比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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惜別・・・若月さん・・吉田玉男さん・・「氷壁」

2006-09-26 | 惜別
人間国宝文楽人形遣い吉田玉男さんが亡くなられました。87歳、私は文楽のことは分かりません。少年のころ村で農村文楽(オデコといった)を見た記憶があるだけです。
社会面の記事からの抜粋です。

・・・自らも通信兵として出征した経験から、05年4月には落語家・桂米朝さんらと「九条の会・おおさか」を結成。「子供や孫の世代のためにも戦争を許すな」と訴えた。・・・
国宝といっても、ごく普通の当たり前の人だったんですね。ご冥福を。

井上靖の小説「」氷壁」のモデル、石岡繁雄さんが亡くなられました。山が好きだったから、この小説は読みました。穂高岳、奥又白池、徳沢園が出てきます。
「いつかある日 山で死んだら 古い山の友に つたえてくれ」
という文中にでてくる詩もロマンチックでした。
でも主人公はザイルです。


若月さんのこと、8月23日に投稿しました。著書を読み返しました。
農村の病院に入ってまず最初の仕事は、回虫の駆除だったようです。当時の農村には非常に多かったのです。私も例に漏れませんでした。回虫が胆嚢にまで入っていた例があるそうです(胆石と間違えられた)。原因は自然肥料です。私もこの肥料を担いだおぼえがあります。次に「こう手」です。これは過重労働による腱鞘炎だそうです。次に「冷え性」、むかしの構造の家は寒かったのです。暖房器具もありません。もちろん農村の過重労働、食生活の偏重による老人病、成人病もありますが、実際はいま考えると信じられないことから農村医療は始まったようです。この切抜きは知人が電送してくれました。

亡がらは病院歌「農民とともに」の歌声に送られて旅立ったとのこと。

   ・・・・・合掌・・・・・


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