2016年10月7日(金)
東京芸術劇場シアターイースト 19時開演 F列上手
あの大鴉、さえも
作:竹内銃一郎
上演台本:ノゾエ征爾
演出:小野寺修二
出演:小林聡美 片桐はいり 藤田桃子
竹内銃一郎の80年の傑作「あの大鴉(おおがらす)、さえも」を
カンパニーデラシネラの小野寺修二演出で上演いたします。
男が三人ガラスを運んでいるのだが、どこに運ぶのか定かでない、
そして届け先には入り口が見当たらない、
という「ゴドーを待ちながら」を思わせるシュールで不条理な
内容ながら、大の大人が汗だくになってガラスを運ぶ『体(てい)』
(=エアー)で芝居をする演劇的な愉快さが初演時大きな評判を呼び、
岸田戯曲賞を受賞した竹内の代表作です。設定がシンプルなだけに、
三人の俳優の組み合わせ、どのような肉体表現で見せるかに成否が
かかるこの作品を、フィジカルシアターといえばこの人をおいて
他にはいない小野寺修二が手掛けます。
そして男性三人芝居として書かれたこの作品を演じるのは、
なんと超個性派・実力派の三人の女性、小林聡美、片桐はいり、藤田桃子です。
アングラなんて過去のもの…
なんだよね…淋しいけど…。
当世風にどう料理されるのか…
ビビッとくるかどうか
予測不可能なんだけど…。
幕が開いて…
全く別物になる。
そう思ってはいたけれど…。
“演劇ブーム”吹き荒れる80年代。
そこにあった
『秘法零番館』が上演したものが
私には忘れられない。
場所の設定や文字を
プロジェクターで映し出す。
そんな新しい技法に、
気持ちがついて行かず…。
男性用の台詞を女性が言う。
っていうのにも…。
身体を動かしながら
っていうのも面白いはずなのに…。
MYツボには刺さらず…残念。
あの大鴉、さえも
2016年9月30日(金)~10月20日(木)
東京芸術劇場 シアターイースト
あの大鴉、さえも チケット確保! (2016.7.23記)
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