思想家ハラミッタの面白ブログ

主客合一の音楽体験をもとに世界を語ってます。

焦点があたるものを創造する

2018-10-16 16:01:18 | 思想、哲学、宇宙論
http://www.flow-stock.com/kenjya/kenjyasimikuhousokusyoutennsouzou.html



創造のもう一つの面は明確なビジョンを描くことです。

例えば絵を描くとき、描く前には必ず「このようなものを描こう」というビジョンを頭の中で思い描いています。

何か構造物を組み上げる際にも、まず頭の中でその組み立て方や
プロセスをイメージすることから始めます。
このビジョン(心象や結果に関する想念)は、創造をもたらす起爆剤のようなもので
創造の本質と言っても良いかも知れません。

なぜならこのビジョンの起爆によって、ビジョンで描いた求める結果に向け、
「創造の力」が動き始めるからです。



何か具体的なビジョンを描いたとき、そのビジョンを実現するための閃きを得たり
夢を見たり、人に出会ったりということを経験したことがあると思います。

それはビジョン実現に向けて、「創造の力」が動き始めている証です。

自分の中の潜在意識に刷り込まれた強い思いが、
過去の記憶から参考になりそうなヒントを探り出したり、無意識の行動に
かりたてているのかもしれません。

または、ビジョンを描くことでバイブレーションのパターンが変化し、
そのバイブレーションに同調した人や出来事が引き寄せられているのかも知れません。

もしかすると、ビジョンが世界のストックの側面にインプットされ、
それがフィードバックの流れに乗り、フローの側面に現れ出でたのかも知れません。


「創造の力」というものの解釈はいろいろ考えられると思います。


ここでしっかり認識したいのは、
ビジョン(心象や結果に関する想念)は創造の力を動かすという点。

そして、強い想念はビジョンとなり、好むと好まざるとに関わらず、
その結果を生み出すための動きを始めてしまうという点です。


怖ろしい出来事をビジョン(心象・結果に関する想念)として思い描けば、
創造の力はその出来事を生み出すために動き始めます。

もしその創造の力の動きを止めようと思うなら、(私達が無意識で行っているように)
そのビジョンを打ち消すようなビジョンを描くこと(創造すること)です。


私たちは創造の力をもち、焦点があたるものを創造するのです。



この「焦点があたるものを創造する」という法則について、
賢者たちは次のような表現を用い、私達にメッセージを送っています。







「意識はどんな形のものであれ、あるイメージと心象というべきものを持っています。意識の中にどんな形であろうと、しっかり保たれた心象は、必ず実現します。これこそ、偉大でかつ不変な宇宙の法則なのです」

「マスターの教え」J.マクドナルド

「あなたが焦点をあてるものを、あなたは創造する」
「マインドはあなたにとって良いことと悪いことの違いがわかりません」

「真理を生きる」(マイケル.ローズ

「考えることは現実になる。これが創造の第一歩である」
「考えは磁石のようなもので、結果をひきつける」
「あなたがたは自分が創造する通りになれるし、創造する通りのことができるし、創造する通りのものをもてる」

「神との対話」N.D.ウォルシュ

「求めよ、さらば与えられん」

「聖書」

「心は創造の達人です。そして私たちは思いという道具を用いて自分の人生を形づくり、そのなかでさまざまな喜びを、また悲しみを、みずから生み出しています」
「心の中の思いが、私たちを創っている。私たちは、自分の思いによって作り上げられている」「宇宙は、私達がめぐらす思いの具現化を、つねに援助してくれます」

「原因と結果の法則」ジェームズ.アレン

「魂が純粋になって非常に強い信念を持つと、その信念が実現するよう、宇宙がサポートしてくれる」
「想念が実現するということを意識して毎日を過ごし、観察していると、不思議と想念が現実になっている現象を身の回りで経験するようになる」

「宇宙の根っこにつながる生き方」天外伺朗

「与えられぬのは、真心から求めていないからである」

「万人幸福の栞」丸山敏雄

「私たちは、良い結果に狙いを定めながらも、その結果と調和しない思いをめぐらすことによって、その達成をみずから妨害し続けるという傾向にある」

「原因と結果の法則」ジェームズ.アレン

「ほとんどの人はその法則を破壊的に使っている」

「マスターの教え」J.マクドナルド

「すべてのものは2度つくられる。知的な第一の創造と物的な第二の創造である」

「7つの習慣」スティーブン・コヴィー

「想像が創造を生む」

中内功

「自分の思考に気をつけよ。人間はその人が考えているものになる」
「何かに意識を向ければ、それは拡大します。たとえば、ポジティブなことに意識を向ければ、それは拡大します。逆に、ネガティブなことに意識を向ければ、それも拡大します」

「人生が変わる習慣」アンソニー・バーグランド

「この世界には、あるしかけがあります。そのしかけとは『世界はこういうもの、ものごとはこういうもの』といった人間の考えが、そっくりそのまま世界に反映されているというものです。早い話が、わたしたちの考えや信念が、この世界をつくっているのです」
「人生で何を獲得するかは、あなたが何を信じるかによって決まります。さらにいうと、あなたが経験することは、あなたが出来事や人をどうとらえるかによって決まってくるのです」

「わたしたちは、いつどんなときでも、自分のことを自分で選択しているものです」
「自分の身に起こる出来事をつくっているのは、自分自身である」

「なにかに意識を集中させると、それはますます拡大・発展する」

「you can have it all」アーノルド・パテント

「何かが起こるようにと祈るときには、起こっていない物事に対して力を与えてしまっているのだということです。病気の癒しのための祈りは、病気に力を与えてしまいます。雨のための祈りは、日照りを強めてしまいます」

「祈りの法則」グレッグ・ブルーデン

「心の底で認めたものが現実化する」

「3つの真実」野口嘉則

「何を守るよりも、自分の心(想像力)を守りなさい。そこに命の源がある」

「旧約聖書」

「求めなさい。そうすれば与えられるであろう。探しなさい。そうすれば見つかられるであろう。門を叩きなさい。そうすれば開かれるであろう」

「マタイ福音書」

「人は、自分が受け取っていると思い浮かべられるもののみ、受け取ることができます」
「豊かさを望むなら、まず最初に、自分の意識が豊かにならなくてはいけません」

「人生を豊かにする法則」フローレンス・S・シン

「あなたの言葉は、あなたが創造する力なのである」
「言葉を通じて、あなたは創造的な力を作り出す。言葉を通じて、あなたは全てを顕現させる」
「人間の心は、豊かな土壌のようなもので、そこにいつも種が植え付けられている。種とは、意見、観念、概念などである。あなたは、土壌に種、すなわち思考を植え付ける、するとしれは、育ち始める」

「四つの約束」ドン・ミゲル・ルイス

「『自分は自分の願うどんな状況も引き寄せることができるバランスのとれた存在だ』と考えることが大切です。『自分の中にはその力がある』と考えることが、そのパワーを実際に手にする秘訣なのです」
「『私はそれを知っている。私はそれを望んでいる。それは今実現の途上にある。何事もそれを止めることはできない。そして、それについて私には何の不安もない』といつも確信をもって宣言しましょう」

「どんなことであっても夢に描くことは、すべて叶えることができます。ただ、あなたの望むものに、あなたの内なる創造のエネルギーである『思考』を完全に一致させる必要があります」
「もし、『夢』に合わない習慣やクセを強めている『思い』があれば、それをあなたの夢に合致するエネルギー、『思考』に変えなければなりません」

「9日間プラスのことだけ考えると、人生が変わる」ウエイン・W・ダイアー

「脳は『これは薬だ』と思い込むと、それに対応した活動をするということが最近の研究で明らかになってきました」
「ある信念、世界観をもって実行していくと、もともとそれがどこから来たのかには関係なく、何らかの作用があるということ」
※訳者である、茂木健一郎氏の言葉。

「『脳にいいこと』だけをやりなさい!」マーシー・シャイモフ

「私たちの脳の神経回路は、レコードの溝を同じように過去の慣習的な考え方や行動パターンによってつくられています」
「同じ考え方や行動を何度も繰り返しているうちに、轍(わだち)がしだいに道になっていくように神経回路がしっかりとでき上がっていくのです」

「『画像化』すれば、脳はおもしろがって動き出す」

「『脳にいいこと』だけをやりなさい!」マーシー・シャイモフ

「『引き寄せの法則』はあなた自身の人生経験の全てを創造しているのです。この強力な法則はあなたの思考を通して現実を創造します。あなたは思考を使ってこの『引き寄せの法則』を発動させているのです」

「創造のプロセスが『お願いする』、『信じる』、『受け取る』といった三つの簡単な方法で、容易にあなたのお願いを実現してくれます」
「信じるということは、お願いしたことを既に受け取ったかのように行動したり、話したり、思考したりすることです」
「受け取るということは、願望が実現した時に感じる爽快な気分を感じることです。受け取ったという爽快な気分になった時、あなたは欲しいものと同調できる周波数を発しています」

「ザ・シークレット」ロンダ・バーン

「私達は自分が焦点を合わせるものを創造します。ですから、たとえば今起きている戦争、争い、苦難に対して憤慨していたら、それらにエネルギーを注ぎ込む事になります。私達は無理をして、。さらなる抵抗を生んでいるだけなのです」

ヘール・ウオスキン「ザ・シークレットより」

「この世に生をうけたとたん、わたしたちは宇宙で最も偉大な一つの力を吹き込まれる。心のなかの可能性を、この世の現実に変える力である」

「わたしたちは自分自身や世界とは何かを、個人や集団として、意識的無意識的に、絶えず選択している。そのような信念の結果が、日常的な現実となってわたしたちを取り巻いているのだ」

「現実を変えるには、プログラム自体を変えなければならない。わたしたちの宇宙にとって、それはわたしたちが『信念』と呼んでいるものだ」
「信念は現実のパターンを生みだす『プログラム』である」

「わたしたちは宇宙を作っている粒子に自分が抱いている感情や信念を投影し、それらの粒子を変えるのだ」

「『信念』は、わたしたちが心のなかで真実だと思うことを受け入れ、さらにハート(心臓)で真実だと感じることによって生じる確実性と定義される」

「効き目のないアファメーション(肯定的断言)を用いる人物は、ただ単に言葉を暗唱しているだけにすぎないのだ。情動がともなっていなかったのだ。アファメーションを現実のものにしたければ、既に達成されたかのように、愛の力で煽らなければならないのだ。それがアファメーションを成功させる鍵であり、願望やただの思考からアファメーションを分け隔てるものだとわたしは確信する」
「情動の力がしみ込んだ思考は、それを現実化する感情を生み出す」

「わたしたちは、既に起こったことへの感謝を通して、感情を反映する変化を人生に引き起こすのだ」

「宇宙のマニュアル」グレッグ・ブレイデン

「信念と、信念が物質世界に生みだす変化との関係を表すフロー。
①電磁エネルギーが物質の原子を形づくる。
②エネルギーの変化が原子を変える。
③わたしたちの心臓が最も強力な身体の電磁エネルギーを生み出す。
④心臓を基盤とする感情/信念が、身体を超えた世界にまで広がる電磁波を生み出す。
⑤わたしたちが信念を変えると、世界の原子を形づくっているエネルギーも変わる。

「宇宙のマニュアル」グレッグ・ブレイデン

「この地球という星は、思念の星である。仏界、霊界、神界は人間が作り上げた思念の世界、引力がある世界の話である。この地球は、人間だけのものではない。人間が作り上げた思念で動いている」

「『大いなる光』から人類へ」
樋口雄三・アマノコトネ

「人は、自分のなかのいろいろな思いによって、実にいろいろなレベルのいろいろなものをつくりだしています。
それが外側に現象をつくりだします。その思いは、自己防衛によって、生存の欲望によって、より良く生きるために、良いことも悪いことも、聖なるものも、邪なるものも、何もかもつくりだしているのです」

「ヒマラヤ聖者の超シンプルなさとり方」ヨグマタ相川圭子

「本人の『解像度』の高さが、その人のアウトプットの質を決める」
「世界を感じ取る解像度のことを思うと、そのフィルターとなる身体について考えざるを得ない」

「自分の仕事をつくる」西村佳哲






。。。。。



潜在意識は創造の力を持っており、その人の人生は潜在意識によって創造されていく。


潜在意識は、その人の信念、思い込み、感情に基づいて現実を創造するので


どのような信念、思い込み、感情を持つかによって、その人にとっての現実は違ってくる。

ということですね。







創造的無意識とは?

2018-10-16 14:27:34 | 思想、哲学、宇宙論
https://re-sta.jp/subconscious-2608#title4




3-1 創造的無意識とは?

image自分をもっと上手に操縦するためには「創造的無意識」という脳の機能を活用する必要があります。「創造的無意識」について説明する前に、まず、私たちがどのような思考プロセスをしているのかを考えてみましょう。

私たちは、まず、外部からの「情報」を「意識」によって「知覚」します。そして、知覚された情報は「無意識」の中にある今までの人生で蓄えてきた膨大な記憶や知識と「照合」され「評価」「判断」が行われます。

「判断」によって何らかの「行動」に移されると、今度は自動的に「軌道修正」されます。「軌道修正」は「自己イメージ」や「自分の信念」に基づいて行われます。

このとき、軌道修正を行う装置のことを「創造的無意識」と呼びます。簡単に言うと「自分が自分らしいと思う行動」をさせる「無意識」のことです。

3-2 なぜ夢が叶わないのか?

female実際の例を考えてみましょう。私たちは日常生活で「やらなきゃ」とわかっていても、ついつい別の行動をしてしまうことがよくあります。

あなたは、将来のために資格を取ろうと決意したとします。夕食後、勉強のために机に向かおうとしたら、たまたま、ついていたTVから大好きな俳優の声(情報)が聞こえてきました(知覚)。意識は、過去の記憶とアクセス(照合)して「あ、○○の映画だ、面白そうだなぁ」などと感じます(評価)。

ここで、机に向かうか、TVを見るか決定(判断)するとき、あなたが「今が楽しければいい」もしくは「将来の夢のために頑張る」というどちらの「信念」を強く持っているかによって、その後の行動が決まります。

もし、あなたが「やっぱり今、楽しみたい」という信念を持っていれば、例え一度、机に向かったとしても「創造的無意識」が働いて、いつの間にか、TVの前に座り、画面に釘付けになっているという結果になります。そして「資格を取って、仕事で活躍したい」という、あなたの夢は、遠のいてしまうわけです。

3-3 無意識の中に植え付けられた偽の「信念」

femaleしかし、あなたの行動を決定付けている「信念」や「自己イメージ」は、実は「本当のあなた」というわけではありません。

あなたが生まれて、今まで生きてきた過程で、両親や兄弟、教師や友人、メディア、政府、宗教などの影響を受けて、「自分はこういう人間だ」「私の考えはこうだ」と思い込んでいるに過ぎないのです。

人は「これが正しい」という社会のルールや常識を押しつけられ、「お前はこういう人間だ」「お前には無理だ」などと、周囲の人に言われ続けると、知らず知らずに洗脳され、それが「自己イメージ」や「自分の信念」だと思い込んでしまいます。

そして、何かに挑戦しようとしたり、自分を変えようとしたりすると、それらの「思い込みの信念」に基づいて「創造的無意識」が働きます。失敗に対する恐怖心、恥ずかしさ、自責の念など「心理的抵抗」が生まれ「私には無理だ」という気持ちになってしまうのです。

3-4 創造的無意識は自分を操縦する装置

あなたが、現状を変えて、夢を実現させようと思うのならば、「洗脳」によって無意識に構築された、常識やルールなどの束縛から、自分を解放しなければなりません。

そして、自分の本当のゴールに沿った「自己イメージ」や「信念」と入れ替えて「創造的無意識」を味方につける必要があります。

そのための方法が、すでに紹介した「演技」や「アファメーション」ということになります。

ゴールを達成している「自己イメージ」を思い描き「言葉」を使って脳に新しい「信念」をインプットすること、そして、理想の自分をリアルに「演じる」ことで、「創造的無意識」は、今度はゴールに向かって自動操縦を始めることになります。

「演技」をしていて、上手く行ったら「私らしい、当たり前」と言葉に出し、上手く行かなかったときは「私らしくない」と言うことで、新しい自己イメージは、さらに定着していきます。


夢をかなわなくさせているもの

2018-10-16 12:00:44 | 思想、哲学、宇宙論

http://www.meguminimal.com/entry/2015/05/11/081545



夢をかなわなくさせているもの


私たちは知らず知らずのうちに、「そこにとどまりたい」というゾーンを意識の中に作り出しています。ルー・タイス(※)のプログラムでは、それを、「コンフォート・ゾーン」と呼んでいます。ひとまず、「自分がラクでいられる範囲」のことだと考えると、わかりやすいでしょう。

この「ラクでいられる」というコンフォート・ゾーンは非常に強固なもので、たとえ現状が思わしくない、変えたいという意識が本人にあっても、そこにとどまろうとする力が大きく働きます。口ではいくら「変わりたい」とか「現状を脱したい」といっても、また、本人はそう強く願っているつもりであっても、すでにできあがってしまっているコンフォート・ゾーンからはずれないように、思考や行動を勝手に制限してしまう脳の働きがある、ということなのです。(※)アメリカのコーチングの第一人者。タイガーウッズを教育したウッズの父はルー・タイスの教育論を使用した。



コンフォート・ゾーン=自分がラクでいられる範囲。

そして、コンフォート・ゾーンにとどまろうとする力は『非常に強固』とのこと!

表面上、自分が変わりたいと思っても、一晩たてば熱がさめてしまったり、セミナーで一時的に気分が高揚しても、結局は元に戻ってしまう・・その秘密はここにありました。

具体的な例は下記。



貧乏がコンフォートゾーンになっている!?


よく、こんな人がいます。

「貧乏はイヤだ、金持ちになりたい」といいながら、好きでもなく、給料がよいわけでもない仕事を、がまんしてやっている。給料日にお金が入れば、酒を飲んでグチでもこぼすか、一攫千金をもくろんでパチンコにでも出かけて、なけなしの小遣いをスッてしまう。

~中略~

「俺はいったい、何をやっているんだろう?」と自問自答し、「こんな自分から変わりたい」と思う。どうやったら変わることができるのか、と考え出すと「金さえあれば」とか「学歴があれば」とか「資格があれば」とか、今、自分がもっていないものや欠けている要素を、次から次に思いつく。

ところが、じゃあ、それはどうすれば手に入るのか、ということを考え出すと、とたんに先へ進めなくなる。そして、「どうせ俺なんか、何をやったってダメなんだから・・・」と結論づけてしまう。

なぜ、そうなってしまうのかといえば、「貧乏に苦しみ、酒やギャンブルで憂さを晴らす」という状態が、この人のコンフォート・ゾーンになっているからです。当人が、こんなのはイヤだ、変わりたい」と口ではいっていても、無意識では、その慣れ親しんだ現状から変わらないように努める力が働いているのです。

自分の現状に満足していない人は多いと思います。

悪い習慣を改めたい、ブラック企業を辞めて転職したいなど、この場所から抜け出たい!と常に考えている人も沢山いるのでは?

しかし、嫌な場所だと思っていてもそこから出られない。

それは、本人の努力が足りないとか、行動力や決断力が無いという話ではなく、脳が、コンフォートゾーンから抜け出せないような力を働かせているため。

本人が真面目な努力家でも、努力の方向が間違ったら物事はマイナスに向かいます。

ブラック企業につとめている真面目な努力家は、今の状況を抜け出たいと一生懸命働いて、結局は倍の仕事抱えたり、体を壊したりするのではないでしょうか。

あなたが現状を変えたいと思ったなら、まずコンフォートゾーンを変えるべきです。

努力をする、のはその後の話。

f:id:megumakou2014:20150511081018j:plain

無意識の働きは、単純


コンフォート・ゾーンを意識的に変えないかぎりは、無意識はあくまでもその範囲に合致しているか・いないかで、物事の重要性の高い・低いを判断しています。決して、客観的に見て、それが将来あなたのためになるかどうかという基準で判断するわけではありません。

無意識にとっては、ただただコンフォート・ゾーンに合致して、現状を保つことがプラスであり、それを妨げるものはマイナスです。プラスのものはよく目につくようにし、マイナスのものは見えにくくさせるように働くわけです。

このように考えてくると、単純な話です。夢がわからない、ゴールが見えないという人は、現在もっているコンフォート・ゾーンのなかにそれがないということです。では、どこにあるかといえば、コンフォート・ゾーンの外にあって、無意識が見えにくくさせている盲点の中に隠されているのです。

無意識の働きは、将来のあなたのキャリアアップを考えてくれるわけではなく、ただただ「現状維持」をしようとする。

では、どうずれば嫌な現状を脱して、夢や目標を叶えられるのかというと

意識的にコンフォートゾーンを上にずらすこと、なのです。








https://www.ttcbn.net/books/33793#body

「コンフォートゾーン」という言葉をご存知だろうか。

130424-01-1

コンフォート・ゾーン(Comfort Zone)とは、「快適な領域」という意味になる。

これは脳科学と心理学の用語である。

僕たち人間は、まったく無意識に、自分にとって一番快適な領域で生きている。

「領域」というのは物理的な場所だけを示すのではない。

職業、収入や財産、家庭内における立場など、僕らのすべての活動が、コンフォートゾーンの中で行われているのだ。





人間は無意識に変化を恐れる生き物だ。

「変わりたい」と願っているのに変われないのは、脳と心が変化を嫌うからだ。

例えば、「痩せたい」と願うなら、食事の量を減らして運動量を上げれば良い。

頭では分かっているのに食べてしまうのは、痩せるという変化を起こす行動を脳が嫌うからだ。

つまり、痩せることは、自分のコンフォートゾーンの外側に出ていく行為で、それを脳は嫌がり、「いつも通り食べて安心させてくれ」という信号を発信してしまうのだ。

これではいつまで経っても変わることはできない。





では、変わりたい僕たちはどうすればいいのか。

そう、自らが望む「コンフォートゾーン」を作り、その中に飛び込んでしまえばいいのだ。

そんなことができるのか?

この本にその方法が書いてある。

苫米地英人さんの「コンフォートゾーンの作り方」という本だ。



コンフォートゾーンの作り方

苫米地英人 フォレスト出版 2010-08-23
売り上げランキング : 21009


Amazonで見る

Kindle

楽天ブックスで見る

7netで見る

hontoで見る

e-honで見る
by ヨメレバ




脳科学の権威である苫米地さんが、僕らのコンフォートゾーンについて、科学的に、分かりやすく解説してくれている。

早速紹介しよう。



自分を劇的に変えたいなら「コンフォートゾーン」を変えなさい!!



人間は現状を維持する生き物だ

人間という生き物は、現状を維持する生き物だ。

周囲を見渡してみて欲しい。

早起きの人はだいたいずっと早起きだ。

太っている人はずっと太ったままで、痩せている人はずっと痩せている。

だからこそ、太っていた人が急激かつ健康的に痩せると、人々は驚くし称賛の的となる。運が良いと「iPhoneダイエット」などという本まで出せたりする(笑)。





「ホメオスタシス」という言葉を聞いたことがある方も多いだろう。

ホメオスタシスとは「恒常性維持機能」のことだ。

これは生物学用語で、生物が長く生きるために、身体の安定的な状態を維持しようと自律的に反応する機能のことを指す。

「熱が上がれば汗を出して熱を下げようとする」ような、生命維持のための身体の機能だ。





「コンフォートゾーン」は、人間の心のホメオスタシスのことだ。

僕らは普段自分のコンフォートゾーンなど意識せずに生きている。

だが、僕たち人間は「習慣の塊」なのだ。

マクドナルドに定期的に通う人は通い続け、まったく行かない人はまったく行かない。たまに行く人は「たまにはMac行くか」とたまに思う。

すべての人の行動は、あらかじめ過去の行動やその時の心の動きから導かれているのだ。







コンフォートゾーンは過去の自己イメージが決める

「夜更かししないで早起きしたい」

そう願っているのに、夜になるとせっせと色々活動してしまい、結局寝るのは真夜中になる。

「どうしてこうなっちゃうんだろう?」と悩んでも、なかなか解決しない。

それは、僕らが「真夜中まで活動する」という習慣から導かれた、「夜型人間」コンフォートゾーンの中に生きているからなのだ。





夜更かしばかりしている人は、夜更かしする自分のことは、簡単にイメージできる。

23時になったらテレビのあの番組を視て、それからFacebookを開いて、その後お風呂に入って、などなど。

なぜ簡単にイメージできるかというと、それは自分の習慣になっているからだ。

一方で、夜更かしの人は、朝4時半に爽やかに目覚め、夜明けの街をランニングする自分のことを、リアルにイメージすることはできない。

なぜならやったことがないからだ。

夜明けの街がどんな雰囲気か、たっぷり眠っても早朝に自然と目が覚める気分がどのような感じなのか、体験したことがほとんどないので、想像しにくいのだ。

イメージできないことは、うまく実行できない。

習慣とは、過去の自分の行動結果の集積である。

何度もやってきたことだから、簡単にイメージできるのだ。リアルにイメージできることは、人間は簡単に実行することができる。





お金のことも同様だ。

普段からお金を貯める習慣がない人が大金を得ると心が不安定になる。

せっかくお金を得ても、「お金がない」状態がその人のコンフォートゾーンだから、お金がある状態が「不安」「落ち着かない」心理を生んでしまう。

すると、その人は急にお金をばんばん使い贅沢をし、無駄にタクシーに乗ったり豪遊したりして、お金を使い果たしてしまう。

そして元通りお金がなくなると、「やれやれ、やっと自分の居所に戻ってきた」と安心するのだ。

これではいつまで経ってもお金は貯まらない。





時々、夫からひどい家庭内暴力を受け続けている妻が、それでもその家から逃げ出そうとせずに耐え続けてしまう、というような痛ましいニュースを見ることがある。

その原因の一つが、「暴力を受ける日常」がその人にとってのコンフォートゾーンになってしまい、そこから逃げることに対して生理的恐怖感が出てしまう、ということがある。

コンフォートゾーンの力は、そのように、とても強いものなのだ。







新たなコンフォートゾーンはこう作る

いまの自分を劇的に変えたいと願うなら、ずばり、コンフォートゾーンを変えるしかない。

「コンフォートゾーンを変える」とは、自ら「ホーム」の環境を捨て、「アウェー」の状態に身を置くことだ。

心地良い環境を捨ててイバラの道に入っていくことが、嬉しいわけがない。

居心地の悪い場所に自分を置くと、脳はあらゆるテクニックを駆使して、元の状態に自分を戻そうとする。

「こんな背伸びしたってどうせ自分には無理だ」

「バカな夢を見ていただけだ。現実を見よう」

そんな心理が働き、せっかく踏み出した一歩を台無しにしようとするのだ。





その心理を突破して、「なりたい自分」になるためには、「なりたい自分」をより大きく変化させることだ。

簡単にいえば、「夢はでっかく持とう!」ということだ。

現状と夢の間のギャップが大きいほど、変化の際に生じるエネルギーが大きくなる。

「なりたい自分」をコンフォートゾーンにするためには大きなエネルギーが必要だ。

「2kg痩せたい」「年収10%アップ」というような小さな目標だと、「現状のままでもひょっとすると上手く行くかも?」と考えてしまい、行動は変化しにくい。

だからこそ、目標は大きく設定し、コンフォートゾーンを一気に変化させる。

そして「小さな成功体験」を積み重ね、変化する自分にリアリティーをもたせ、その気になる。

それがコツなのだ。







「リアリティー」が夢実現のキー

たとえば年収500万円の人が「年収1億円!」という目標を設定したとしよう。

この「年収1億円」の世界が、その人のコンフォートゾーンになるためには、何が必要だろうか。

一番必要なこと、それは「徹底的なリアリティー」である。





年収1億円の人は、どんな仕事をしているのだろうか。

年収1億円の人は、どんな洋服を着て、どんなモノを食べているのだろうか。

預金通帳の残高は?家はどこ?車は?旅行は?持ち物は?





イメージできない自分には到達することができないのだ。

だからこそ、お金持ちが宿泊するホテルに思い切って泊まってみたり、高級レストランで食事をするなどして、五感を駆使してお金持ちの世界をイメージできるようになるといい。

その際大切なのは、新しいコンフォートゾーンの中に「自分はすでに含まれている」と想像し続けることだ。

「目標は既に達成されている」と強くイメージすると、自分の中でコンフォートゾーンが変わり始める。

「年収1億円の自分のはずなのに、年収が500万円しかないのはおかしい」と違和感を感じ始めるのだ。

すると僕らは、居心地の良い「年収1億円の世界」に「戻る」ためにはどうすればいいか、ありとあらゆる方法で探し始め、行動を開始する。

夢の場所が「本来自分がいるべき場所」と思えれば、実現はもう簡単だ。あとは日々そのゴールに向けて突っ走れば良い。







まとめ

130424-01-2

多くの人は人間に「コンフォートゾーン」が存在していることすら知らずに生きている。

身体に染みついてしまった悪い習慣を断ち切ることができないのは、あなたや僕の意思が弱いからではなく、コンフォートゾーンが邪魔をするからなのだ。

うまく行かないのが当たり前なのだ。

そう考えると、少し気が楽になるのではないだろうか。





コンフォートゾーンを変え、新たに自分が設定したコンフォートゾーンに自らを移動させる。

それは言葉にして書くのは簡単だが、なかなかうまくいかないことが多いだろう。

だが、大きな夢や目標を掲げ、そこに向かってコツコツと歩むことでしか僕らは変わっていくことができない。

だからこそ、「そんなの馬鹿馬鹿しい」と切り捨てずに、試してみていただきたい。





僕自身が大きく変化した時には、「コンフォートゾーン」という言葉すら存在を知らなかった。

でも、結果として僕は、「非常に高い目標を掲げ」、「変わった後の自分にどうしてもなりたいと願い」「変わった後の自分をリアルにイメージ」していた。

結果としてだが、僕は本書で苫米地さんが指導している「コンフォートゾーン改革」を、無意識に実行していたのだ。





本書「コンフォートゾーンの作り方」には、このブログではとても説明しきれない、多くの原理やテクニックが詰め込まれてる。

興味を持たれた方はご一読いただくと良いと思う。

オススメ!



コンフォートゾーンの作り方苫米地英人 フォレスト出版 2010-08-23
売り上げランキング : 21009



創造的無意識

2018-10-16 11:34:45 | 思想、哲学、宇宙論
http://enmacard.com/enma-ws/102101/



ところで「創造的無意識」という言葉を講座で
使っておりますが、これはなんでしょうか?
苫米地英人さんの言葉をお借りします。

・思考や行動は、自己イメージから生まれた
「信念」に沿うように行われる。これを「創造的無意識」という。

・現在の自分よりも高いところに設定された自己イメージを、
強い臨場感をもって思い描ければ、創造的無意識(≒自動操縦装置)はそこに向かって働く。

「創造的無意識」とは
無意識の中にもっている「信念」通りに
現実を創造していく(自動運転する)潜在意識の
ことなのですね。

自動運転ですよ!

何もこちらがすることなく
考えることも、設定することもなく
そのようになってしまう!ということなのです。
なんて便利なのでしょう!

いえいえ、なんと怖いのでしょう!
つまり、無意識にどんな「信念」が
セットされているのか
知らないままに、この自動運転は
日々行われている…ということなのです。

人生ってしんどくて、辛くて
仕事って大変で我慢して頑張らないと
ならないもので
お金を稼ぐのは大変で…という
「信念」をお持ちの方は
この創造的無意識がそのようになるよう
あなたが無意識の間も働き続ける、
ということなのですよ。

怖くないですか?

いったい、自分はどんなことを考えて
しまっているのか?
どんな「信念」を実現させるために
この創造的無意識を使っているのか…

…まあ、これはご自分の今を直視したら
答えはそこにあります。
今ご自分を取り巻く現実が100%
大好きで感謝に満ち溢れているならば
あなたの無意識にはそのような「信念」が
セットされているわけです。
が、仕事もパートナーも体も
自分の理想とは大違い!ということですと
いったい、自分はどんな「信念」を
採用してしまっているのか?
ということを知らないとなりません。
知らないと、変更できませんものね。