東京タワーに来た理由は…実はこれなのさ。
ジャガジャン!
東京タワー開業55周年記念
世界記憶遺産の炭坑絵師 山本作兵衛展
期間:2013年3月16日(土)~5月6日(月・振休) ※会期中無休
会場:東京タワー1階 特設会場(フットタウン)
主催:読売新聞社・東京タワー
共催:田川市
後援:資源エネルギー庁・日本ユネスコ国内委員会・福岡県立大学
協力:作兵衛(作たん)事務所
炭坑絵師、山本作兵衛の秘蔵原画59点を東京で一挙初公開!
2011年に”世界記憶遺産”に登録された時、初めて知った。
テレビで見てっ感動ぉぉお。本物をこの目で!
でもなかなかお江戸までは来てくれず…。
なんてったって絵があるのは福岡県の田川市石炭・歴史博物だからさぁ。
だからこの機会を逃しちゃなんねえ。
なぁんて思いながら…あっちゅう間に4月も中旬っ。急げや急げぇ。
東京タワーの入口には長蛇の列っ。
でもこれ、展望台への入場券を買う人達なんだなぁ。
インターネットのホームページ割引で200円引き!なんと1000円で入場。
アララ…お客さんはそんなに…しかも年齢層が高いなぁ。
でもゆっくりじっくり観れるってことだし、のんびり行こうっと♪
明治末期から戦後にいたる炭鉱の様子を墨や水彩で描いた。
余白に説明を書き加える手法。
ついつい文章をかじりついて読んじゃう。
しかも、左下になんか歌が書いてあるの。炭鉱歌なんだって。
炭坑夫の仕事ってなんとなぁく判ってるつもりだったのに…。
脳みそバァアアン!!!なんと…過酷な…。
しかも夫婦者も多いんだね。女性も上半身裸で男性と一緒にっっ。
こんなに細かく描けるのは、作者自身の仕事だったからだよぉ。
よそから来た画家じゃぁ絶対に無理だぁ。
またこの作兵衛さんが、絵は素人だっていうけど魅力ありありなんだよね。
上っ面じゃなくって魂がこもってるからかなぁ。グイグイ引き込まれるぅ。
自分の絵にはひとつだけうそがある。
坑内は真っ暗でこんなにはっきり見えやしません。
ウゲゲ!!あの額のとこに付けるライト。あれもしてないよね。
ってことは…ますます重労働ぉぉおおお。脳みそバァンバァアアン!!!
日本の足腰を築く一時代を支えた石炭。
「黒いダイヤ」と呼ばれ、日本のエネルギー産業を支えていた時代。
それに関わった人達の事をもっと知っておかんとアカンなぁ。
産地だって何処にあったのか、ボヤぁっとしか知らない…。
歴史の表舞台に立つことなく消えていったはずの、一般人の絵。
そこにスポットライトをあててくれたのが、日本には初お目見えの
世界記憶遺産
ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が主催する三大遺産事業の一つです。
ユネスコの世界記憶遺産国際諮問委員会(IAC)での審査を経て2年に1度登録が行われます。
代表的なものでは、フランス人権宣言、アンネの日記、ベートーベン第9交響曲の草稿などが登録されています。
刺青をしている人が幅をきかせてたんだって。
でね、とある絵に出てくる刺青がね。
デッカイ蝦蟇と、その後ろで呪文を唱えるボワっと膨らんだ髪の男…。
これって!もしや!『天竺徳兵衛』だぁああ!!
そういえば『自来也』もこんな感じだったんじゃぁ…。
こんな所で、歌舞伎モードのスイッチがONされるとは!!ウキャキャァ。
4世鶴屋南北が作った歌舞伎なんだけど、作読本・浄瑠璃・でも大当たり。
当時は庶民の誰もが知ってたんだろうなぁ。
他にも飴屋さんが来て子供達が喜んだ絵とか、共同浴場とか、
とにかくド~ンと生活に密着してるの。
こんなスゴイものに認定された絵を描いた人なのに、
50年以上暮らして来たこの世界を色んな人に知らせよう。って思ったわけじゃなくって、
引退してから「孫たちにヤマ(炭坑)の生活やヤマの作業や人情を書き残しておこう」
って思っただけなんだって。
なもんでつい”作兵衛さん”って、気さくに呼んでしいたくなる。笑顔がイイし。男前やし♪
作兵衛さん、素晴らしい作品を残してくれて有難う!
◆山本作兵衛展 ギャラリートーク開催◆
田川市商工観光課の森本弘行さんによるギャラリートークを開催します。
山本作兵衛展会場内で、絵画の解説をしておりますのでお気軽にお声がけ下さい。
●日時 4/20(土)、4/21(日) 10:00~18:00
※休憩等により、会場内にいない場合がありますのでご了承下さい。
ウピョピョォオ!!なんてステキな催しなんだぁ。
今日行けばヨカッタぁあ。チクショ~。
お時間のある方は足を運んでみませんか
ええ!第二会場って!何、何、何があるのぉお。
1958年(昭和33年)の時代背景を伝える資料も合わせて展示。
大国へと飛躍する転換点にあった、当時の日本を振り返ります。
昭和の香りがプ~ン♪
ここはとある町なんだね。うっわぁあ。レトロぉぉお。
映画のポスターがあっちにもこっちにも貼ってあるぅうう。
ふり袖小姓捕物帖 血文字肌
沢村訥升!!若き日の宗十郎だよぉお♪キャア♪
再び歌舞伎モードのスイッチONっ。
→ つづく
山本作兵衛展
価値を世界が認めた、炭坑の日常記録
炭鉱の記録画
東京タワー
音菊天竺徳兵衛(動画あり)
夢の東京タワー (2013.4.19記)
東京タワーのゆるキャラ ノッポンに会う (2013.4.22記)
実物を見たいと、おととしの九州旅行のとき
立ち寄ろうと思ったけど、
そのとき、たまたまどこかの地方美術館に
貸出していて見られませんでした。
スカイツリー見物に湧くいま、
東京タワー見物。
これぞ粋なおとなの振る舞い!
自分の車とか高速バスなどを使うと若干すんなり行ける所を敢えてJRと路線バスを乗り継いで行くという無謀なことを試みた為、片道2時間以上かかったように記憶しています。
何せ旧産炭地で取り残されている為、ローカル線の本数が少なくて…
でもって、苦労して行った割には世界産業遺産に指定されたことにより原画保護の為、実はレプリカが展示されていたというやや残念な遠征だったのですけどね。(ユネスコの規定により年に何回かは原画展示が許されるそうですが。)
それでも、あの絵が語りかけてくる時代背景とか人々の営みとかには心動かされるものがありました。全部は読みきれないけれど横に添えてある言葉がまたいいですよね。
そんなこんなで筑豊の今を感じてきましたよ。
何か都市と地方の格差に愕然としてしまいましたけどねぇ…
福岡の都市部に住んでいる側ですが、もう少し平等にならないものだろうか…ということも考えさせられたプチ旅でした…。
それじゃぁ全国を密かに回ってるのかも。
それにしても惜しい!
いつか関西地方にも来るかもですね。その時は是非!
一見の価値ありです。
粋な大人でしょ、私(笑)
あ!スカイツリーに登る前に東京タワーに行きたかった。っていう一文を
載せるの忘れてましたぁあ。
完全に時代に乗り遅れてるだけなんですけどね。
東京タワーからスカイツリーが見えるらしく、最近はバスツアーもそれを狙って
組み込んでいるらしいですよ。
おお~!本場で!!
しかも、敢えて苦難の道を選ぶ!シチュエイションはバッチリじゃないですか。
しかし…2時間以上ですかぁ。大変でしたね…。
そうして…あちゃぁレプリカだったんですか!!!
そうですか。ほんまもんにはチラっとしかお目にかかれないのですね。
さすがに世界遺産ともなると厳しいのですねぇ。
東京タワーの方は、指定された後に見つかったものだそうで、
バッチリ見れました。
そうなんです。全部は読みきれなくって(笑)逆に言うと随分と細かいところまで、
描いている絵だということですよね。アっパレ!
筑豊ですか…。私は実際に足を伸ばす事は無いとは思いますが…(汗)
都会から離れた町…考えさせられます…。