私は花の絵をよく描きますが、ばらの絵が苦手なのです。何か力んでしまうのです。いつも絵の具を濃く溶いて盛り上げるように描いてしまい果ては捨てることになります。淡彩でさっと仕上げる人を羨ましく思います。
淡路島では早くから、私の近くでもあちこちで咲きだしました。わが家の芝生の一隅のもやっと蕾が覗いたようです。スイセンにはいろいろな品種があって賑やかですが、品の良さからもスイセンは何といってもニホンスイセンです。
すごい数の実が生るものですね。木全体が真っ赤に見えるのもあります。この木の花の時期も知っていますが、白い小さい花が木を覆うように咲きます。花の時と実の時のどちらがいいでしょうか。
お隣の家の大きなキンカンは日当たりが良いからか毎年たくさん生りますが、わが家のキンカンは家の裏にあり、あまり日にも当たらないためかさっぱり生らず、ほんのちょっぴり、数えるばかりなのです。
どこに行っても目につくのがこの花。木全体が花で覆われたのがあったり、そうでなかったり、平凡な花ともいえますが、この寒い時期にはこの鮮やかな色の花が似合うのかもしれません。
花をもらって植えてもじきに切らしてしまうわが家としては珍しく長年もっている赤と白のゼラニウムです。どちらも例年になく寒い冬にも耐えて今も咲いていますが、これは花が赤いほうです。
鉢にたくさん植えたのから、大きい鉢に一株という大きいのまで、ハボタンにもいろいろあり、どこに行っても目につきますが、これが伸びて黄色い花が咲けば本格的な春になります。寒がりの私は春が待ち遠しいのです。
冬、この寒い季節は花がなくて淋しい季節ですが、ところどころで咲くプリムラの赤、黄色、白、紫、青ととりどりの花は心和ませるものがあります。やがて日本の桜草も咲きだします。
冬にきれいな赤い葉をみせる背の低い木で、あちこちで見かけます。春になると普通の緑色の葉っぱになるのでしょうが、気をつけて見たことがありません。ナンテンという名前の木ですが。実は生りません。
川面に差し出された枯れ枝に下がっているのはネムノキの実。ネムノキってよく知っているのに冬になって枯れ枝になってしまうと、ネムノキが落葉樹だったのを思い出すのです。