◇ ガラス瓶に挿したダリア
Clester F6
先週の写生は静物。春の花第二弾としてダリアを描いた。
ダリアが春の花を代表しているかといえば若干疑問ではあるが、真紅とクリーム色のダリア。
品種を調べたが花の姿に該当する名が見当たらなかった。
ダリアはバラと同じように花弁が多く、独特の並び方をしているので余り丁寧に描いていると
気が変になりそうになるが、さりとていい加減に描くと何の花か分からなくなるの。その辺の
呼吸が難しい。
クリーム色のダリアは少し盛りを過ぎて、散りかかっていた。花弁に紅色が刷いたように混じ
っていて、水彩画独特の”にじみ”の勉強にもってこいだった。
器のガラス瓶はクリスタルガラスのように複雑なカットが入って光が散乱していて、すこぶる
描きにくい。ガラスの硬質感を感じを出すだけで精いっぱいだった。
背景は花の色を取り込みながら変化をもたせたが、もう少しコントラストを効かせた方がよか
ったかもしれない。
(以上この項終わり)
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