モデル倶楽部の機械加工日記

一年およそ355日工場で活動中。鉄道模型や仕事、バイク、クルマ、安旨グルメなどをつづってまいります。

いきなり183系0番台 その4

2020-10-31 21:10:59 | 16番 電車
クハ183前面窓枠の角度を小刻みに変更しながら「一体何度目?」 試作の繰り返しです。
左はエンドミルの選定ミスで窓枠が太い点は気にしないでください。
次の試作で右は窓枠下辺が上がりすぎでNGです。

左→右 に新しくなります。





左よりも角度を下げてみると 右が「これでいいかな」となりました。
実車画像では前面窓枠の上・下辺は平行に近く見えるので上辺角度をわずかに下げました。





一番の目的はボンネットV字カットと同一角度で垂れ目にすることです。
乗せてみると・・・・V字溝を深めたことでエッジのメリハリが効いています。





離れてズーミング、いい感じだな。





おお、いいねえ。
下辺にはワイパー穴があるため枠幅拡大が必要かな。




V字のすき間がほぼ一定です。
側面窓枠下辺を肩ギリギリにセットしたいが
プレスの帽子(屋根)とのマッチングに影響が出そうだ。




このアングルもいいねえ。おお、電気釜。
我ながら出来ばえに興奮気味です。





寸法は決定ではありませんので
横川クハ189、運転台に入れれば窓枠測定してくるかな。



たまにはキャストスポーツで中山道走りに行くかな。
高崎で かつ煮定食 食ってくるか。




EF63窓枠の製作数は30両分です。
続々とご予約を頂きましてありがとうございます。
Φ0.3エンドミルがメイン加工で作図~試作を含め加工時間を要すため
¥お高くなることをご容赦ください。
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EF80-37 の前面窓検討

2020-10-30 22:39:56 | 16番 機関車
文末に追加しました。




あるマニアさんから EF80-37 号機 前面窓のご相談があり
天賞堂さんのプラ窓が届きました。(右は封筒の中で破損)






私は異端機には無関心のため 「たぶん無理だろうな」 が当初の気持ちでしたが
「部品製作よりもプラ窓加工なら行けそう」 と光が差し込みました。
まずはプラ窓を測定して作図します。
お客様の指定位置に変則Hゴム ] [ を加えるとこんな感じです。
プラ窓に二箇所スリットを彫り、別パーツのHゴム ] [をはめ込み接着する方法です。
削りやすいアクリルは回り込みRの整形も楽でしょう。
Hゴム間の柱はt0.4真鍮板で削り出しお面窓穴にハンダ付けします。

塗装後は別付けの柱と干渉してはまらない可能性がありますが
その際はプラ窓を二分割すればおさまるでしょう。
いや、プラ窓後部からだとはまるかもしれない。





〇〇さま、これがお電話の内容です。
のちほどお見積もりを返信しますのでメールをお願いします。




お客様に変わりダネを好きな方が結構いらっしゃいます。(よくわからん)





ツィッター てつをた さんで小社103系ドア窓研磨がアップされています。
ドア、戸袋窓のHゴム隅は妻楊枝でも研磨可能です。
綿棒・紙軸では届きにくい箇所をお試しください。
適当なサイズの紙に両面テープを貼り、手脂で粘着力を低下させ
プラ窓を固定するとさらに楽になります。

客ドア~下向きアングル取り付けが楽しみです。

コメント (2)
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EF63に寄り道しすぎ  その4

2020-10-30 16:45:38 | 16番 機関車
ロクサン窓枠、最後の第三ロット加工中です。





お面装着角度で曲げた前面窓角度もいい感じです。










貫通ドアも作ろうかな。




いつもとは別の国道沿いの古久家で らーめん ギョーザ とても美味し。
ギョーザ配膳前にスープをすすり幸せな気分だ←安上がりだな。


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EF63に寄り道しすぎ その3

2020-10-28 13:10:38 | 16番 機関車
前面窓枠長の大ポカに気付き0.3ミリ延長して再試作しました。
今度はどうかな?
窓穴いっぱいに届いています。いいね。
窓枠サイドの凸は手離しで大きめな点は気にしないでください。





横川で見たまんまの目つきです。




精悍な山男だね。




ミレニアムから20年、思い描いていたロクサンの目途が立ち
スーパーディテール(←無理です)よりもつぼを押さえたそこそこ表現(疲れない程度)モデルを目指します。





面取り部もいいね。





窓枠天地実車520ミリ→6.5ミリ、枠幅0.4ミリ、角の2本は0.65幅 にしました。





深いV字溝により工具なしの手曲げで簡単に稜線が発生し自分でもびっくり。
このあと量産しますがあくまでも少数です。
すでに気の早いマニアさんからご予約を頂いてみなさん2両分です。(さきほどお一人4両分も受注)
今回快削t0.5の目と平行に加工したせいか窓枠はしっかり感十分のうえ
位置決めも簡単でハンダ付けが意外と楽に進むでしょう。
もちろんはめ込みガラスも製作予定です。
¥は一葉+英世何枚 以上 諭吉 未満です。





つい最近まで183系ロクサンはスケジュール外だったがこんな展開になるとは・・・・。
思いつきや浮気っぽさも悪くないね。


エンドウさんのキット専用につき他社キットとの適合は
全く不明でお答えできませんので悪しからず。




早速試作の板材で量産開始、第一ロット。

コメント (2)
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EF63に寄り道しすぎ その2

2020-10-27 16:13:32 | 16番 機関車
文末に追加しました。




本日でブログ開設から4年が経ちました。
模型マニアさんに支えられ継続できたことを感謝申し上げます。

スタート時点から私物で塗装~完成したモデルはなく
ひたすら外堀を埋めるパーツ製作と車体加工に傾注し、今後しばらくは続く予定ですが
そろそろハンダ組み立ても視野に入れてまいります。

無料ブログ(営業活動です)なのでマニアさんの製品採用が何よりの¥支援となりパワーの源となります。
本ブログを今後ともよろしくお願い申し上げます。




再編集で4周年にふさわしいトップページとしました。

まずはロクサンお面をご覧ください。




快削t0.5窓枠はしっかり感が指先に伝わり
華奢な割りに扱いやすくこだわった甲斐がありました。





横川で見るたびにこの目力表現の工法を考えていましたが
まさにひょうたん(183系)からこま(ロクサン)です。
そもそもブラス183系は全くリスト外でしたから。






窓枠段差0.3ミリが窓穴にしっかりはまっています。





コーナーRを面取りで潰しているため窓穴天地が狭まり
赤い部分(上・下辺)を拡大しました。





ヤスリ拡大で面取り部もはまりました。










小社製品化第一号のエアフィルターもよろしくお願いします。
彫刻機加工が手間なので在庫限りとしたいです。11,000円本体






 ↓ 最初のアップ分です。
 ↓

EF63窓枠寸法をわずかに変更して
今度は快削板t0.4→0.5で抜いてみました。
はめ込み段差を深くするためです。(凹0.2→0.3)





t0.5、枠幅0.65 でもエッジが立ちました。いいね。
フクシマさんの旧仕様パンタ同様に強度を確保したい小社のこだわりです。
窓穴へはまずまずのはまり具合で、貫通ドアと窓枠縦辺の距離、目頭を離すかどうか検討します。





ひとまずEF63ネタは一旦終了します。



再試作を追加でアップします。

4周年の今日は窓枠角度を変更、再試作して中途半端なフィットにケリをつけます。
側面窓の柱角度を 6.58° → 8° に傾け
正面窓を貫通ドアから0.1ミリ離した(短縮)ものがこちらです。
コーナー面取り部が上下ともフィットが向上しました。





手離しで上部面取りもほぼ密着しました。





反対側も同様です。




正面窓を貫通ドアからさらに0.1ミリ離そうかな。(0.1短縮)




















最後に板厚ギリギリ深さのV字溝と段加工凹0.3です。





ロクサン窓枠、正面窓長を0.1ミリ短縮してほぼこれで決定です。




重大なミスに気付きました。
貫通ドアとプラ窓を当ててみると
後者は窓穴ギリギリまで伸びています。
窓枠は短縮どころか 延長 が必要です。
量産前に発見して安堵しました。

それはそうと貫通ドア窓のHゴム表現はどちらにつけるか迷います。







コメント (4)
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