思想家ハラミッタの面白ブログ

主客合一の音楽体験をもとに世界を語ってます。

voice-of-brothers-285

2018-06-17 14:18:11 | 思想、哲学、宇宙論
https://ascension21.com/voice-of-brothers-285/

フリーエネルギーがなんなのかについて、多くの地球人たちは、

どこかの専門家の提唱した永久機関、エネルギー補給がなくても

永久に動きつづけるもの、という説を信じている人が多いね。

電力や石油資源をエネルギーと呼んでいてそれに代わるものを

フリーエネルギーだと思っているようだけど

本当のフリーエネルギーというのはそんなちっぽけなものじゃないんだよ。

真実のフリーエネルギーというのは

自然界のあらゆる元素を存在させている波動の根源に直結したエネルギーであり

大自然を生み出し人類が動かそうとするすべての物質や

生きとし生けるもの全部を動かす力そのものなんだよ。

もちろんそれが無限に補給される枯渇無きエネルギーであることは言うまでもない。

なぜなら宇宙空間に無尽蔵に発生し続ける生命のもとのエネルギーなのだからね。






>真実のフリーエネルギーというのは

大自然を生み出し人類が動かそうとするすべての物質や

生きとし生けるもの全部を動かす力そのものなんだよ。


ベビーメタルのライブの会場に溢れる極大のエネルギーはフリーエネルギーかもしれません。


音楽で心にエネルギーが沸き起こるのもフリーエネルギーとの共鳴が原因ではないでしょうか。








すべてのものを形づくっている周波数

2018-06-17 12:39:07 | 思想、哲学、宇宙論

http://8729-13.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-89b6.html



すべてのものを形づくっている周波数




   今、私がやっている研究はサウンド関係のことで、天文学やその方面の方々と一緒に研究しています。砂や水に、電気やチューニングフォークでいろいろな音を聞かせると、その音のヘルツによって(模様が)変化するのです。つまりすべては周波数からということですが、おもしろいのは古代に描かれた曼荼羅(まんだら)も、実は周波数によって作られた形状を現していることです。つまり形というのは周波数によって形づくられており、人間の心も周波数でさまざまに変わるということを示しています。

   ヘルツというのは、1秒間に何回波をつくるかを、エネルギーのサイクルで表したもので、128ヘルツなら1秒間に128回の波をつくりだすこと意味をしています。それぞれのヘルツの違いはたとえば、私たちがこれまでもそして今も強制的に聞かされている440ヘルツと、調和のとれた432ヘルツの違いを知ることからもわかります。

   晩年のビートルズのジョン・レノンは活動性の高い432ヘルツを使いましたが、一方、国際標準音と規定された440ヘルツが生み出すものは、活動性が低く、恐怖心や脳を萎縮させる周波数で、洗脳の周波数だと言われています。(本書のP.126 に、440Hzが作り出す画像が掲載)

   (現在の国際標準音とされている440ヘルツは、1939年にロンドンの国際会議でロックフェラーの提唱により規定された。この規定が導入される以前は、日本ではA=435Hzを採用していた。現在の日本の学校教育や家庭用に市販されている、ピアノなどの電子楽器の多くがA=440Hz、つまり中央の、ハ音・ド・C4がこの440Hzに調律されている。現在のヨーロッパでは独自のHzを採用しているが、英語圏では未だに頑なにこの規定を守っている)

   周波数が高くなると、(模様が)非常に細かくなっていきます。
   と言うことは私たちの意識が高くなると周波数が上がり、きめ細かな波動になるので、粒子体から波動体に変わるのです。古代の単核虫や三葉虫などは意外に周波数が高いので驚いたのですが、たとえば亀の甲羅は1021~2041 Hzがつくる文様を持っているのです。1000ヘルツというとすごく高いのです。

   三葉虫はなんと、7010~9438 Hzなどで、もうめちゃくちゃ高いんです。
   私たちがふだん聞いている音は大体、800から2000ヘルツぐらいなのですが、三葉虫などはこんな高い音を吸収していたのです。最初、私は生命は本来すごく低くて、25~50ヘルツぐらいではないかと思っていました。ところが、太古からいる生命の模様が持つ周波数が意外に高いのです。おそらく宇宙から隕石に含まれて飛来したのではないでしょうか。

   意識が高くなるにつれて周波数が上がるので、本来、古代の生命体は意識が高かったということなのです。単細胞のように見えて、実は周波数が高い。そういうことを知ることで、私たちは実は本来の状態に戻ろうとしている、そういうことがわかってくるのです。

   周波数がどんどん高くなっていくと、模様が複雑になります。
   単純な花びらから複雑な花へと、たとえば日本の大輪の菊のような花は海外にはあまりありません。そういうものは2000ヘルツくらいあります。動物たちの模様は1300から1700ヘルツが多いです。ヒマワリの花の中心の種を形づくっているのも同じ原理です。でもこれは星で、宇宙の星、チャクラ型とか車輪型の星で、全部星の形や軌道を反映した相似形になっているのです。

   最近になって、星々だけでなく地球の中心の模様を写し出すことができるようになりました。中心は流動体で周波数によって四角に写し出されたりします。ですからものの形状というのは、要するに周波数によってどうにでもなる。今、スイスとドイツの人の実験によって、周波数が形の源だったことがますますわかってきています。その機械を通してさらに詳細な新しい形が生まれていますが、今どんどん誕生している星の形とそっくりなものもあります。

   ハッブル(宇宙望遠鏡)が高性能になったので、より遠くまで撮影できるようになって、超新星の誕生の瞬間が写せるのです。ネビュラ(星雲)もそうですが、周波数をとると、とてつもなくすごい周波数のものと反対に低いものがある。人間の耳にはもちろん聴こえない周波数ですが、その周波数を人間の可聴域に変換したときに、形が星とそっくりになるのです。

   周波数は型を持っている。
   つまり私たちの肉体の内臓もそれぞれ固有の周波数を持っていて、それぞれが独自に働きながら、調和を保って一つの生命を支えているわけです。ですから歪みをつくり出す人間の意識や、音の周波数の歪みが調整されるならば、病気など簡単に治ってしまうわけです。病気というのは周波数の歪みから生じたものだからです。(松浦優之博士の電子波動照射機AWGもこの原理だと思われる)

   私がいつも言っていることは、すべてが周波数だということです。
   神様とか宇宙人とか、何でもいいんです。いずれにしろ人間がそれぞれの違いに名前をつけたもので、独自の周波数が形をとったものです。どう見えるかはその人によるし、どんな名前があろうとそんなに重要なことではありません。

   つまり、すべてがサイエンス、科学なわけです。
   科学というのは本当に言霊(ことだま)であり、神の学問です。私は今お見せした本のビデオ版を全部持っていますが、すごく綺麗です。9000ヘルツや1万ヘルツなどになるとビリビリきますが、これこそ本当に宇宙の周波数だと思います。すべてのものを創り出し、生成してきた周波数はこういうものだと思います。非常に高い周波数だからこそ、低いものを生成でき、いろいろな物を生み出すことができたのです。生み出せるからどんなふうにでも分化できるわけです。

悪い念も周波数を変えることでブロックできる

   周波数の音だけで、実は病気は治ってしまいます。
   本来、周波数には形状化作用があり、後から中身がつくられていったものなのです。それが日本語の形霊(かただま)であり、音霊(おとだま)です。洋服も形霊です。ですからデザインは大事なんです。形霊とは、磁気がつくり出す磁気波動であり、神聖な形は整った磁気を発信します。元は光ですから、光という磁気が電子に代わって体に入って来ます。ですから宇宙から地球から、また美しい寺院や神社の建物や、毎日自分が用いるもの身につけるもの、着るもの、食べる物などの周波数はとても大事なのです。

   人間の発する念というのは、怖いものです。
   なぜならそれも周波数だから。悪い念を周波数で飛ばすこともできるので、病気にすることも、治すこともできるのです。しかし外に向けて飛ばしたものは、いずれ自分に戻って来ます。そして飛ばしている人はより大きなダメージを受けることになります。

   飛ばされた悪い念をどうやってブロックするかということですが、そもそも自分がそういう悪い念の周波数に合っているからブロックできないわけで、自分の周波数を上げてしまえば同調せずに済みます。そもそも悪い念というのは周波数がすごく低いので、疲れている時や気が病んでいるときとか、落ち込んでいる時に入ってしまいます。それは油と一緒で、PHが近いから油汚れが落ちるのと同じで、似ていて近いということです。

   そうした悪い念を入れないようにするには、明るく笑うことです。
   だから笑うことが一番いいのです。明るい波動というのは周波数が高いのです。笑っていると免疫も上がり、胸腺が活発になり、口角を上げるだけで胸腺が活性化されます。ですから笑っていれば大丈夫です。
                                         増川いづみ

“音”は高次元への扉に通じる!

2018-06-17 12:31:55 | 思想、哲学、宇宙論
http://www.totalhealthdesign.jp/column/universe/backnumber/vol29.html



“音”は高次元への扉に通じる!

 私たちは胎児のときから長い期間、母親の心拍、呼吸の音、胃や腸などの臓器の活動音を聞きながら、音も栄養にして育っています。音は、全ての生命の起源とつながり、生命の育みを支える大切な存在なのです。また、音はエネルギーであり、人間の魂に直接響く、膨大な情報量を持つ媒体です。海では音の違いで波の強さや地形を想像できたり、雨や風の音、靴音の違いで道路状況が想像できたりと、人は音の違いにより景色や形までもが見えてきます。
音を知ることは、自然界の知恵と宇宙の法則を知ることに繋がり、高次元への扉にも通じます。人間は音や音楽を耳だけでなく、からだ全体で感じ取っています。人間のからだと音との関係から見ても、優れた癒し作用があると科学的にもわかってきました。
音楽にはリズムがあり、音域の高低、音の強弱という要素が存在しますが、これらの要素は一種の振動波形です。そして原始的な本能をつかさどる脳の部分と、その人の過去(前世を含む)での快感や苦痛といった「記憶の神経」の興奮に結びついて、自分の意識と記憶にない“無意識”の部分に作用することになるのです。




人間の潜在能力や抵抗力を活性化!

私達は、万物、特に星々と深くつながっています。サウンド・ヒーリングとは、主に星々の音(振動、波)などのエネルギーを心、からだ、魂に作用させるヒーリングです。
石の音叉が古代文明の遺跡から発見されたことにより、地球の歴史上かなり古くから音叉が使われたことが明らかになっています。そしてすべての物質は特定の周波数で振動しています。サウンド・ヒーリングでは星々などからの高次元の音や振動が、肉体や意識体に大きな影響を与えることがわかってきました。
例えば、音や振動の種類によっていくつもの幾何学的なパターンが作成され、音が水の分子構造や、結合形態を変えるのです。多くの古代文明と現代の先住民族の文化は何千年もの間、心身、霊体を癒し、意識を高めるために“音”を活用してきました。
これらの音は、瞑想やリラクゼーションはもちろん、 海外では特定の臨床心理士の治療や、睡眠不調や脳波の状態を調整するためにも使われています。サウンド・ヒーリングは、人間の潜在能力や本来持っている抵抗力の活性と調整ができ、これからの健康の礎となる可能性を秘めた技術です。

(文責:森 雅之)

<増川 いづみ さん プロフィール>
栄養学及び工学博士。東京生まれ。ミシガン州立大学にて栄養学及び電子工学の博士号を、マサチューセッツ工科大学で量子力学の修士号を取得。水の分子構造学と磁気共鳴学を中心に、水の流体力学研究、さらに生体水との深い関わりのある超低周波などの微弱
な磁気から高周波までの電磁気研究で、昨今の電磁波公害に対して警鐘を鳴らす。水があらゆることに繋がることに興味をもち、生物分子、マリンバイオロジー、地質学、鉱物学、薬草学など分野を超えて多岐に学び、近年は「音」の可能性と深遠さに着目し、音(振
動)と宇宙と人間との繋がりを探求。テーマは、「人と地球の健康と生命のバランス」。



http://lifetune.jp/



音 それは生命を育み、万物を創造する根源の力。周波数(音・振動)は 人間の細胞から銀河系さらには、宇宙にまで繋がり、互いに共振・共鳴をしています。古来より人間は宇宙の神秘を探求してきましたが、最先端の研究によると、特殊な周波数(音・振動)が巨岩に対して掘削や浮遊力をもたらし、鉱物の精細分離も可能にするということが解明されてきました。世界に残された遺跡や古文献の記述により、それらの技術が既に使われていた事実が発見されています。またサウンドツー ル(音叉、チャイムバー)によって、 人間の潜在能力や身体が本来持つ免疫力の活性が可能であり、代替医療となる根源的治療や病気になる根拠が次々に顕在化してきているのです。

脳科学から見たスズキ・メソード

2018-06-17 12:28:28 | 思想、哲学、宇宙論
http://www.suzukimethod.or.jp/history/archive/mogi/

茂木健一郎さん講演

”脳科学から見たスズキ・メソード”
脳科学者としてマスコミへの登場機会の多い茂木健一郎さんが6月23日(日)、才能教育会館で講演をされました。東京にとんぼ返りする大変お忙しいスケジュールの中、1時間みっちりの濃密な時間となりました。



「音楽」の本当の意味

みなさんは、「音楽」に、どのようなイメージを持たれていますでしょうか。以前から、科学が明らかにしている宇宙の法則や秩序と「音楽」は、非常に深い関係があると言われてきました。「ミュージック」という言葉の語源、これを紐解(ひもと)きますと、ギリシャ語の神様「ミューズ」(学芸の神様)に行き着くわけですが、明治時代に「音楽」という訳語を当てた我々の祖先は、「音の楽しみ」とすることで、ミュージックの意味を狭めているところがあります。というのは、ギリシャにおいて「ミュージック」は、音のことだけではありません。よく「天空のミュージック」と言いますが、あれは音が聴こえるわけではなく、惑星が動く軌道上の非常に美しい数学的な秩序全体を「ミュージック」と捉えているのです。美しい人体のプロポーションやバラの美しさも、実は「ミュージック」です。ですから、「ミュージック」は、宇宙の不思議な妙(たえ)なる調和を表わしていて、その代表的な一つとして「音楽」があるだけです。したがって、われわれは「音楽」を通して、その宇宙の妙なる調和を学んでいるのです。
だからこそ、音楽教育は、子どもの情操の発達、知性の育みにおいて中心的な役割を果たすものだと思っています。会長室には、ヴァイオリンを弾かれるアインシュタインの写真が飾られていますが、そのアインシュタインの脳の発達において、音楽の存在は大きな意味を持ったでしょうし、それに脳の中では音楽が鳴っているようなもの、と私は良く説明することがあります。神経細胞の活動のタイミング、これによって意味が全然違ってきます。音楽でもそうですね。「タンタンタン」と「タタンタン」、「タータタタン」では全然違います。脳も同じ。同じ情報が並んでいても、どういうリズムで並んでいるかで、実は、脳の情報処理はまったく違う。つまり、脳の中にオーケストラがあるようなものです。音楽は、脳の内なる音楽を鍛えてくれるものというわけです。ですから、子どもがいい音楽を聴く深い意味は、そこにあります。いい音楽を聴くことによって、脳の中にあった音楽が鍛えられていく、磨かれていく、深まってゆく。そういう意味があります。
私は、以前、取材で、東ドイツのライプツィヒに行きました。私自身、ワーグナーのオペラが大好きで、数年前にもバイロイト音楽祭で非常に感激しましたが、そのワーグナーが生まれたのがライプツィヒ。そしてバッハが音楽を作った、いわば音楽の聖地のような聖トーマス教会があります。その聖トーマス教会の敷地に附属の学校があり、当時の子弟たちを教育する役割を担っていたようです。そこのカリキュラムを見て、私は大変驚きました。神学と古典、そしてカリキュラムの3本目の柱が、音楽でした。全授業時間の1/3は音楽です。今の日本の学校教育の中で、そんなことが考えられますか? 主要三教科が神学、古典、音楽。これが当時のドイツの一つの世界観で、インテリの素養の一つとしての音楽が不可欠であるということは、今に至るまで、ヨーロッパにはあるのだと思います。

予想を越えた喜びを強化する

さて、スズキ・メソードのやり方について、私がお聞きしている範囲で、スズキ・メソードが脳科学的に、どういう特長があるかということをお話しさせていただきます。
まず、鈴木先生の非常に深い哲学として、さきほど鈴木裕子会長から、「子どもたちの生命力を信頼する」というお話をいただきましたが、これは最新の脳科学の理論からも非常に理にかなっていることです。何よりも、子どもの意欲、何かを学びたいという欲求、好奇心。この世界にはどんな音楽があるんだろう、と思う子どもたちは目が輝いています。
最近のユネスコの教育の指針においても、鈴木先生もテストなどはおきらいだったと聞いておりますが、たとえテストをやる場合でも、その子どもの学習の到達度を評価するためにあるのではなく、さらに先に進むために、学習を助けるためにこそ、テストはなければならない、とユネスコは指摘しています。日本の教育は、厳しい評価を受けています。最近、教育評論家の尾木直樹さんと本を作っていますが、尾木先生もそのあたりを非常に懸念されています。中学あたりで受験のための偏差値で子どもたちの学びが区切られていく姿が、国際的にも非難を受けています。日本の子どもを取りまく教育環境は、極めてまずいという理由で。
その中でスズキ・メソードは、子どもの自発的な学ぶ喜びに依拠(いきょ)していることは、とても現代的な教育観に合っています。人間の脳の中には、自分が今までできなかったことができると、喜びを感じるドーパミンという物質が放出されます。このドーパミンは、神経伝達物質で、神経細胞から神経細胞に伝達されることで、ある情報を伝えています。それは、今できたことは、君ができるとは思っていなかったこと。簡単に言うと、そういうことです。ドーパミンは、嬉しい時に出る物質とよく言われていて、その通りで、予想していなかったことがあると、行為が強化されます。これが強化学習です。音楽だけでなく、算数で言えば、今までできるとは思っていなかった計算問題が解けるようになった。これが嬉しいわけです。そのためには、どういうアプローチを取るかということです。
鈴木先生がお考えになられたスズキ・メソードが、言語習得の過程に注目されていることに、私は、脳科学者として非常に嬉しく思います。音楽も、そうです。心が通じ合うことで、音楽の喜びが生まれます。何かが達成されたことの喜び、しかもそれが、これまで自分のできなかったことである場合、脳の中でドーパミンの放出につながり、そして神経細胞の回路が強化されます。言語の習得過程では、聞く喜び、話す喜び、これが言葉の習得を助けてくれるわけです。脳は、喜びに基礎をおいた時に、初めて習得することができます。ですから、スズキ・メソードでは、まず音楽を聴かせて、楽譜は後から来ると言いますね。ここに言語習得と同じ、喜びのループがあると考えられます。
音楽的才能の見い出され方の一つのパターンとして、モーツァルトがそうですが、モーツァルトは、最初に本人が音楽教育を受けたわけではないのです。お姉さんのナンネルがピアノレッスンを受けるのを隣で聴いていたのです。最初は、聴いているだけ。突然ある日、ピアノを弾きだして、お父さんがびっくりして、そこからモーツァルトの音楽人生が始まるわけです。これはスズキ・メソードの重要な確証にもなると思いますが、ジャズピアニストの山下洋輔さんもまったく同じパターンだったそうです。だから、スズキ・メソードで、お姉さんが通っていて、下の弟も一緒に来ていて、そのうちに弟の方ができるようになった、という実例が多いのではないかと。山下洋輔さんもお姉さんがピアノレッスンを受けていて、隣でそれを聴いて、弾き始めました。ここからが面白いのですが、洋輔さんが「ピアノを教えて欲しい」と言ったら、「バイエルをやりなさい」と言われて、ボイコットしてしまいます。「僕は、自分で勝手に曲を弾きたいんだ」と言ったそうです。結局、音楽大学に行かれるわけですが、そこでのエピソードも面白いです。音大には、優秀な学生が集まってきています。ある時、山下さんがいたずらをして、楽譜の途中の何頁かを取ってしまった。すると何が起きたと思います? そこまで一生懸命に弾いていた音大生がどうしたかというと、抜けた頁を飛ばして、飛んだところから弾き始めた。これ、どう思いますか? 音楽が飛んでしまったら、それは、音楽ではないです。無茶苦茶です。もし、その音大生が、自分の内側から出てくる音楽を弾いていたら、そんなことはできません。楽譜通り弾くことだけを考えているため、飛んだところから弾いてしまう。まるで、ロボットです。
日本人は、内側から出てくる音楽が足りません。日本人の演奏家は、ちょっと物足りない、とよく言われます。そして、今でも、絶対音感があることを自慢するような方がいます。でも、これは意味がないですね。楽譜通り弾けることに意味があるわけではありません。もっと内側から出てくる音楽の喜びみたいなものを、特に幼少期に育まないと、本当に音楽が自分の命の糧にならないわけです。その意味で、鈴木鎮一先生がお考えになられたことは、正しいし、もっと広まることが大切に思います。今学んでいるお子さんの数より、もっと多くていい。100万人くらいでも。
もう一つ、音楽について、興味深い事柄を一つ申し上げましょう。ビートルズの「イエスタディ」と、フォーク・クルセダーズの「あの素晴らしい愛をもう一度」、この二つの歌に共通すること、わかりますか? 脳科学者としては非常に興味深い現象だと思っていますが、実は、作曲にかかった時間が、演奏する時間と同じ、という共通項がこの2曲にはあります。「イエスタディ」を作曲したポール・マッカートニーは、ある時、突然、あの曲が出てきたそうです。ポールは、あまりにも自然に出てきたので、自分がどこかで聴いた曲だろうと思ったそうです。で、1ヵ月くらいの間、「ジョン、こういう曲を知っているか?」とか「ジョージ、この曲が頭から離れないけど、知っているかい?」と、もちろんリンゴにも。とにかくメンバーに聞いても誰も知らない。そこで初めて、ポールは、どうやらこの「イエスタディ」という曲は、「自分が作った曲らしい」とわかったわけです。笑い話のようですが、本当の話です。歴史に残り、人々の記憶に刻み込まれる音楽は、新しい命が出てくるように、つるんと出てくるようです。スズキ・メソードで習う、モーツァルトやバッハの曲も、おそらくそうした過程で生まれた曲でしょう。映画「アマデウス」で描かれていましたが、「フィガロの結婚」序曲などは、酔っぱらって帰ってきた後に、ものすごい短時間でできてしまう。さきほど音楽が生命力に深く関わりがあると申し上げましたが、音楽が誕生する瞬間は、一つの生命が誕生する瞬間に近い感じがします。不思議ですね。そこについては、我々の脳科学でも解明できていません。
なぜ、完成された音楽が突然生まれてくるのか。ユーミンも「そうだ」と言っていました。宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」の主題歌を歌っているのがユーミンです。宮崎監督の「魔女の宅急便」のエンディングもユーミンの「やさしさに包まれたなら」でした。あれも突然完成された形で生まれたそうです。本当は、あの曲は、キャラメルのコマーシャルソングとして注文を受けたそうです。キャラメルというテーマから、やさしさに包まれたイメージが湧(わ)き、実際に曲が生まれたというのです。

「フロー状態」を作り出す

モーツァルトもベートーヴェンもバッハも、音楽が、ふっと生まれる瞬間がある。それが、音楽の持つ生命力です。それがどうしてなのか、わからない。でも、脳が最も活動している時、つまり強力に情報処理をしている時、いくつかの特長があります。その一つは、「フロー状態」、流れるような状態です。集中はしていますが緊張はしていない状態です。スズキ・メソードでも演奏会をやりますね。緊張してガチガチの人の演奏って、聴いている方も緊張します。一番素晴らしい演奏とは、集中しているけれどリラックスしているものです。それが「フロー状態」。スポーツの世界でも、ボルト選手が9秒58という驚異的な新記録を2009世界陸上で出した時、集中しているけれど、同時にリラックスしていました。しかも最高のパフォーマンスで。清水宏保選手が、長野オリンピックのスピードスケート500mで金メダルを取りました。彼が世界新記録を出した時の滑りも、本人に聞きましたが、「茂木さん、新記録を出した時というのは、流しているみたいな感じです」と。世界新記録ですから、普通に考えたら流しているはずありません。ところがトップアスリートは、むしろ流している感覚だと言うのです。これが「フロー状態」ですね。
音楽を演奏したり、音楽を聴いたり、音楽に関わる最高の状態というのは、「フロー状態」だと思っています。緊張せずにリラックスし、かつ最高の集中です。「フロー状態」は、時間の自覚がなくなります。いい演奏を聴いていると、すぐ終わってしまう。音楽に没入していると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。これが「フロー状態」です。もう一つの特長は、行為そのものが嬉しいし、報酬であり、目的であること。いい演奏をすると先生に喜ばれるとか、コンテストに優勝しようと目指していくのは、「フロー状態」ではありません。勉強も同じで、どこどこの学校に受かろう、というのは「フロー状態」ではありません。私自身、勉強は、ものすごくできました。ずっと学年トップでした。自分で言うのも変ですが、勉強は「フロー状態」でした。これをやったら大学に受かる、というような受験テクニック的な勉強は一切しなかったからです。脳科学の理屈から言っても、「フロー状態」であることが、一番深いところに到達する秘訣です。フロー、つまり喜びの状態を考えることが、音楽においても同じ。鈴木先生の写真を見てもわかりますね。鈴木先生が子どもたちと向き合っている、あの表情です。深い喜びを元にすべてを考えることが、一番理にかなっているのです。

根っこに「感動」がある

子どもの脳が一番伸びるのは、この「フロー状態」、喜びをもとにした時です。ですから、あまりテストなどで、ガチガチにしないことです。会長室で、映画化された「奇跡のリンゴ」のことをお話しさせていただきました。自然農法でリンゴを作られた方をモデルにした映画です。リンゴというのは、もともと生命力を持っているわけです。農薬と肥料でリンゴをガチガチにして作る、それはできますが、しかし、本当の意味でのリンゴの生命力を引き出そうと、リンゴ農家の木村秋則さんは、無農薬、無肥料で栽培に苦闘しました。10年以上やってもダメで、もう死のうかと思われたそうです。死を決意して登った山中で、木村さんは、ある発見をしました。それは、山の中では誰も農薬を散布しないのに、木々の葉が青々と茂っている。そして、その秘密が木の下のふかふかした土にあることに気づきます。自然から与えられた環境の中で、植物たちは農薬も肥料もなく、すくすくと育っていました。この講演が終わったら、ぜひご覧ください。スズキ・メソード出身の久石譲さんが、この映画の音楽を作られています。リンゴの木から上ばかり見ていたら秘密がわからなかったわけですが、土の中に隠れている根っこが一番大事だったと木村さんは発見します。ついに無農薬でのリンゴ栽培に成功するわけです。子どもの教育も同じで、やはり根っこが大事なんです。それが「感動」です。
私は専門の音楽教育を受けていませんが、なぜクラシック音楽が好きで、本まで書いているかというと、「感動」があったからです。アルフレッド・ブレンデルの「月光」ソナタの第2楽章が好きでした。渋い好みでしょう。100回くらい聴いています。すごく感動して、それが5歳か6歳の原体験です。ケンブリッジに留学していた97年には、サイトウ・キネン・オーケストラと小澤征爾さんの演奏を、現地で聴きました。ふくよかさとか伸びやかさ、音楽のDNAが、その演奏から感じられました。そういうものに触れた時の「感動」、これが子どもたちの脳で言えば、土の下の根っこになるわけです。そこをやはり、きちんとしないと子どもは伸びない。
私自身、小学校5年生の時、鈴木先生とも交流のあったアインシュタインの伝記を読み、こういう人になろうと思ったわけです。とにかく博士のE=mc2に感動しました。今、脳科学をやっているのは、脳科学がE=mc2に相当すると思うからです。子どもの時から塾通いで、問題集やドリルをやって無理して入った人は、絶対その後で伸び悩みます。受験テクニックだけでの受験は、農薬と肥料づけにして、まずい作物を作るようなもの。やはり「感動」がなかったら、つまり、土の下の根っこがしっかりしていなかったら、ダメ。それがあれば、いくらでも辛いことにも耐えられます。
それと、目の前で誰かが演奏してくれるというのは、ものすごく大事なことです。スズキ・メソードにおいても非常に重視されているポイントだと思います。脳の中に「ミラーニューロン」というのがあって、鏡のように相手と自分を映し合うのです。アメリカのパトリシア・クールの研究によれば、目の前に生身の人間がいないと、特に子どもの場合は効果が薄れるということがわかっています。子どもにとっては、目の前で先生が弾いている、というのがいい。これは脳科学的に証明されています。クールは、アメリカ人の子どもに中国語の発音を学ばせるという実験をしました。条件①、音だけ聞かせる。条件②、ビデオを見せる。条件③、中国人のインストラクターが子どもの目の前で、中国語をしゃべる。この3つの条件で比較します。①と②、これは効果がゼロでした。③は効果がありました。目の前で誰かが話す、「ミラーニューロン」が働いているわけです。脳が本気になります。ということは、学びは人から人に伝わって行くということです。


水と音》が分かれば《宇宙すべて》が分かる

2018-06-17 11:32:17 | 思想、哲学、宇宙論


水と音》が分かれば《宇宙すべて》が分かる ウォーター・サウンド・イメージ 生命、物質、意識までも――宇宙万物を象る《クリエイティブ・ミュージック》のすべて 単行本(ソフトカバー) – 2014/6/19

アレクサンダー・ラウターヴァッサー (著), 増川 いづみ (翻訳)



内容紹介

◎ 本書によって、われわれはついに《創造の秘密》を手に入れたのだ! かつてないサイエンス・インフォメーション

◎ 振動する音ははっきりとした発音の言葉になり、リズミカルな旋律とアクセントによって発せられる。言葉は「光る音」

◎ ある種の音の物質化によりすべてが進化したのであるなら、自然界のすべてのシンボルには、それぞれ音があるということになる。世界は固形化した音楽であり、振動の集合体であり、その振動が極限に達して物質化したものなのだ

◎ もし形あるすべてのものが固形化した音楽、すなわち液体の音の現れであるなら、世界は原初の音のこだまのようなものではないだろうか?すべての形あるものや生物は、深い意味で共鳴体であり、それぞれ独自の周波数の音やリズム、メロディに合わせているのではないだろうか?

◎ 古い伝説や神話には、すべてのもののなかに隠された名前、秘密の言葉が眠っていて、その言葉は目覚め、見つけだされ、よみがえることを望んでいるというようなことが書かれている。ひとりひとりのなかに使命が、運命が眠っていて、全体と共鳴できて初めて、不調和から解放され、正しい音を奏でて、宇宙と生命の交響曲に加わることができるのだと。◎ 「世界は創造されている。そしてこの創造物はそれ自身で創造を行う。あらかじめ与えられた設計図にしたがって。音を聞き、したがうことが、創造物としての、創造の言葉への反応なのだ。人間はなにに耳を傾けるかを選び、その選択によって性質や運命が決定される」

◎ もし自然界のすべての形が音に対応しているのなら、宇宙のなかでもっとも繊細な現象である「意識」も、例外ではないのでは? 意識は共鳴器官であり、反応する媒体としてこの上なく優れているのでは? すべての創造物は、創造的な音楽の共鳴場を持っている。体は共鳴体、知性ある心は、創造的音楽をこだまさせる媒体として――

◎ 自己の意識に目覚めた創造主は振動し、聞こえる音を発した。音が完全に生き生きと響くには、世界という共鳴体が必要だ。

出版社からのコメント

この本は20年以上も本作りに関わってきた中で、最高のシークレットを明かしてくれるベスト1の内容です!
70%以上が水で出来てる私たちの身体。
その体が取り込む周波数の違いによって、私たちの体の中でどのような作用が行われているのか?
それを映像によって具体的にイメージすることが出来るのです。
こんな楽しい本は滅多にあるものではないでしょう!
もし人類をコントロールしたい存在がいるなら、最も隠しておきたいもの、その秘密が明らかにされているとも言えるのです!

以下、増川いづみ博士の序文より抜粋します

◎ この本には、天体の星々の奏でる響きが、地球上の小さな菌類から人間までの万物の命の振動(音)と互いに共振、共鳴し合い、美しい聖なる幾何学を含んだ形を織りなす生命の神秘が映し出されています。

◎ 本書を手に取る前に、まずアメリカの友人のところで、周波数を使っての実験中の映像を見せられたのがこの本を知るきっかけになりました。さまざまな水に音を当てたときや、水の質感を変えたとき、それから砂に音を当てたときに、どんなふうに変化していくかという動画でした。本書に掲載されている美しく魅力的な写真の数々は、その瞬間、瞬間を捉えたものです。

◎ それ等は皆、生命の根本原理、宇宙の根本原理として振動(音)により、全てが形づくられているという、日本で昔から使われている「形霊(カタダマ)」という言葉をイメージさせます。

◎ 水だけが全ての波長を受けいれて、自由自在に変化していくのです。対象物に様々な周波数をあてた時に、土や砂などは、目視では、ある特定の周波数以外では全然動かないのですが、ある特定の周波数になると、生き物のように動き出すのです。

◎ 《水と音》のことを学ぶと、《宇宙の法則》の一端が垣間見えてくる。というのは決して大げさなことではなく、環境、世の中が大きく変化している今、様々な分野において私たちに必要な真理や法則がその必然性において明らかにされてくる時代なのではないでしょうか。

◎ 宇宙の根本原理にある周波数と星と命との関係を感じ取り、大いなる自然を敬うことは、まさに『ウォーター・サウンド・イメージ』が提起するモチーフであり、人類の存在のそのものにとっても大切で重要な課題であると思います。

◎ とにかく本書を開いて、観て、読んで、味わって、「あなた自身の中のハートの声に耳を傾けて」大いなる宇宙と自身の中にある創造の力と純粋性を認識し、定義される未来性に思いをはせてみてください。




目次


宇宙の創造と音 神話と哲学
波動と音 現象と物理学
クラドニの音の図形
共鳴体
振動する生命
水と音のイメージ
定常波
自己組織と形成
(音楽によって創造される)水と音のイメージ
黄色い大地の君主の音楽
天国のオルガンの調べ





私は小学校3年生の頃から、古文献を研究していた祖母に「カタカムナ文字」のことを少しずつ教わっていました。それは「形というものは振動と音で成り立っており、誰の発する言葉であれ、それは見えなくとも、時間差で必ず形になって現れる」というものでした。

   ある周波数が対象物の波長と相互に一致したとき、そこで起きる共振がさまざまな形になっていくのです。しかし周波数を発する側と受ける側が共振せず、受け取る意志が働かなければ何も起こりません。ただ「水だけはどんなものも受け入れ、その色や形に染まることで共振する」、というのが祖母からの貴重な話でした。そして実際に、水だけがすべての波長を受け入れることで自由自在に変化していくのです。

   何かの対象物にさまざまな周波数を当てた時、たとえば土や砂などに、ある特定の周波数を当てると生き物のように動き出すのです。そこには共振体として、受け入れる意志のようなものがあるかどうかで大きく左右されます。それは私たち人間も同じであり、人間の心も共振するための準備ができていなければ、つまり共振体としての受け入れやすい素材でなければ、ある特定の波動には振動しないということなのです。

   たとえば筋肉が凝り固まっていると、振動の音を入れても共振しません。
   健康という点から考えると、凝り固まった筋肉はそうした一定の振動と共振できない状態にあります。そしてここが、肩こりなどの老廃物が多く蓄積された箇所でもあるのです。一方で筋肉が柔らかく調子のよい部分に振動を当てると、すぐに共振し始めます。

   同じようにさまざまな植物の命は水によって支えられており、それぞれがある特定の周波数を吸収するように長い歴史の中でプログラムされてきています。そしてその周波数を水に放つと、水が作り出す形が植物とほぼ同じになることからもわかります。それは1つの種子は限られた花の形を持っており、ある特定の周波数しか吸収できないように種に組み込まれているようです。

   人間の種と一緒で、植物の原種もまた地球で生まれたものだけではありません。
   ミトコンドリア・イヴの話のようにもともとはどこかの星で生まれ、隕石の中に入って他の惑星から飛来した種や、菌類から発生した可能性が高いこともわかっています。その過程でたとえば3つの惑星と関わりを持ち、その後に地球に来たという場合には、それぞれの3つの惑星の周波数に対して振動し、またそれを吸収します。ですから複雑な形であればあるほど、たくさんの星での経験を積んでいるとも考えられるのです。

   それは私たち人間が、何度も転生してその記憶を自らの内に含んでいるのと同じように、「植物もまた何世代もの間には、何度となくさまざまな星に運ばれて渡り歩いた記憶を種の内に持ち、それが独特な幾何学的な形を持つに至っているのではないか」、というのが天文学者や植物学者、分子生物学者、そして音の研究者たちの間で総合的な意見とされているものです。

   地球ではいかに科学が進み、分析に関する技術が進み、植物の葉1枚が持つすべての成分が解明されたとしても、私たち人類の誰1人として、未だに人工的な葉っぱ1枚すら作り出すことはできません。ある分野において多くのことを知ったつもりでいても、全体を知り尽くしている母なる地球から見れば、人間はほんの0.3%さえも知らないのです。

   この本には、宇宙の星々が奏でる響きだけでなく、地球上に生きる小さな菌類から人間までの万物の命の振動の共振が生み出す、美しい聖なる幾何学が織りなす生命の神秘が映し出されています。

   「『水と音』のことを学ぶと、『宇宙の法則』の一端が垣間見えてくる」というのは決して大げさなことではありません。今という時代は、さまざまな分野において私たちに必要な真理や法則が、その必然性において明らかにされ始めている時代だと思われます。

   地球には人間よりも先んじて高等生物体である植物が住み続けており、そして私たちを含めて万物の命を支え続けてきた水があります。私たちは宇宙の根本原理にある周波数と星と水との関わりを感じるとき、大いなる自然に対する感謝と尊敬を覚えずにはいません。この本がその契機となることを願っています。
                                
                                   監訳者序文 増川いづみ