猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

「ボケっとしてんな!」の一言で晩秋の景色の中を玉村町の角淵まで、そいで十兵衛さんに180円借金して…

2017-11-25 07:27:23 | あんじゃあない毎日

これは、広瀬町あたりから見た赤城山です。昨日は、お昼前から自転車の乗って玉村町の角淵まで行ってしまったんです。晩秋のきれいな風景がいっぱいでした。そいで、角淵で180円の借金をして戻ってきたんです。

 伯母さんが暮らしていた部屋に続く内玄関に、東京での定宿にしていた市谷グランドヒルというホテルのスタッフの皆さんから贈られた盛花が飾られてます。ありがたいことです。
それで、独り言ブツブツ言いながら考え事して部屋の中うろうろしてたら、お弟子さんのお稽古をしていた糸駒が顔を出して、「何ブツブツ言ってんのよ、暇だからってボケっとしてんじゃないのよ!」って、手にしたもの振り回して威勢つけられちゃったんです。

  この一言がきっかけで、久しぶりに健康志向で自転車をこぎ出したんです。もちろんコースは川沿いの道、子ども公園のところからずっと広瀬川沿いを南へ向かいます。西片貝、文京町、朝倉町、広瀬町。広瀬町の分水からは韮川沿いの道を南へ、山王町から東善町、駒形町、ずんずん走っちゃいます。

 これは、伊勢崎市に入ったところ、稲荷町あたりの韮川です。
川沿いの道は自転車にとってとてもありがたいのです。自動車は通行不能か、通行できてもあまり走っていません。それと、道の川側からは何も飛び出してこないので片側だけ注意して走ればよい訳で、すごく楽しいです。

 大川との分水を過ぎると韮川は放水路になります。利根川に余剰水を吐き出す水路に変身してこんな姿になってしまいます。そいで、川沿いの道もなくなります。仕方ないので川沿い諦めて、宮子町から東上之宮町経由で利根川を目指します。

宮子町の田んぼは麦まきの最中でした。終わった田んぼ、まだ起こしてない稲刈りがすんだままの田んぼ、いろいろで、そんな模様の田んぼ越しの赤城山です。前橋のまちから見る赤城山とちょいと違います。女性の寝姿に見えるって人もいるのですが、見えますかね…

   ニラ専門で農業している友人のハウスをのぞいたら、作業中でした。ご無沙汰を許してもらってハウスをのぞかせてもらいます。中の写真は収穫前の成長した韮です。右のは、種から育成した苗を定植したところ、放水用の穴がいっぱい開いているホースから霧状に水が撒かれています。ハウス栽培のニラはこれから冬にかけてがおいしい季節ですよ。

 

 柴町で利根川の堤防にたどり着きます。堤防は見事な草紅葉でした。

五料橋を渡って玉村町の五料へ向かいます。長い橋のほぼ中央部で自転車停めて利根川を眺めます。強い風が吹き出してました。見えている山は左から榛名山、小野小山、子持山です。その向こうの上越国境の山並みは雲の中、雪が降っているのだと思います。

 橋を渡りきるころ振り返ると赤城山が見えてました。利根川は大きいです。この川を手づくりのいかだで下ったことがあるんです。ずいぶん昔のことです。

 五料からは利根川から烏川の堤防上につくられている自転車専用道路を走ります。烏川の堤防に入ると西に向かって一直線、風に向かってペダルを踏むことになります。せっせせっせと休まずに踏んでなくちゃなりません。
それとね、この道は川が見えないんです。ゴルフ場が続くんです。ゴルフやらない人間にはおよそつまらない風景なんです。でもね、

これは玉村ゴルフ場の南側、烏川よりのところです。公孫樹のトンネルを輪行している人がくぐり抜けてきます。向こうから見りゃ、私も同じ風景の中にいるんです。

 公孫樹がちょうど一番きれいな時に来た見たいです。目の前をたくさんの葉っぱが舞い散って行きます。

 そんなこんなしているとゴルフ場を過ぎて川岸の木立の間から烏川が見えてきます。向こうの山並みは多野の山、御荷鉾山(みかぼやま)や稲含山(いなふくみやま)なんかです。まもなく、目標にしてきた玉村町角淵に着きます。

角淵の烏川、橋は岩倉橋です。橋を渡ると高崎市新町です。時計は1時を過ぎてました。
冬の川です。水がきれいです。

 今年の正月のことでした。元気だった伯母さん連れてこの川岸に来たんです。ハクチョウが渡ってきているって話を聞いたものですから。
コハクチョウに出会えました。伯母さん、始めて見る野生の白鳥に大喜びしてました。楽しい正月でした。

ハクチョウの姿はありません。まだ来てません。川面にいるのはヒドリガモやなんかのカモと、それからカワウです。今年も来るといいななんです。
それで、腹が減りました。休憩して、昼食をすることにしました。

 角淵から玉村の中心部の新田へ向かって最初の食べ物屋さんに入ることに決めて走り出したら、『十兵衛』という看板が目に留まりました。トンカツやなんかをやっている和食の店みたいです。飛び込んじゃいました。

 注文したのはヒレカツ重です。おいしかったです。
で、勘定しようと財布を出したら…、な、ナント、お金入れてる財布じゃない、商品券やなんかを入れてる別の財布がポッケから出てきたんです。小銭を勘定したら672円しかありません。どうしよう…
事情を話したら、「いいですよ、今度の時で…」ですって。とりあえず小銭で600円支払して、180円借金することになりました。
「うちの営業時間は11時から2時過ぎまで、夕方は5時半からです。それと、日曜と祝日はお休みさせていただいてますので…」親切に教えてくれました。

 

前橋の力丸団地の見える玉村町の樋越の田んぼは麦の種まきの真っ最中でした。
今日、また玉村まで一走りしようかな… なのです。180円お返ししなくちゃいけませんから。

 

   夕食はね、サラダ用のからし菜とベーコンと舞茸の炒めたののサラダ、ニンジンの葉とチェダーチーズの天ぷら、それから豚バラ大根と味噌仕立ての温かいとろろ汁でした。

十兵衛さんに180円借金しちゃったけどあんじゃあない一日でした。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の二代目吉駒の下で修業して参りました。
初代吉駒が始めた美登利会は、来春で75回目の節目を迎えます。予定通り、4月8日に開催いたします。
亡くなりました二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、これからも引き続きよろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

今春の第74回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれますす
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 

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