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一条工務店の家 3年間居住の結果(床暖房編)

2015-11-07 14:01:35 | 建て替え新築

この一条工務店で建てた家に住んで3年になる。

当初は、パンフレットやネット上の情報から将来を予測していたに過ぎなかったが、ついに3年間と云う月日が流れ、当初の噂や予測がどれほどの物だったかが明確に出せる時期になった。

過去のブログで一条の家に関して多くの事について書いて来たが、振り返ってみよう。

 

シリーズ第1弾は、一条に決める最終判断材料だった床暖房について。

私の全館床暖房についての当初の心配事は、以下の様な点だった。

Q1:本当に暖かいのだろうか

Q2:ファンヒーターやストーブは必要ないのか

Q3:利用方法(設定時間と温度)と電気代との関係

Q4:床などのひび割れなど起きないのか

●3年間の実績からの私の回答

A1:一条の床暖房は全館床暖房のため家中、どの部屋、廊下に行っても温かいく、家に中での寒暖の差が無いのでとても過ごしやすく、昔の家の時の様にファンヒーターのある部屋から出たくなくなるなんて事が無いので、冬でも活動的な生活ができた。 勿論、長期の空き部屋があるのならそのエリアだけ床暖房を止める事もできる。 それに、古い家でファンヒーターを切ったら即刻部屋が冷えて行くのが分かったけど、床暖房ならそんな事は一切ない。 寝るのに寒くてタオルを頭に巻いて寝る必要もなくなったし、寒さのあまり体に力が入り、朝起きると肩が凝っていたなんて事もない。

ただし、ベットで寝るのは何の問題も無いが、お客さん用の和室で布団を敷いて寝る場合には、床暖房の設定温度を20度位まで下げないと布団の中が暑くて眠れない。 場合によっては、その部屋のエリアの床暖房を切っても良い位なので注意が必要。

 

A2:ファンヒータ、ストーブ共、1台づつ倉庫に残して後は処分したが、ファンヒータは全く必要なかったので、今年娘夫婦にあげて処分した。 電気を使わないストーブは、昨年の記録的な大雪の際に10時間もの停電の際に夕食のための餅等を焼くのに利用したので、やはりストーブは緊急時に備えて1台残しておくべきだと思った。 しかし、吹雪の中での10時間もの停電の中でストーブ無しで家の中の気温が3度くらいしか下がらなかった。 床暖房の余熱もあったかも知れないが、これはどちらかと云うと「夢の家仕様」の優れた断熱性能のお蔭だと思う。

※電気を使わないストーブは緊急用であり日常使う事はありませんが、緊急時に使う時には一条の家は密閉度が高いだけに換気を良くしないと危険な場合もあるので気を付けましょう。

 

A3:床暖房は、床の中に張り巡らされたパイプの中を通る温水によって床が温められるが、その熱源はエアコンと同じ室外機で屋外の空気中の熱を熱交換することで水温を保つ方式のため、24時間の温度管理を自分で細かく設定できる。 その設定方法については、

(1)人が居ない日中や深夜は止めた方が良いのか、

(2)それらの時間で温度を変えるべきなのか、

(3)ずっと一定の温度設定にした方が良いのか・・・?

3回の冬を経験し、すべての方法を試した。

私の結論は、(1)は明らかに電気を消費する。 (2)と(3)は電気代的には殆ど差がない。  なら、一定温度にしておいた方が夕方帰って来た時や朝起きた時も温かくて良い。

床暖房の設定温度は24度にしている。 この設定で、部屋の気温は19.5度位になる。 私はこの設定で暖かくて満足。

エアコンだけの暖房をお使いの方は信じられないかも知れないが、床からの遠赤外線がまんべんなく出ているので、気温が19度程度でも寒さを感じない。

体調により、少しさむいと感じる場合には補助的にエアコンを使えばあっという間に25度位に居なり、切っても長い時間暑い位にあったかい。

試しに床暖房を28度設定すると、室温は22度程度まであがり、顔がほてって暑くていられないほど。

電気代については、以前のブログで詳しくデータを紹介したとおり、冬は古い家の時の電気、ガス、灯油の合計金額と一条のオール電化で床暖房も電気での電気代の比較でほぼ同じか安かった。(他の3シーズンは断然一条の家の方が安かった)

 

A4: 3回の冬を経験したが、床やそれ以外の所でひび割れなどは発生しなかった。 ただ、1年目は木材なども多少なりとも水分を含んでいたからかも知れないがあまり乾燥する事はなかったが、2回目の冬から部屋の乾燥が気になった。30%程度まで下がる事があった。 そのため、2回目の冬に1台、そして3回目の冬にもう一台の加湿機を買って1Fと2Fでそれぞれ加湿して乾燥しすぎを防いだ。 灯油やガスを燃焼すると、その中に含まれる水分が空気中に放出されるが、流石に床暖房ではそのような事は起きないので、加湿機は必須と感じた。 5Lのタンクの水が1日でなくなります。

でも、それほど乾燥しても風邪をひきません。 別途説明しますが、これは高性能な24時間換気システムによって常に新鮮な空気が全室に送り込まれ、淀みの無い健康的な空気のお蔭だと思っている。

一条の床暖房は温水をパイプに流す方式で、建築工事中の時のブログを見て頂ければその構造が分かります。(ここをクリック)

その温水は専用の室外機で温めて循環させます。

今年も先日始動した際に、水量を確認しましたが、3年経っても水量の減少は全くなく途中で漏れたりしていない事が確認できました。

しかもこの室外機は200Vの強力な物で、エアコンも付属しているため20畳位あるLDの部屋もあっという間に冷房/暖房出来てしまうので非常に使い勝手が良い。

全館の床暖房の管理は集中制御盤で一括管理でき、私の家の場合だと4エリアに分けて温度調節ができる。

10分刻みでそれぞれの24時間の温度を設定でき、各エリア毎に温度の種類は「通常」と「エコモード」の選択が出来る。

この設定次第で自分の家に合った最適な床暖房に調整できる。

以前のブログを見て頂くと、設定方法が詳しく分かりますので興味のある方は参考にしてください。

結局、床暖房に関して3年前の最初に感じた事や予測は、そのまま現在でも変わらず期待どおりだったと思います。

3年経った現在では他のハウスメーカーさんも全館床暖房をやっている所もあるようですが、当時は高額なオプション扱いであり営業の方もあまり薦める事はありませんでしたが、一条工務店の床暖房は「夢の家仕様」であればかなり安い費用で全館床暖房にできるので、今でも凄くお奨めです。

なお、3年前のブログを見て頂くと分かりますが、「夢の家仕様」だと床下は格子状に木材が組まれ、その空間にはEPS材と云う頑丈で厚い発泡スチロールが埋め込まれ、その上にベニヤ板が敷かれて、更にその上に温水パイプ用の溝が切ってあるパネルが敷かれ、最後に床材がのせられますので床は非常に丈夫で、ピアノなどを置くのに、あらためて補強などする必要は無いと思う。

※ブログ投稿の後、一条の営業の方に聞いたら場所によってはピアノ用補強が必要な場合もあるそうです。 確認した方が良いです。

2階の床も同じです。

一応、その状況の写真をあらためて載せてみましょう。

優れた断熱材のEPS材が床にはめ込まれた状態の写真が無いので、ここはパンフレットから

次に、その上にベニヤ板?が敷かれた状態(もしかするとベニヤじゃなく、普通の板かも・・・)

その上に床暖房用の溝のあるアルミ箔が付いたパネル

そして溝にパイプが埋め込まれ、最終的に床材が乗せられ完成となる。

と、これから何回かに分けて3年間の実績に基づいた感想などを書いてみたいと思います。

良い事ばかりを選んで書くつもりは全くありません。

しかし、恐らく不満に思う事が無いのであまりそのような記述は出て来ないかも知れませんが、これから家を建てる方や興味のある方はこのブログを時々見に来てください。

もし、不具合があってもどう対処してもらえるか等もとても重要ですし、住宅メーカー選択の視点も変わるかも知れません。

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2 コメント

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Unknown (通りすがりですが)
2015-11-08 01:05:43
一条の家の中でストーブって一酸化中毒危なくないですか?
確か燃焼系のものは絶対使わないでくださいみたいな注意書きが家のどっかに貼られるって読んだと思うのですが・・・。
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Unknown (tomokazu)
2015-11-08 10:07:53
コメントありがとうございます。
勿論ストーブは日常的に使うために残しているわけではなく、昨年の大雪で10時間以上も停電した場合などの緊急時のために外の倉庫にとってあります。
当時のブログを読んでいただくと分かりますが、密閉された空間の中での危険性を理解した中で餅を焼くための30分足らずの使用で、掃き出し窓を少し開けながらの使用でした。
一条の家は真冬の吹雪の中での10時間もの停電でも4度程度しか室温が下がりませんから普段の生活でストーブは全く必要とはしないですね。
今回の記事を読まれて誤解を受ける点が有るようなので本文にも注釈を追記させて頂きました。
ありがとうございます。
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