JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

超テク 斬 VIRTUE / Eldar Djangirov

2009-10-29 22:56:09 | 聞いてますCDいいと思う



エルダー・ジャンギロフをデヴューした当時聴きましたがあまり強い印象は残りませんでした。
以後のアルバムも拾うことなく、新しいアルバムが出ましたが見送りのつもりでした。
blog仲間のnaryさんが、褒めているので急遽拾うこととしました。
naryさんはドラムスのLudwig Afonso拾いでしょうか、ピアノのMarrin Bejeranoのアルバムでも、とても良かったことはドラマーです。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070603

1曲目生ピアノと力強くはじめると、ありゃこんなに上手かったけと思うし、途中からエレピにかえればこれもちょっと驚きです。ドラムスがタカタカと気持ちよく叩いてくれます。
2曲目生ピアノの切れもいいし、抜群のテクニックを見せられます。
3曲目ゲストのテナーFelipe Lamogliaが昔のジョー・ファレルのように吹いて、ピアノがエレピに変わるとサウンドもチック・コリアの70年代を思わせます。
4曲目淡い感じ生ピアノは速弾きの圧倒的なテクの後では、他のピアニストでも弾ける内容に感じ、同じことは6曲目の少しダークな曲でも感じます。
ここまでのテクを示すピアニストが、スローなセンシティブな曲をひくのであれば、それはバカテク以上の集中を示さなければ、同じような評価は得られません。
そこがとても残念、単音の音にいかに注力するかは重要なピアニストの務めです。
そんなことで速弾きでのフレーズにはきれ流れがありますが、情緒を織り込む曲では、昨日のMichel Biscegliaの方がずっと上、22歳これから変わっていくところでしょうか。
5曲目、生ピアノとエレピを曲の中で使い分けて、サウンドとしても上原に近いか、そういえばベースとドラムスも感じが似ていてます。
ここまでテクがあるとその部分で押し切ってしまいますが、しっとり感が加わると本当に凄いピアニストになっていくだろうと思います。

VIRTUE / Eldar Djangirov

Eldar Djangirov(p)
Armando Gola(b)
Ludwig Afonso(ds)
guests:
Joshua Redman(ts,ss)
Felipe Lamoglia(ts,ss)
Nicholas Payton (tp)


1 Exposition
2 Insensitive
3 Blues Sketch In Clave
4 Iris
5 The Exorcist
6 Lullabye Fantazia
7 Blackjack
8 Long Passage
9 Estate
10 Daily Living
11 anilla Sky
コメント (4)
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