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『ロッキー』(映画メモ)

『ロッキー』(1976年、ジョン・G・アヴィルドセン監督)

『クリード:チャンプを継ぐ男』を観た後、『ロッキー』が観たくなったのでレンタルでDVDを借りてきた。

久しぶりに観たが、やはり名作である。

最後の場面「エイドリアーン」が心にしみる。この作品はボクシング映画ではなく、恋愛映画であることがわかった(エイドリアン役のタリア・シャインが上手すぎる)。

なお、このDVDには、スタローンのインタビュー(2000年時)が付いているのだが、その内容が素晴らしかった(スタローンのイメージが激変)。

売れなかった頃のスタローンが、あるオーディションに落ちた後、「実は脚本があるんですが」とスタッフに伝えたところ「じゃ、持ってきて」と言われたらしい。

スタローンいわく、「この一言がなかったら、僕はいまここにいない」。

一瞬のチャンスを逃さないことが大事である。
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自分の体で神の栄光を現しなさい

自分の体で神の栄光を現しなさい
(コリントの信徒への手紙Ⅰ 6章20節)
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『なんだか眠いのです』(読書メモ)

西尾勝彦『なんだか眠いのです』七月堂

西尾勝彦さんの詩およびエッセイ集。

奈良での、ゆったりとした暮らしが伝わってきた。

むよく・無欲」という詩がよかった。一部紹介したい(後半)。

さて
無欲は
何も求めない
というよりも
余分なことは求めない
というかんじです

淡々と
つまり
たいへんさっぱりとした心境です
とくにほしいものがないのです

生きている
そのことだけで満ちたりているのです

(p. 137-138)

「無欲=感謝=マインドフルネス」ということだろう。昔のことや、先のことは考えず、「今このときを味わいながら生きる」ことの大切さが伝わってきた。



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わたしはこの口に手を置きます

わたしはこの口に手を置きます
(ヨブ記40章4節)

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『ミルピエ』(映画メモ)

『ミルピエ』(2015年、ティエリー・デメジエール、アルバン・トゥルレー監督)

パリ・オペラ座の芸術監督に最年少で就任し、1年半で辞任した天才振付師ミルピエ。本作は、最初の作品がスタートし公開されるまでのプロセスを記録したドキュメンタリー映画である。

彼の特徴は、劇団員と対話し、自分も踊りながら稽古するところ。また、伝統的バレエを重んじるオペラ座に、コンテンポラリーダンスの要素を取り入れようとするミルピエはかなり革命的である。

彼の言葉の中で印象に残ったのは、一人一人の個性を大事にする指導。

「ダンサーの可能性を引き出したい」
「一人一人にアプローチがあり、自分のスタイルがある」
「自分の個性を出せ。それが何より大事だ」


持って生まれた強みを活かす、という信念が伝わってきた。

さらに、

「エゴイストになれ」
「自分自身のために踊れ」
「喜びのないダンスは空しい」


と徹底的に楽しむことを重視している。

なによりもミルピエ自身が楽しそうに稽古をつけていた。

自分の「強み」を活かしながら「楽しむ」ことで、クオリティの高い仕事ができる、と感じた。
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『人間の土地』(読書メモ)

サン=テグジュペリ(堀口大學訳)『人間の土地』新潮文庫

職業飛行家に関する8つのエピソードからなる小説なのだが、のような、また哲学書のような本である。

この当時の飛行機は技術が進んでいないため、墜落することが多かったらしい。つまり、パイロットは命がけなのだ。

それなのに、なぜ飛ぶのか?

遭難した友人ギヨメに対して、著者は次のように言う。

「彼の偉大さは、自分に責任を感ずるところにある、自分に対する、郵便物に対する、待っている僚友たちに対する責任、彼はその手中に彼らの歓喜も、彼らの悲嘆も握っていた」「人間であるということは、とりもなおさず責任を持つことだ」(p. 63)

なお、サン=テグジュペリは飛行中に砂漠に墜落して、3日間さまよった末に奇跡的に助かるのだが、それを支えたのが「自分たちを待つ人たち」の存在である。

「待っていてくれる、あの数々の目が見えるたび、ぼくは火傷のような痛さを感じる。すぐさま起き上がってまっしぐらに前方へ走りだしたい衝動に駆られる。彼方(むこう)で人々が助けてくれと叫んでいるのだ、人々が難破しなけているのだ!」(p.183)「我慢しろ・・・ぼくらが駆けつけてやる!・・・ぼくらのほうから駆けつけてやる!ぼくらこそは救援隊だ!」(p. 184)

この発想の転換はすごい。

次の一文も響いた。

「たとえ、どんなにそれが小さかろうと、ぼくらが、自分たちの役割を認識したとき、はじめてぼくらは、幸福になりうる、そのときはじめて、ぼくらは平和に生き、平和に死ぬことができる、なぜかというに、生命に意味を与えるものは、また死にも意味を与えるはずだから」(p.252)

「死にも意味がある」という言葉が深い。

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あなたは他人には教えながら、自分には教えないのですか

あなたは他人には教えながら、自分には教えないのですか
(ローマの信徒への手紙2章21節)

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『シカゴ育ち』(読書メモ)

スチュアート・ダイベック(柴田元幸訳)『シカゴ育ち』白水ブックス

筆者の故郷であるシカゴを舞台にした短編集。

特に良かったのは、パンチョ、マニー、エディという若者たちが主人公の「熱い氷(Hot Ice)」

短編なのだが、「聖人たち」「失われた記憶」「哀しみ」「郷愁」「伝説」という見出しで構成されている。

ちなみに、この小説に出てくるシカゴは、さまざまな国からの移民が住んでいて、かなり治安が悪い。

生活の中に信仰深さとドラッグや犯罪がミックスされて、そこに人間味を感じるのだ。

渋く、切ない作品だった。




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経営会議のオープン化と助言収集

企業向けにソフトウェアを開発しているサイボウズでは、経営会議(オンライン)に全社員が参加できることに加え、議事録や録画映像も公開されている。

なぜか?

「情報をオープンにしたほうが、一人ひとりの納得度が上がって成果につながる」と考えているからである。

社長の青野慶久氏は「全員が同じ情報を持っていることが、皆が平等に意見を表明したり、議論に参加するために重要なんです」と語っている。

さらに面白いのは、「助言収集アプリ」を通して、社員が議題に対する意見やアイデアを出せること。

具体的には、「賛成」「反対」「積極的に議論に参加したい」など自分の立場を選択したうえで、意見を書き込む仕組みである。

こうした試みの裏には「社員のわがままは仕事や職場をよりよくする変化の種である」「提案や意見を表明することが不利にならないようにする体制づくりを心掛けている」という青野社長の考えがある。

何でも言える風土はイノベーションの土台となるといわれているが、助言収集アプリは才能のある社員の発掘にもつながると思った。

出所:https://hybridwork.cybozu.co.jp/articles/management-meeting/
Works Report 2023, p. 34-35.
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地上での日々は影にすぎない

地上での日々は影にすぎない
(ヨブ記8章9節)

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