思想家ハラミッタの面白ブログ

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宇宙にはさまざまに進化した人間型宇宙人がいる

2016-10-08 12:55:30 | 思想、哲学、宇宙論
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宇宙にはさまざまに進化した人間型宇宙人がいる




   彼は宇宙船に命令を与えているようだった。
   正面の画面には野場頭の山が見えていたが、だんだんそれは連なる山並みへと変わっていった。さらに上空へ行くにつれて、平面に見えていた地球の景色が丸みを帯び、ついに球体の地球が見え、その地球が急速に小さくなって遠ざかっていった。やがて母船らしき葉巻型の宇宙船が画面に映し出され、私はその巨大さにただ驚くばかりであった。

   「葉巻型母船は長さ4キロメートル以上で、太さは一番太いところで直径700メートルから800メートル以上あります。さあ、着きました。これから母船に入ります。」

   宇宙船は母船の周囲を何度か回った後、後尾へ回り、下のほうからスーッと中へ入り込んだ。艦内には小型宇宙船が乗るための受け皿のような構造物があり、私たちの宇宙船がそれに乗ると、ピタリとはまって固定された。ここはプラットフォームとして使われているようだった。ここには母船の中を自由に行き来するための自走機というものがあるようで、3人乗り、6人乗り、12人乗りとあり、私たちは中の6人乗り自走機に乗り込んだ。

   「この母船は一つの都市機能を持っており、ありとあらゆるものが備わっています。それは生き物のような船であると言ってもいいでしょう。」

   なんとこれでも中規模程度の母船らしい。
   10キロメートル、20キロメートル、さらにそれ以上の大きさの、地球人には想像もできないほどの巨大な母船も存在するという。この母船では縦横およそ50メートおきに道路が設けられており、階層はもっとも層の厚いところで40~50層になっているという。母船の中に公園や山河まであり、この母船で生まれ、育ち、一生を過ごす者もいるそうである。

   宇宙の人々はそれぞれに母星というものを持っているが、母船にはその母星にある都市機能が備えられているので、母星の社会がそのまま存在している。つまり母船が惑星としての役割を果たしているので母船が故郷となる者もおり、そういった人々はある意味で母星に暮らしている人々よりも精神的に進化しているようである。彼らは「自分たちはOO人、××星人」という枠を超えた、本当の意味での宇宙人なのだ。彼らはスペースマンとして生まれ変わり、これからもそうして生きていくという自負を持っており、母船での生活に誇りを持って生きているのだ。

   「それぞれの母船にはそれぞれ異なった役割があります。
   また大きさや型によって何十年型、何百年型、何千年型と航行耐用年数があります。宇宙船のほとんどは自己補修型、自己再生型に作られているが、母船の種類によっては半年、1年、3年、5年おきに母星に必ず帰港し、保守点検や改良、補修を行なうことが義務付けられています。5年、10年前の宇宙船ともなると古い型になってしまうので、定期的に母星に帰港して改良や補修を加えます。その間、母船の住民は、母星で旅行をしたり好きなことをして楽しみます。

   「ここにはあなた方地球人と同じように、私たちにも仕事上の役割による人事異動があります。しかし私たちの社会においては何ごとにも強制されることはなく、社会の基本はあくまでも「愛の奉仕活動」によって行なわれているので、異動というより、「希望による交代」と言ったほうが合っているかもしれません。母船の住民が母星で生活したい場合も、逆に母星の住民が母船で生活したい場合も同じく自由に認められます。次に誰が降り、誰が交代になるかについても、母船と母星の間で絶えず連絡が交わされているので、人事異動に問題が起きることはありません。」

   通路は自走機が通る部分と、歩行者の部分に区分されていた。
   彼らプレアデス星人の他にさまざまなタイプの人種を見たが、その種類の多さには驚かされた。さらに彼らの顔や姿がよく見えるのは艦内が明るいからだが、しかしそれにしても照明器具に当るものが、つまり光源が見当たらないのだった。そして彼が私の心を読んだようで、私が質問するよりも先に答えた。

   「地球人類のように、私たちの社会には光源となる電球を必要とするシステムはありません。初期には私たちの祖先も電気設備を利用していたようであるが、それは電気の利用法としては非常に効率のよくないものでした。また電気を起こすまでの段階で環境破壊が伴うので、やがて廃れていきました。その代わりに、宇宙空間から無尽蔵に得られる宇宙エネルギーが利用開発されたのです。そして私たちは照明に電球を必要とせず、壁そのものが発光するようにし、物質を効率よく利用しているのです。

   また私たちの日常生活や社会では、必要なものは完全にリサイクルされており、完全利用のシステムが構築されています。そのために私たちの社会では、必要なものを必要以上に取るものは誰もいません。「必要なものを、必要な人が、必要なときに、必要な分だけ受けられる社会」、「誰もが平等に平和に暮らせる社会」が、何百万年も、何千万年も、何億年も前からここには確立されているのです。」

   「この母船には私たちプレアデス星人だけでなく、さまざまな星から来た人々が協力のために同乗しています。その中にはあなた方人類がグレイと呼んでいる宇宙人もいます。もっともグレイは、私たちが遺伝子工学やバイオ化学、宇宙科学を駆使して作り出したロボットでしたが、今では宇宙や特定の星の調査など、さまざまな分野で活躍しています。そのほかにも、爬虫類や鳥類、魚類、昆虫、植物などの形態から進化した人間もいます。ここで私が人間と言っているのは、知恵を持ち、道具を利用し、社会生活を営んでいる知的生命体を意味しています。このように大宇宙には、進化した生命が存在する星がたくさんあり、人間は地球人やプレアデス星人だけではないのです。」

   自走機は中央の広い道路を走り、終着点のホームに着いた。
   そこではじめて、自走機が床から20センチくらいのところを浮いて走っていたことに気づいた。さらにそこから上の階層に上がるために「エレベーターのようなもの」に乗ったが、仕掛けはまったく違っており、吊り下げるワイヤーなどはなく、磁気を応用して無重力化させて動いているという。エレベーターを降り、再び自走機に乗り、中央の部屋の前で自走機が止まった。彼が先に降りて感知装置のようなものに手をかざすと、ドアがスーッと開いた。中には中央にテーブルがあり、中央の椅子にこの母船のシーサ(船長)が威厳のある顔で座っていた。


             「プレアデス星訪問記」 上平剛史著 たま出版

                           抜粋


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