以下取り急ぎ、今朝書いた市況。
2月18日のNY市場の金価格は、一般取引終了後の時間外にFRB(連邦準備理事会)が公定歩合の引き上げを急遽発表したことから、一気に値を削る状況となった。公定歩合はここまでの0.5%から0.75%に0.25%引き上げられ19日から実施される。
前日流れたIMF保有金売却の市場放出開始や1月のFOMC議事録にて出口戦略を巡る論議が明らかになったことから、一旦は売られた金価格だが、それらを織り込みつつ1120ドル超まで値を戻していた。
ところが現地時間の16時半ころに突然の公定歩合引き上げ発表。いわゆるサプライズとなりドルは急騰(ユーロは急落)、金市場でも売り物が出て一時は1100ドル割れへ。
先週、大雪で議会証言が延期されたにもかかわらず公開された文書で、バーナンキ議長は公定歩合の引き上げ方針を表明していたものの、これほど早く着手するとは、また突然の発表になるとは市場は予想していなかった。ただし、同時に発表された声明では広範な信用引き締めを意味するものではないことを明言している。
公定歩合は指標金利となっているFFレート(現行0.00~0.25%)の1%上が一般的な水準とされてきた。金融状勢も過度の緊張状態を抜け出した今、ここまでの0.5%が“超”異例で、その“超”を取る作業には入ったということ。いわば「出口戦略」の出口を探る動きといえる。それでも方向性は「引き締め」方向という点に市場は反応しているわけだ。コップに半分になった水を「まだ半分ある」とみるか「もう半分しかない」とみるか、という論議で視点をどこに置くかで導かれる解釈も異なるという微妙な段階。
この材料だけでは、市場の流れを変えることはないという面で為替市場も金市場も時間を掛けてこの材料を消化すると見られる。ただし、こうした小さな変更でも積み重なると大きな影響を与え始めるという点は、今後の注意事項になろう。
2月18日のNY市場の金価格は、一般取引終了後の時間外にFRB(連邦準備理事会)が公定歩合の引き上げを急遽発表したことから、一気に値を削る状況となった。公定歩合はここまでの0.5%から0.75%に0.25%引き上げられ19日から実施される。
前日流れたIMF保有金売却の市場放出開始や1月のFOMC議事録にて出口戦略を巡る論議が明らかになったことから、一旦は売られた金価格だが、それらを織り込みつつ1120ドル超まで値を戻していた。
ところが現地時間の16時半ころに突然の公定歩合引き上げ発表。いわゆるサプライズとなりドルは急騰(ユーロは急落)、金市場でも売り物が出て一時は1100ドル割れへ。
先週、大雪で議会証言が延期されたにもかかわらず公開された文書で、バーナンキ議長は公定歩合の引き上げ方針を表明していたものの、これほど早く着手するとは、また突然の発表になるとは市場は予想していなかった。ただし、同時に発表された声明では広範な信用引き締めを意味するものではないことを明言している。
公定歩合は指標金利となっているFFレート(現行0.00~0.25%)の1%上が一般的な水準とされてきた。金融状勢も過度の緊張状態を抜け出した今、ここまでの0.5%が“超”異例で、その“超”を取る作業には入ったということ。いわば「出口戦略」の出口を探る動きといえる。それでも方向性は「引き締め」方向という点に市場は反応しているわけだ。コップに半分になった水を「まだ半分ある」とみるか「もう半分しかない」とみるか、という論議で視点をどこに置くかで導かれる解釈も異なるという微妙な段階。
この材料だけでは、市場の流れを変えることはないという面で為替市場も金市場も時間を掛けてこの材料を消化すると見られる。ただし、こうした小さな変更でも積み重なると大きな影響を与え始めるという点は、今後の注意事項になろう。
バブリーな雰囲気アリアリだったので、これは良い調整にむけての踊り場になるのではという期待も込めて撤退します。
もちろん、これを見てさらに上がるかもしれませんが、それはグリーンスパン議長時代のバブルにどっぷりハマった時で、今はそんなことにならないと思っています。
出口が近いからと言って、争って借りる人はいないと思うのですが・・・
FRBは、フレディーマック、ファニーメイのすべての債券を肩代わりして、住宅ローン会社となる運命なのです。結果、腐った住宅ローンと一緒になったドルの価値は急落し、ついには、FRBの命運も尽きて、ドルと共に沈むのです。今やFRBのドルの担保となるこの腐った住宅ローン担保証券社債は、ドル暴落を導く、時限爆弾となったのです。
公的資金をもらった金融機関の100億円単位のボーナス支給が大問題となり、アメリカの世論を怒らせています。しかし、この10,000倍の資金が、クズのような住宅ローン担保証券と社債に使われることがすんなり決定されているのは、ニュースにもなりません。巧みなマスコミ操作で、問題の先送りに成功しました。そして、先送り名人、というより、世界をマネーインフレで、破滅に導く役割を背負っている、バーナンキFRB議長の再選は難なく決まったのです。もはや、誰にもこのレールを止めることはできません。すべてはシナリオ通りに進んでいくのです。
在任中、マエストロ(名指揮者)と呼ばれた、前FRB議長グリーンスパンは、今や今回の金融危機の元凶を作ったと非難の的となっています。再任されたバーナンキ議長の任期は2014年まで。この時には完全に今の資本主義のシステムは、破壊されているでしょう。溢れかえったお金が、止めどもないインフレとなって世界を襲うのです。グリーンスパンと違って、バーナンキは、その在任中に、世界を破滅に導く「ヘリコプター・ベン」として、その真の正体を現すことになるのです。
役者の続投は決まりました。世界中の株の暴落から始まった100年に一度の混乱は第1幕を終え、第2幕、いよいよ中央銀行も制御不能のインフレにバトンタッチするのです。
それだけではありません。米当局とも近い情報サービス会社、ユーラシア・グループは「2010年の最大のリスクは米中関係」と報告したのです。もう完全にシュミレーションはできていると言っていいでしょう。アメリカはこれから来る世界的な未曽有のインフレが襲う混乱を意識し始めているのです。それが中国から発生すること、そのことが世界経済の方向性を不確実にかつ難しくすると思っているのです。今、世界は新興国の爆発的な需要に助けられ、景気回復の足取りを歩もうとしているように見えます。その機関車の中国についにインフレの波が押し寄せ、結果、経済政策に支障を来たし、収集不能の状態に陥ると思っていることでしょう。ですからそれをみて、今、対中国政策の舵を切り替えたのです。そろそろ喧嘩を始める時、これから大混乱になって中国が弱ったときにアメリカは中国に対して牙を剥くでしょう。その時の役者はオバマかヒラリーかはわかりません。「肉を切らして骨を絶つ」、アメリカは自らの犠牲が伴うのはわかりきっています。戦うということは自らも傷つくのです。アメリカは覚悟を決めたのです。そして準備を始めました。勇ましいグーグルの姿はアメリカ国家そのものです。ついに、米中、生き残りをかけた覇権争いの幕は開いたのです。
2010-02-19 19:58:23
通貨供給はインフレ要因となるか?これは一概には言えない。
この論旨は時間軸を基にしたインフレ論だが、通貨の信頼が失われることと、インフレとは異なる。
仮に、中国で経済破綻が起きれば、それはデフレ要因だろう。
したがって、その結果世界にインフレが起きるではなく、さらにデフレが進み、銀行危機へと進み、金融崩壊が起きる。
銀行がつぶれるままにして、おけば如何なる事が起きるか。
その銀行に依存している、経済は崩壊する。然し現金紙幣は社会に残る。この要素を制御すればいかなる事がおきるか。
>それが中国全土で発生したら? 中国で景気を冷やすための金融緩和はできません。8%成長を義務づけられているのです。失業者の氾濫は許容できません
中国の需要が減るだけで、さらにデフレになるが、中国に依存している国は供給不足と成り、インフレとなり、相互に国家危機と成り、国家間の争いになる。
>ついに、米中、生き残りをかけた覇権争いの幕は開いたのです。
これはやるまでもない。中国は食糧輸入国へと転落したから、両国は直接対決することはない。わが国は言うまでもない。
元々、アメリカはアジアの覇権を望んでいるわけではないと私は思っている。この認識はわが国では少数派だが、私はそのように判断している。
然し中国は異なる。アジアの覇権を求めている。
それともう一つ中国は近代国家ではなく、軍閥が支配している国で、現在は経済軍閥だろう。そしてその背後に中国共産党と人民解放軍がおり、この要素がどのように働くかが見極めないと、何がなんだか分からない。
そのことは中国経済は西洋的な判断をしても、それは正しくない。
然しこれはよく分からない。
わが国国内における中国のクレジットカードは如何なる決済方法を取っているかである。此処にそれが現れているはずだがよく分からない。
一種の取り込み詐欺が可能のはずだが。
アメリカは選択の幅がおおい。ベトナムから、南朝鮮から、そしてわが国日本から撤退する。
然し中国はチベット、ウイグルから撤退しないし、できない。
前回は金本位制下の恐慌であったが、今回は異なる。この要素は如何なる現象を引き起こしているか?これがよく分からない。
金融関係は江戸時代の高利貸しが死ぬ時、借用書を燃やしたと聞くが、それと同じ事をすればいいが、借用書を燃やされて、その借用書で何かをしていた人が、借用書がなくなれば、やっていけられるという事であれば、かえって、それはいいことである。
一体借用書を燃やすという事は何を意味しているか?
通貨の変更だと思うが現代ではこれは簡単ではないだろう。
その上、為替がアル。この要素が1990年代以降わが国の金融財政政策ガ利かなかったわけだと私は思う。
いずれにしても尋常ならざる未来がわれわれを待っている。
>アメリカは覚悟を決めたのです。
アメリカは多分モンロー主義の世界へと回帰するだろう。
主戦場は為替相場だと私は思う。
ただ経済成長なしには雇用はうまれない、成長の鈍化を招かないよう低金利政策を維持せざるをえないのではないかと思うし、財政支出も急激に減らす訳にはいかんでしょ。
「小さな変更も積み重なると」とありますが、公定歩合引き上げで銀行破綻少なくなる可能性とかありますか?
中国のアジア覇権の工作はすでに始まっている、中国は日本の創価学会等の親中国派を使いすでに、文教分野を初め政界に対して水面下で動いていると聞く。
今回、ファンド系が撤収した後、誰が売るのかなと思ってしまう・・・・
米、日本の国債発行残高・・・
償還の為に、紙幣の印刷しかなければ、
前の終戦直後の戦時国債償還時の様なハイパーインフレしか、無いのでは・・・
100倍・・・・300倍・・・・・
その時代、土地、ドル紙幣もしくは、gold に換えた人は、生き残ったとか・・・
今回ドル紙幣は無いよね・・・・・
子供の頃から金融業眼鏡をかけさせられて育つとそう思ってしまうわね
>借用書を燃やされて、その借用書で何かをしていた人が、借用書がなくなれば、やっていけられるという事であれば、かえって、それはいいことである。
>主戦場は為替相場だと私は思う。
みんなのATMに大改造してしまうのもすてきね