モデル倶楽部の機械加工日記

一年およそ355日工場で活動中。鉄道模型や仕事、バイク、クルマ、安旨グルメなどをつづってまいります。

EF63に寄り道しすぎ その14

2021-04-30 19:39:22 | 16番 機関車
文末に追加しました。





下向きアングルt0.6を作り直し中です。
折り曲げ溝の 山折り→谷折り 変更によりネジ穴位置がずれ、
折り曲げ後寸法をキットアングルと同様5→5.5ミリにするためで、
エンドウさんのウエイト幅22.2ミリはクリヤーします。







後腐れなく廃棄しました。スッキリ!






面白いモノができました。
一次型乗務員ドアの線材曲げ手掛けを変更します。
t0.4快削真鍮を手掛け形状に抜き
乗務員ドアのスリット凹0.2に落とし込むことで
試作ドアの継ぎ目消しの手間を省きます。






極細真鍮線を曲げる手法は検討すらしません。
一次型乗務員ドアは三次型よりも¥お高くなる分
マニアさんに苦行を強いることはしませんので
くれぐれもピンセットで飛ばさないよう、
白い紙の上で作業するなど工夫してください。(飛んでも見つけやすい)







手掛けの第一ロットを抜きました。いいね。






このあと乗務員ドアに進みます。

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EF63に寄り道しすぎ その13

2021-04-29 20:51:54 | 16番 機関車
横川でロクサンをじっくり観察することで雨水よけにもこだわり、t0.5快削真鍮で製作しました。
ドア左右、手すり穴部の肉盛りをしましたのでお好みの線径で穴あけします。






乗務員ドアのスリットに差込み、簡単、確実な取り付けです。






実車はテーパー上に薄い段がありますがさすがに省略します。
左の手掛け中央はさらに細く、凹みを深くします。(あくまで試作)






ボディに当てると雨水よけの天面が側板より凸0.1~15ほどです。





三辺にテーパー加工。





一次型は雨水よけの下に半丸断面のくつずりがあります。(省略)







押入れでキット熟成中のマニアさん、
パーツ全点、5月発売で進めています。



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EF63に寄り道しすぎ その12

2021-04-28 10:32:20 | 16番 機関車
t0.6下向きアングルを試作しました。
裾下2ミリなので外寸はt0.6×2.6×5です。






枕ばね逃がしのすき間が気になり形状変更します。
さらに折り曲げ溝を 山折り → 谷折り 
アングル両端の切り欠き など変更します。
作図では把握できずやはり試作品が必要です。
t1の裾厚は台枠的で、横川で床下を覗き込むと
ここがペラペラの機関車は受け入れ無理です。






折り曲げ溝をボールエンドミルに変更して量産中です。(高が知れてる)
折り曲げ後、彫刻機で逃がし加工もあります。






加工完了、広い面積の薄板を曲げずにはがします。






寸止め抜きがうまく出来て簡単に取り出せました。






床板穴の小径化埋め板t1も完成しました。






小社のエアフィルター(片面2ピース)と下向きアングルご採用で
峠の力持ちにふさわしい戦車のようなボディ剛性を
わしづかみで実感できるでしょう。

 
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EF63に寄り道しすぎ その11

2021-04-26 12:27:10 | 16番 機関車
下向きアングル化に対応して床板幅を詰めました。
プレスボディの肩幅は所定35に対し34.85~34.9 とややマイナスなので
裾片側t1ずつ差し引いて床板加工前約34.1弱→加工後32.8 にします。
穴あけのバリ、かえりを両面とも荒いペーパーがけで平面を確保して両面テープで固定し
センターピン位置に3.2ドリル尻を差し込んで左右均等に短縮します。






NCを手動加工します。






32.8幅完了。
床板幅詰めのご依頼も想定していますが
各自1~2枚となると¥はそれなりにかかります。






t1床板にキットのアングルを当ててビス類の逃がし穴を一応チェックします。
t0.6下向きアングルにはこれらの逃がしを省略しますが
2ミリ長のビスどめにより床板から飛び出さず固定できるからです。
エプロン台座、中間台車ストッパーの逃がしは必要です。






エンドウさんの台車セットでプラ製枕ばねもビスが飛び出さないものの側面の逃がしは必要です。






プラ枕ばねの側板がかぶさる部分の幅を測定すると






34.28ミリ、前後ともほぼ同寸法でした。
車体幅実測34.85-0.4-0.4=34.05 に対して枕ばねが34.28 で幅広なので
プラ枕ばねの穴を少し広げて34.28→34ミリに修正します。(私は)





キットアングルではバッテリーと乗務員ドアで大きな欠き取りがありますが
下向きアングルでは欠き取り不要でボディ剛性がアップします。






中間台車ストッパーは横川で測定したままt0.4で作りました。
裾下の突起と中間台車との干渉は考慮しませんので各自対応願います。
組み立てていないのでわからず見た目優先です。
折り曲げ溝を谷折りします。






昨日Φ0.2エンドミルを折り、スペアがないため
乗務員ドア製作が中断しています。
数が見込めない部品づくりは手間だらけで¥お高くなることをご了承願います。(弁解ばかりですみません)





t0.6アングルのねじ山確保でM2→M1.4に変更するt1埋め板は軽く圧入でおさまります。
こんなパーツでも1両分で8個必要になります。




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EF63に寄り道しすぎ その10

2021-04-23 19:26:31 | 16番 機関車
文末に追加しました。





昨年でストップしたままのEF63に戻りました。
前面窓枠+ガラス と 貫通ドア で顔の目途がたち
つい安心して放置していました。
横川でじっくりチェックすると乗務員ドアははめ込みがマストで
さっそくキットボディを測定→作図します。







キットのドアは板厚分凹ませて雨水よけを斜めに折り合理的です。
小社では乗務員ドアの外周を凹0.15~0.2段付きにしてはめ込み
三角断面の雨水よけを別付けします。
今までのロクヨン乗務員ドアよりだいぶ¥お高くなります。






緑はキットの乗務員ドアで
横着せずに測定→作図します。






乗務員ドアの他に t0.6下向きアングルも予定しています。
横川でロクサンを見るたびに 「この顔何とか再現できないか・・・」と妄想し
その後この顔にたどり着きました。
窓枠+はめ込みガラス を器用でうるさいマニアさんに
¥と引き換えにご満足頂ければと存じます。
なぜかロクサンだけはプラ窓信者の例外となり、メタル感を優先しました。
両面加工でドアハンドル凹を深め、
裏に立てた三角リブにより前面傾斜を部材でふさぐ
貫通ドアも¥お高くなります。






ロクサンといえば小社製品化第一号のエアフィルターで
t0.8切削で発売当初はよく売れました。
こちらは残りわずかとなります。






エンドウさんのロクサンキット、半数以上熟成、手付かずかもしれません。





試作しました。
下辺スリットに台形断面の雨水除けを差し込む構造で、他の電機にも装備できます。
取っ手の凹みはもう少し深くします。






1次型の線材を曲げた取っ手はざぐりにツライチはめ込み、
キサゲ刷毛でエッジを丸める表現としました。
ピンセットでつまみ損ねると飛んでしまうので注意が必要です。





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