読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

魚沼の山菜が届いた

2020年04月29日 | 料理

◇ 山菜の里魚沼入広瀬産?
  新潟県魚沼市に住む舎弟から今年二度目の山菜が送られてきた。
 前回はこごみとやまうど、こしゃぶらであったが、今回はそのほかに
 わらびが入っていた。
  山菜はなんと言っても天ぷらに勝るものはないと、さっそく今晩の
 食卓に。
  わらびはあくを抜いてお浸しなどで食するのが普通であるが、なん
 と天ぷらにするとあくが抜けて美味だというので揚げてみた。
 なるほどあくがなくぬるりとした触感があるし、美味であった。
  こしゃぶらは吾輩の大好物であるが、その香りを楽しむには天ぷら
 だけでなく、暖かいご飯に混ぜるという食べ方がまたいい、という舎
 弟の勧めがあり、半分は残してある。
  さっと塩ゆでし、細かく切って炊き立てのご飯に軽く混ぜるだけで
 よいという。明日の楽しみである。

  
     ぜんまい   こしゃぶら  山うど

  
    ついでにさつまいもとミョウガも揚げました

                 (以上この項終わり)

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フリージアに挑戦・三度目は五色

2020年04月25日 | 水彩画

5色のフリージアを描く
 
 
    clester  F6

  フリージアには一般的な黄色だけではなく、白を初め赤、紫、ピンクといろ
 んな色があります。しかしこの花も既に盛りを過ぎました。

  花が盛りの頃に5色の花を取り揃えて花瓶に差したら花が「さあ、ここまで
 来たら絵に描いて!」と催促しているような気がしたので、描いてみました。
  背景色は寒色系のペインズグレイにしました。数か所背後霊のようなものが
 出てしまいましたが技術的に未熟なためで、今後研究します。
                         (以上この項終わり)
  

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家庭菜園でトマト栽培(その1)

2020年04月23日 | 畑の作物

◇ 大玉・桃太郎とおどりこ
 食材の買い物ついでにホームセンターに寄ってトマトの苗を購入し庭の畑に植えました。
 例年の時期からすると少し早いかなという感じですが、何度も外歩きをしたくないので、
 思い切って3畝分16本を購入。1畝6本で、残り2本はミニトマトにする考え。
  家人は大玉がいいというので品種は定番の桃太郎とおどりこ。昨年は桃太郎と麗香だ
 った。

  ついでにグリーンカーテンとしておなじみのゴーヤの苗も買って、植えました。沖縄
 ゴーヤです。

  

  

  

   
     今どき樹々の新緑は柔らかく、輝いています(柿の木)。

                 (以上この項終わり)

  

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カズオ・イシグロの『忘れられた巨人』を読む

2020年04月18日 | 読書

◇ 『忘れられた巨人』(原題:The Buried Giant)

   著者:カズオ・イシグロ(Kazuo Ishiguro)  
   訳者: 土屋 政雄      2015.4 早川書房 刊

     

  作者がブッカー賞をもらった長編『わたしを離さないで』以来10年ぶりの長編作品。
  舞台は5世紀或いは6世紀のブリテン島(現在のグレート・ブリテン島)。円卓の騎士
 らとともにローマ人やサクソン人を撃退したアーサー王が姿を消した時代である(この
 頃日本では古墳時代初期)。

  2人とも年老いたブリトン人であるアクセルとベアトリスは村人とは距離を置いた生
 活をしている。二人は他所から来た見知らぬ女性の示唆を受けて、歩いても数日のとこ
 ろに住む一人息子を訪ねる決心をする。

  アクセルはまだら模様の記憶に悩んでいる。ベアトリスは「なぜ息子はこの村を出た
 のだろう」と思い悩む。

        粗筋を言えば、互いに寄り添うアクセルとベアトリスの二人は、息子の村までわず
 か数日の距離というのに、険しい山や川を辿りながらも様々な人と出会い、妖精や怪
 異な獣とたたかいを経て、ようやく息子の住む村を目の前にするという物語である。
  物語をすんなりと理解するには、アーサー王物語や、キリスト教を信じるブリトン
 人と別の宗教を持つサクソン人との抗争など、5世紀ころのイングランドの歴史的背
 景を念頭に置いて読む必要がある。
  劇画ばりの筋書きであるが、どこか寓話的な色合いもあって、著者渾身の作の一つ
 かもしれない。

  旅の途次、二人はアーサー王の甥であるガウェイン卿に出会う。元円卓の騎士の一
 人である。アーサー王に 雌龍(クエリグ)の退治を命じられたという。またサクソン
 人である青年騎士ウィスタンと怪獣に脛をかじられたという少年エドウィンも行を共
 にする。

  ガウィン卿はどこかでアクセルに会ったような気がする。実はその昔アクセルはア
 ーサー王にサクソンとの融和を勧めた陪臣だったことが明らかになる。

  アクセルらは、その昔山砦だった修道院で神父らの不審な動きをみる。ガウェイン
 卿と地下道を歩きローマ時代の埋葬地に出る。殺戮の名残か。そこで恐ろしい獣(悪
 魔の犬)が現れガウェインが斃す。

  この小説のテーマの一つは記憶の消失である。実は健忘の霧はクエリグの呼気が醸
 し出していた。クエリグを殺してしまったがために記憶が消えなくなった。それがた
 めに憎悪が恨みとして残り、復讐の戦を招いたりする。 
  クエリグを擁護するガウィンはいう「歳老いた雌龍の息が止まった時国中で何が起
 こるか」。
  ガウィンはウィスタンと剣を交えるが敗れる。そしてウィスタンはクエリグの首を
 刎ねる。憎悪の源であるクエリグは死んだ。
 「おかげでかつて地中に葬られ忘れられていた巨人が動き始めるだろう」アクセルは
 言う。復讐の連鎖を言っているのだろうか。

  雌龍の死で呼気が作る霧が途絶えてアクセル夫婦の記憶も戻り、ベアトリスがなし
 た不倫の悪夢まで蘇ってしまう。

  ベアトリスは海の向こうに息子が住む島があるといって独り舟に乗って去る。
  アクセルは後を追わない「さようなら、わが最愛のお姫様」。
  あの島は黄泉の国だと悟ったからだ。

  それにしても、どうにも気になるのは、アクセルが妻のベアトリスとの対話で名前
 を呼ばず、常に「お姫様」という呼びかけること。なぜだろうか。

  なお編集部解説によれば、本書は「本質的にはラブストーリー」であると著者は繰
 り返し述べているという。
                            (以上この項終わり)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再びフリージアに挑戦

2020年04月16日 | 水彩画

三色のフリージアを描く

  
     clester F6 (中目)

  今はカズオ イシグロの長編『忘れられた巨人』を読書中。大部のためなかなか終わりません。
 読書だけでは生活のバランスが悪いので、時々絵を描いたり、散歩したり、買い物に出かけたり
 します。
  というわけで、庭のフリージアは白や紫の花も咲いたのでもう一度挑戦。
  リアルにこだわらずに、花から受けた印象を写すということに重点を置いて描きました。
  背景色も一様ではありません。
  ただ白色のフリージアがなかなかうまく表現できなかったのが残念。
                                  (以上この項終わり)

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする