読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

ぬいぐるみなどを描く

2019年05月31日 | 水彩画

 人形やぬいぐるみを描く
 
  
                    clester F4

    先週の水彩画教室では、人形やぬいぐるみなどを描いた。持ち寄った対象物が多く、結局人形組とぬい
ぐるみ組の二つのグループになったが、吾輩はぬいぐるみ組。

 このような対象物では素材の質感とフォルムの面白さをしっかりととらえるのが重要な気がした。

 熊のプーさんは前にも描いた気がするが、全然歳をとっていなかったが、少し毛色が褪せていた。いわば
老化現象である。

 仔熊のようなぬいぐるみは毛並みがトイプードルのような感じであり、犬かもしれない。もしかしてこれ
も熊プーさんかもしれない。

 これは毛のふさふさをどう表現するかにかかっているが、苦労した。

 一番大きなソフトバンク・ホークスのマスコット(?)。もしかして携帯会社のソフトバンクのTV コマー
シャルに登場する白戸家の(犬)お父さんかとも思ったが、胸のホークスの文言
ががそれを否定する。

                                    (以上この項終わり)

 

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『自閉症スペクトラム症ASDのおともだち』を読む

2019年05月29日 | 読書

◇あの子の発達障害がわかる本『自閉症スペクトラム症ASDのおともだち

               監修:内山登紀夫 2019.3 ミネルバ書房 刊

  

 「自閉症スペクトラム症」を知る本を読んだ。
 
2005年に「発達障害者支援法」が、2016年に「障害者差別解消法」が施行されて、
発達障害の人を支えていく制度的枠組みができたが、まだまだ社会一般に発達障害
についての理解は進んでいない。ただ多くの人との比較で、からだの認知システム
や物ごとを受け止める感覚が違って
いるというだけで差別され、人知れず苦し
でいる人たちは少なくないと思う。学校でも「合理的配慮」をすることになっ
ているとはいえ十分な体制がとられていないと思う。
 学校やコミュニティでASD(自閉スペクトラム症)にとどまらず、アスペル
ガー症候群(高機能自閉症)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)
などの人たちに
対する理解とサポートが進めば、彼らの世界はもっと平穏となり、
隠れた能力が発揮できるようになるに違いない。

 この本ではASDの実態とこれら障害を持つ人たちが、外部環境をどう感じ、受
け止めているのかを平易に答えてくれている。

(また監修者はいろんな発達障害を考える本を多数出版している。) 

 ASDの人たちは次のような特徴を示す。我々も強弱はともかく自分自身に思い
当たるところがいくつもある。
①感覚が鋭い。敏感。好き嫌いがはっきりしている。
②過剰な集中力。集中力にむらがある。集中していると他が見えなくなる。
③行動が切り替えられない。行動の順序など自分なりのルールがある。
④行動の段取りを考えるのが苦手。
⑤耳から聞き取り理解することが苦手。
⑥長いストーリーを追うことが苦手。
⑦いつもとちがうことが苦手で同じパターンで行動するのが得意。
⑧みんなと一緒に行動したり話し合ったりすることが苦手。ルールが覚えられない。
 自分の意見は譲れない。
⑨人の気持ちを想像することが苦手で空気が読めない。迷惑をかけているという
 自覚がない。
⑩匂いに敏感。味、舌触りに敏感。
⑪独り言を言う。飛んだり回ったりする。

私は先ごろASDと思われる少年を取り上げた小説『夜中に犬に起こった奇妙な事件』
を読んだ。
 
障害を持った彼らがどんな風に他の人たちをとらえているか、人と接したとき
にどんな受け止め方をしているのかよく
わかって感動した。 

 この本の優れているところは、ASDの特徴やASDの子らがどう感じているのか、
どう対処すればよいのかなど基本的なことのほか、
①ASDの人によくある行動シーン
②周りの人たちのよく見られる反応
③ASDの人の心の裡の声
④ASDの人のとらえ方を知ってみんなが感じたこと
⑤どうすればASDの人たちとうまくやっていけるのか等々
至極丁寧に整理され,子供らや教師などにわかりやすく説明されていることだ。

 ASDは心の病気ではない。生まれつき脳に障害があっただけ。この基本認識
を持てば、人はみな違うもの。それを認め合うことが大事ということがわかる。
「多様性」とはそういうものではないのか。発達障害者も、他の知的障害舎も
身体障害者も、求めてそうなった人はいない。生まれたときは一緒、ただ少し
ずつ違っているだけ。そんなことを深く考えさせる本でした。
                          (以上この項終わり)

 

 

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この暑さ、気息奄々のトマトかな

2019年05月27日 | 畑の作物

◇ この暑さでトマトは水切れかも

 トマトは元々暑い地方の植物で水はほどほどにしたほうが甘いトマトができる
といわれています。ところがこのところ5月としては記録的な猛暑でトマトも暑
さに参っているようです。
 今日の柏は最高32度。ご覧の通り気息奄々の様子です。
 なるべく水やりは控えるようにしていたのですが、さすがに気の毒になって、
先ほどタップリと給水しました。
 トマトの実そのものはしっかり育っています。

  

  


   

  

  

  』                  (以上この項終わり』


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マイクル・コナリーの『贖罪の街(上・下)』

2019年05月25日 | 読書

◇『贖罪の街(上・下)』(原題:THE CROSSING)

           著者:マイクル・コナリー(MICHAEL CONNELLY)
           訳者:古沢 嘉通  2018.12 講談社 刊

   
  
 ハリー・ボッシュシリーズ第18作目。ロス市警強盗殺人課刑事であったがある
事件をきっかけに非を問われ引退した(しかし地位確認の係争中である)。
 リンカーン弁護士・異母兄のミッキー・ハラーからある強姦殺人事件の調査員
として協力してくれとしつこく頼まれる。事件の内容に興味を持ったものの躊躇
逡巡する。刑事弁護士に協力することは警官仲間への裏切り行為とみなされ村八
分の目に合うのだ。原題の「The Crossing」は審理法廷での検察側と弁護側の
テーブルを横断すること、つまりの「河岸」を変えることを意
味している。

 ボッシュはハラーに渡された調書を読み進むうちに不可解な点が浮かびあがり、
予備審問の場に立たされている
容疑者フォスターは無実であるとの確信を深めて
いく。

 アメリカの警察小説、ハードボイルド小説など読んでいると悪徳警官が登場す
ることが多い。もちろん日本でも悪徳警官がいないわけではないが、アメリカな
どでは格段に多いのではないかと思う。しかもその悪徳度が半端でない。銃と麻
薬、性犯罪それにギャングが幅を利かせている分警官が悪と結びつき易いのであ
る。

 あえてネタバレを犯すが今回ハリー・ボッシュが立ち向かうのは、ゆすり・証
拠隠滅・窃盗・故売・殺人など、将に悪の限りを尽くす悪徳警官との戦いである。
 犯人像は冒頭のプロローグで伏線が敷かれていることでもあり、すぐに見当が
つくのであるが、警察の捜査陣が見逃した些細な点を手掛かりに、しつこく手繰
っていくところにハリー・ボッシュの面目躍如たるものがある。
 
 これは日本でも同様と思うが、強盗殺人や強姦殺人事件などの場合、例えばD
NA鑑定である人物のDNAと同定できたとすると、その後は電話記録や目撃証人
などの地道な捜査はその時点で止まってしまう。無理もないが、例えばそのDN
A試料が捏造されたものであったりしたら、真実の発見どころではない。危険な
落とし穴である。
 それから、確かに警察は検察官と同じサイドで、刑事弁護士は敵対関係にある
のは間違いないが、証拠や捜査調書など開示資料を弁護側に提示する際にページ
をめちゃくちゃにしたり、資料を適当に外したり、証拠を失くしてしまったり随
分あくどい嫌がらせをすることを知った。そんな無茶苦茶な世界で被告人の無罪
を勝ち取ることは至難の業で、注目される重要事件で被告無罪を勝ち取れば一躍
ヒーローになること間違いなしなの
である。

 刑事仲間に白い目で見られながらも、昔の相棒などの支援を受け見事事件の真
相を突き止めたボッシュは、次
の殺人のターゲットになる恐れのある人物に会い
に行ったところ、危機を察知した悪徳警官と遭遇。銃撃戦の末に、悪徳警官の一
人は撃ち倒したが、一人は取り逃がしてしまう。そして自宅でほっとしたところ
うかつにも逃走していた警官に襲われ銃口を向けられる。しかしあわやの際にか
つての仲間、内務監察官のメンデンホールに助けられる。

 やがて場面は法廷審理。これまでの捜査に拘泥する検察側と新たな証拠を手に
立ち向かう弁護側。アメリカの法廷での審理場面はやはり見ごたえがある。

 結局ボッシュの証言とハラー弁護士の華麗な法廷戦術で公訴棄却をもぎ取り
ボッシュらは勝利した。
 ハリー・ボッシュシリーズの次作邦訳は、私立探偵兼嘱託刑事となったボッ
シュが、富豪の遺産を巡る調査と並行して連続強姦事件にかかわるという「The
Wrong Side of Goodbye」(2016)。
                         (以上この項終わり)

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実をつけたとまと「麗夏」

2019年05月23日 | 畑の作物

第2花房が実をつけてきた

 4月18日に苗を植え付けたトマト。ほぼ1か月たってようやく第2花房が
実をつけた。第1花房は収穫しないことになっているので気にしなかったが、
第2花房の実玉を見て一安心。最終的には第6花房までならせようと思って
います。

 
 今第3花房が花をつけています

 
 木が幾分徒長気味なのが気になります
 
 いま人気の「麗夏」

 
 これはいつもの「ホーム桃太郎
 
 第1花房はこのとおり。あまり実をつけません
 
 サントリーの新種「らくなりごろごろ大玉トマト」
 
 これはミニトマトです

                     (以上この項終わり)

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