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稲田朋美氏の辞任で防衛相を兼務することになった岸田文雄外相は29日、北朝鮮の弾道ミサイル発射で早速

2017-07-30 06:23:36 | ニュースまとめ・総合
岸田氏、早速「一人二役」=危機管理に不安抱え


2017年7月29日 21時13分

時事通信社

 稲田朋美氏の辞任で防衛相を兼務することになった岸田文雄外相は29日、北朝鮮の弾道ミサイル発射で早速、「一人二役」の対応に追われた。東京・市谷本村町の防衛省と霞が関の外務省を慌ただしく行き来し、危機管理に支障がないことをしきりにアピール。だが、来月3日の内閣改造まで不安を抱えながらの兼務に変わりはない。

 岸田氏は、北朝鮮が28日深夜にミサイルを発射した直後の29日未明に開かれた国家安全保障会議(NSC)に出席。この後、防衛省に入ると同省幹部と1時間以上にわたり今後の対応を協議。続いて外務省に移動した。

 29日は午前から外務省で米韓両外相と相次いで電話会談し、首相官邸、外務、防衛両省の間を奔走。30日も外務、防衛両省で対応に当たる。岸田氏は29日、防衛省で記者団に「何か問題が生じているとは考えていない」と強調した。

 もっとも、安倍晋三首相が29日未明、東京・富ケ谷の私邸から首相官邸に入る際に急きょ乗ったのは警視庁の警護車両だった。政府全体が危機管理の不備を指摘されることに敏感になっているのは事実で、さらなるミサイル発射などの緊張が続いた場合、岸田氏の兼務で乗り切れるかは見えない。 

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