
このアルバムを買う目的はリー・コニッツです。
JAZZを聞き始めたころコニッツのアルバム「ベリー・クール」と出会いなんとJAZZって楽しいものだと思ったものでした。
その後コニッツの演奏スタイルはずいぶん変わっていって、離れてしまったらそれいらい、ずっとご無沙汰してしまいました。
すばらしいメンバーとライブ演奏しているこのアルバム、これはとにかく聴かねばと思わせるもので、久しぶりの対面です。
1曲目“Lover Man”メルドーの前奏の後に入ってくるコニッツの音、これがなんと昔を思い出させる音、小難しいフレーズでなく、ストレートにあの音で吹くとああコニッツなんだと、ちょっとジーンときました。
その後のメルドーのソロは巨人を相手に実に安定した場を作っているのです。ヘイデンのソロ、こちらは今の年のヘイデンらしい、個性が凝縮しています。
2曲目メルドーが進行役みたいにうまい按配の采配を揮います。
このようなライブはとにかく年寄りのJAZZファンを集めて聞かせるのがいいです。メルドーの気遣いと年寄りの按配に、年よりは襟を正すべきと思う程きちんとしています。そしてヘイデンのソロには得意のフレーズがおりこまれるのも入魂なので自然に発しているのでしょうね。
3曲目はコニッツのバーチュオーソみたいに始まって、メルドーは気合の入ったソロワーク、もはや年齢差などなくなります。モチアンなんか、もともと年なんかないみたいですからね。
先鋭的な“Solar”の選曲もすばらしければ、このように演るのも凄い、コニッツのインプロバイザーの深さを思いしります。
4曲目の出だしはメルドーのピアノが美しい、自分のアルバムでは気負いがあるのですが、この演奏周りがすごいので素直な感じで、良い若者の演奏として始まります。
コニッツのソロ、メルドーのソロ、ヘイデンのソロ、それぞれがそれぞれの結果として表現を行っているようで、これ聴くほうが緊張します。
5曲目はヘイデンやモチアンのバンドで演奏しそうなアレンジで始まって、とてもコンテンポラリーな展開です。
6曲目リズムが4ビートとなって、でも普通のオレオじゃない、このような巨人たちがなお普通のテーマ、ソロを演奏するのでなく、次から次に発せられるフレーズに反応しあいながら曲が出来上がっていく、現代JAZZの手本をしめした演奏になりました。
Live At Birdland
Lee Konitz(As)
Brad Mehldau(P)
Charlie Haden(B)
Paul Motian(Ds)
Recorded December 2009.
1. Lover Man
2. Lullaby Of Birdland
3. Solar
4. I Fall In Love Too Easily
5. You Stepped Out Of A Dream 6. Oleo
コニッツのアルバムは実に久しぶりにかって、けっこうニコニコできました。
コールマンのアルバムはLPしか持っていません。
TBありがとうございました。
落ちついているように見えて、この緊張感、けっこうくるものがあります。自分の中では今年のけっこういい感じのアルバムになりました。
このアルバム、各ミュージシャンの素晴らしさと個性がきちんと伝わって(それもそれぞれがすべきこと)素晴らしいアルバムだとおもいます。
ジョシのファームと並べて聴いて欲しいですね。
このアルバムはBrad Mehldauファンの私としては期待の一枚であったわけですが,そもそもMotian抜きの3人でBlue Noteに吹き込んだアルバムでも,ちゃんと渡り合っていたわけで,Mehldauが更に成熟を重ねることで,演奏が深化したと考えてもいいように思いました。
それにしてもお年寄りの盛んなのには驚きを感じざるをえません。あの年でこのテンションはないですよねぇ(笑)。
ということで,こちらからもTBさせて頂きます。
わたし4月からなんとほとんど外出なし、パソコンの前に座りっぱなしです。
という事は実は・・・・ゆっくり考えることが出来るようになりました。
このアルバム、JAZZの流れのなかで、今の状況をしっかりと表したものだと高く評価しています。
こんばんは。個人的にはセッションに飛び入りしたようなmehldauも素の力が感じられて好きです。全体像はジャケのように混沌とした感じですが、ビシッと通ったものもあり、お気に入りとなりました。ではではトラバさせてください。
リー・コニッツとはでかいましたが大正解でした。これがJAZZのおもしろみですよね。
最初、びびっと、こなくて、準備中に積み上げられてたん。。
でも、わたしにも宇宙からの交信がきまして、びびっと、なりました。
私が言う事ではないのですが、勿論やります。
久しぶりに会った人が、とても元気でうれしくなる、それよりも驚いたという感じでしょうか。