から好かれていたのに」と残念がった。また、千葉さんの長男、繁さん(62)は「周りを陽気にさせる人で友人も多く、釣りや山菜採りが趣味だった」と振り返った。

 佐藤安志さん宅の近所に住む小野清悦さん(64)は「町内会の行事にも張り切って参加し、道端のごみ拾いも進んでする真面目な人だった」と話した。

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